京大俳句会 KYODAI HAIKUKAI 「自由船」

京都大学を拠点に活動していた京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

京大俳句会

第102回「京大俳句会」案内

2017-07-27 14:13:59 | 日記

(Photo by 託志)

■第102回「京大俳句会」案内
日時 2017年8月26(土) 午後1時~4時半
場所 左京区田中玄京町149 養正保育所内
左京西部いきいき市民活動センター2階和室
電話075-791-1836
集合 京阪・叡電出町柳駅1階正面改札口に12時50分
参加費 500円
* 俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません
* 出席者は3句を用意してください。投句は当日です。2句になる場合もあります
* 欠席投句1句を受け付けます
* ルビ(ふりかな )に留意してください。原則ひらかなです
* 参加者および欠席投句は二日前(8/24)の午後8時までに連絡を願います(厳守のこと)
* 連絡先 京大俳句会
  宮本武史(Eメール)   mytanbi@leto.eonet.ne.jp
中島夜汽車(携帯)    090-2040-4123

第101回「京大俳句会」作品

2017-07-27 14:11:42 | 日記

(Photo by 丁稚一号)

第101回「 京大俳句会」作品
と き 2017 .7 . 22(土)
ところ 左京西いきいき市民活動センター
    
5得点句
鳴きかわす一羽はどうも人じゃろう  虻曳

4得点句
風鈴が鳴くを憚る炎暑かな      博
 
3得点句
嵐山を揺らし零るる蝉時雨      つよし
花壺に花滝壺に滝を活け       久々

2得点句
初蟬に今朝告げられし我が余命    楽蜂
天空へ青条揚羽見失ふ        久々
病室の窓一天の夏の月        洋子
旅の果てここは何処やら昼寝覚    信一
橋暮れて兎と鬼の白笑(うすわらひ)  夜汽車
あぢさゐや哀しき嘘もおほらかに   水澄子
あぢさゐや「勸玄白狐、御前に」   夜汽車

1得点句
夕顔之墓建立願鳥一族        武史
凌霄花じさまの代より海見てる    おるふぇ
鉾を組む男らは皆寡黙なり      楽蜂
水中花泉をゆらす青嵐        守康
病葉にルーペ取り出す彼僧衣(かれそうい) 幸夫
休戦よ森はミクロの虹に満つ     おるふぇ
炎天の砂から生えた女の脚      託志
 
無得点句
鉾巡行車輪の歴史に思い馳せ     正臣
午後五時と決め夕立の今日も来る   つよし
マハラジャの扉絵千夜一夜かな    まめ
白南風や昼寝の夢のみだれ髪     マーティン
骨朽ちて煙の色の国土かな      虻曳
融和点山が成るばしょ田んぼかな   駿亮
オーケンもパンタも知久(ちく)も水瓶座 まめ
焼山寺辿りつけない滝の汗      秀機
祇園会やあと幾年の命ある       泰夫
萎れしは心なりしか夏わかば      信一
むらさきがいいあぶない男に会いにゆく 武史
天空にモネの睡蓮どこまでも      守康
七変化空の青さを疑はず        水澄子
ヘッドフォン脚がビートを刻んでた   駿亮



第101回「京大俳句会」案内

2017-07-02 11:36:00 | 日記

(Photo by 丁稚一号)

■お知らせ
去る6月24日午後12場半より、京大時計台記念館にて、京大俳句会第100回記念「句会」を皆さまのご協力のもと開催し、無事終了することが出来ました。出席者・欠席投句の皆さん・関係者にあつく御礼申し上げます。
なお、この句会にて、「京大俳句会100回句会の歩み」(「本文・カラー資料編計13頁・A4判」)なる小冊子を作成しました。当日出席者には配布しましたが、欠席投句者・関係者には配布(郵送・もしくはPDF送信にて)を予定しています。

■第101回「京大俳句会」案内

日時 2017年7月22(土) 午後1時~4時半
場所 左京区田中玄京町149 養正保育所内
左京西部いきいき市民活動センター2階和室
電話075-791-1836
集合 京阪・叡電出町柳駅1階正面改札口に12時50分
参加費 500円
* 俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません
* 投句は当日です。三句を用意してください
* 欠席投句(自由詠)は二日前(7/20)の午後8時までです。一句を投句してください
* ルビ(ふりかな )に留意してください。原則ひらかなです
* 参加者・欠席投句ともに二日前(7/20)の午後8時までに連絡を願います(厳守のこと)
* 連絡先 京大俳句会
  宮本武史(Eメール)   mytanbi@leto.eonet.ne.jp
中島夜汽車(携帯)    090-2040-4123
※お願い 
引き続き上記第101回句会を開催するに当たり、出席投句締切は従来通り2日前としていますが、手続き上、あらためて早めに出欠の返事をいただければ幸いです。

第100回 京大俳句会記念句会作品

2017-07-02 11:33:48 | 日記

(Photo by 丁稚一号)

第100回 京大俳句会記念句会作品

と き 2017.6.24(土)
ところ 京大時計台記念館   
参加者23人(含:選句のみ1人)
投句数40句(参加者22・欠席投句18)  ※選句なし1人

5得点句
遠きより句友となりて夏の雲      洋子

4得点句
なつかしの友や受話器の遠蛙      マサ子

3得点句
大琵琶に居曲となりぬ夏の山      つよし
恋ひ焦がる螢つまめば冷たかり     久々
Wishing to touch
the green apricots─
tears in my eyes 
触れたきはあの青梅─目に涙       ティートー
聴神忌宇宙の遺体のオルガノン     きしりん
にぎやかに来てだまって帰る蛍橋    おるふぇ
サンダルの穴から見え隠れする少年   託志

2得点句
共犯のむらさき過ぎる揚羽かな     知昭
ひがくれる6号かえろママが待ってる  森潤
文ひとつ渡せぬままに夏は来ぬ     信一
 
1得点句
アタカマ砂漠に紫陽花搖るる宵     丁稚一号
首立てて峪さかのぼる細き滝      虻曳
蚊遣火や木乃伊も元はただの人     法弘
六月の雲吸い上げて空は青       幸男
梅雨寒にイグアナ披露朽木の術     博
戦争になるかルピナス発光す      吟
時計台句会は一句汗一斗        幸夫
風流る早苗粧う水鏡          明美
夏の日や思い悩まし昨夜(きぞ)の夢   ハメさん
鶏頭の燃えさかるわが恋に似て     美奈実
なべて浮世は日々是口実        般若酔狂

無得点句
卯の花や垣根に偲ぶ里の夏       泰夫
コノ道ハイツカ来タ道菫咲ク      楽蜂
日本という眼鏡憲法記念日       すみれ
紀寿の空白鳩の群れ高々と       マーティン
百万の蟲沈黙す原爆忌         もとつぐ
されば夏舌入れる恋恋はじく舌     武史
百回を祝う句会やカタツムリ      奇散人
靑しぐれ酒呑制多迦(しゅてんせいたか)童子かな  夜汽車
風搖れる青竹サラサラ風ゆれる     山常
梅盛んかって遊郭能勢街道       春悠
空青く百日紅咲く時戻る        竹明庵
新聞のすぐに溜まるよ冷奴       まめ
緑陰に憩う学徒や時計台        正臣
カキ氷ゆうやけこやけ自由船      秀機
夏爐冬扇風雅の心根今も尙       もと子
青もみじ床に照り映え貴船川      守康
めぐり逢い募る想いは螢星       紫宵待
万緑や竹刀素振りも百本に       水澄子