京大俳句会 KYODAI HAIKUKAI 「自由船」

京都大学を拠点に活動していた京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

京大俳句会

第146回京大俳句会案内(メール投句形式)

2021-03-29 18:14:02 | 日記

photo by kajiwara

京大俳句会からのお知らせ

令和3年4月24日(土)予定の第146回京大俳句会も
コロナウイルス感染予防の見地から
本ブログ上で行うこととし、下記の通り案内いたします。

投句のうち1句を「兼題」によるものとします。
参加者は下記要領にしたがって、ふるって作品投稿をお願いいたします

            記

投句数  2 句。うち1句は兼題(課題詠)とします。

投句先  メール t0103t@gmail.com  

Faxの方は   072-848-7518

締切り  4/22(木)午後8時
締切厳守でお願いします



参加費 無料

*俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません

*今月の兼題 「藤」
例句
草臥て宿かる比や藤の花       芭蕉

庭荒れて白藤棚にあふれたり     松本たかし

藤棚の風は紫にて候         山下しげ人

又少し明るくなりぬ藤の雨      倉田青難

藤垂れて今宵の船も波なけん     高浜虚子

*ルビ(ふりかな )、旧字体表記などに留意してください

*なまえ(俳号)は必ず記入してください

*発表は本ブログ上にて「句の上五」の最初の語のアイウエオ順とします

*選句はありません。コメント等希望者はブログ末尾にある「コメント」欄にて行うことができます


第147回句会は5月22(土)。締切は5/20(木)20時です。
兼題は後日お知らせします。



第145回京大俳句会作品集

2021-03-29 18:10:56 | 日記

photo by kajiwara

第145回京大俳句会もコロナウイルス感染予防の見地から
投句形式とさせて頂きました、互選は実施しておりません
(上5文字の昇順で並べております)


1  入口はミモザの横のレストラン        まめ

2  海いろのシャツ少年どこか呼吸器系      武史

3  江の電の 始発はすでに 春の中       おるふぇ

4  朧來し人をおぼろへ送る旅           幸夫

5  折々に勇気をくれし桜かな          正臣

6  風の朝苔に捺染の落椿            幸男

7  軽装を花衣とすバスツアー          まめ

8  兼六園金沢城の花見旅            正臣

9  ZigZagに蜜蜂は飛ぶ春疾風         楽蜂

10  若冲の巨象探しに春の旅          楽蜂

11  人生はまさに旅ねと花あかり        嵐麿

12  旅に出て出合う地酒のはんなりと       明美

13  旅夜空ふと口ずさむ廉太郎          恒雄

14  点滴の床で 焦がれる 桜 旅         おるふぇ

15  灯台躑躅の錆朱の葉にも春兆す        吟

16  夏だ雪加ちちゅ雪佳の蝶と旅るんるん     武史

17  難民は旅券もたない鳥曇に           吟

18  バーチャルの旅は憂しともをかしとも      幸男

19  花散れど永遠の仏の山路かな          つよし

20  春しぐれ信楽狸おや子連れ           幸夫

21  春の雲鯉の欠伸に呑まれけり          つよし

22  窓辺から忍び込んだり花あかり          明美

23  列を成し大根の苗行儀よく           恒雄

24  我が干支に虎日本一ウッシッシ         嵐麿