京大俳句会 KYODAI HAIKUKAI 「自由船」

京都大学を拠点に活動していた京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

京大俳句会

第110回「京大俳句会」案内

2018-03-29 12:45:22 | 日記

「篝火」(Photo by Kajiwara)

第110回「京大俳句会」案内

日時  2018. 4. 28 (土) 13:00-16:30
場所  左京西部いきいき市民活動センター和室
左京区田中玄京町149 養正保育所内  電話075-791-1836
集合  現地 (京阪・叡山電鉄出町柳駅から徒歩約7分)        
会費  1人500円

* 投句は当日3句を用意して下さい。 出席人数により2句となる場合があります
* 俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません
* 欠席投句1句を受け付けます(無料)
* 表記には字間空け(原則詰める)・ルビ(ふりかな)などに留意して下さい
* 参加者・欠席投句は二日前(4/26木・午後8時)までに連絡下さい(締切厳守)
* 連絡先 京大俳句会
宮本武史(Eメール)  mytanbi@leto.eonet.ne.jp
中島夜汽車(電話)   090-2040-4123
※ cupid.and.psyche@docomo.ne.jp(まめ)でも受け付けます
なお、第111回句会(5/26)はYMCA京大地塩尞にて予定しています  
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第109回「京大俳句会」作品

2018-03-29 12:41:39 | 日記

「真夜中にて」(Photo by Kajiwara)

第109回「京大俳句会」作品
と き 2018.3.24(土)
ところ 京都・嵯峨野落柿舎「次庵」

4得点句
蝶の翅脈々と伸び空を吸う      託志

3得点句
まず一歩春に押されて糊を濾す    あきひこ

2得点句
口開けて降る雪受ける独りの子    虻曳
春の暮黙ってゐても口に咽喉     久々
脳天を抜け晴天へ揚雲雀       久々
弟と親なき家に帰る春        ハメさん
闇にちる花は見るなと言つたのに   夜汽車
蓑笠の耐えし人生春日影       幸夫
兜太逝く戦場体験蜃気楼       正臣

1得点句
雑木の芽児童はゆびで測りおる    吟
世の春に溜息をつく猫もいる     ハメさん
朝粥に梅鶯を聴きながら       幸男
永眠すタイヤ柄の土蛙        博
馬酔木咲く嵯峨落柿舎へ遅参の儀   吟
眼にナイフあの子は不良そうだねー  武史
恋は果ててアインシュタインめく猫ぞ   幸夫
映画館わが手に落ちる熱い涙     マーティン
春うらら客待つ鹿と人力車      マサ子
辻芸の男の消えるイースター     まめ
ケルンより長躯の人と春句会     楽蜂
始まりを告げし添水や梅の句座    水澄子
春怨や御髪神社に首なし人形     武史

無得点句
猛獣がとうふを襲う昼下がり     虻曳
橋暮れて木花開耶毘売(このはなのさくやびめ)を待つ 夜汽車
喉笛を流星喝切る光河かな      きしりん
忖度(そんたく)で大ゆれ花冷え永田町  守康
祇王寺に春風舞ひぬ苔の上      つよし
花時分答は三ッ腹も減る       奇散人
春潮や遊覧船のみだれ髪       マーティン
玉川の蛙を聴くや古今花       幸男
彼岸会や我が墓守る者や誰      泰夫
越えて行く迷路の先にシデコブシ   奇散人
額古び春琴堂の店仕舞        楽蜂
迷うても鶯猛る嵯峨の道       つよし
日溜まりにサインの手癖よく映えて  託志
竹の道抜ければ桜の咲き初め     守康
草花も人も柔らに菜種梅雨      洋子
裂かれたる首塚宛ての手紙かな    知昭
朋(とも)発(た)ちぬ椅子の残り香春惜しむ  信一
京限定バウムクーヒェンお中日    まめ
春寒の急須の遠くなりにけり     知昭
春立つや去来譲りの太刀帯かん    水澄子  
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第109回「京大俳句会」案内ー春、嵯峨野! 落柿舎吟行句会ー

2018-03-03 11:40:25 | 日記

「抜けた空」(Photo by Kajiwara)

春、嵯峨野! 落柿舎吟行句会
第109回「京大俳句会」案内
と き  2018.3.24(土)  句会13時~16時15分
ところ  落柿舎「次庵」  電 話 075-881-1953
交 通  JR嵯峨嵐山駅・京福電鉄嵐山駅 徒歩約15分
会 費  1200円(入園料とも)
懇親会  京料理店「味生・みしょう」

* 投句は当日3句を用意して下さい。 出席人数により2句となる場合があります
* 俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません
* 欠席投句1句を受け付けます(無料)
* 表記には字間空け(原則詰める)・ルビ(ふりかな)などに留意して下さい
* 参加者・欠席投句は二日前(3/22木・午後8時)までに連絡下さい (締切厳守)
* 入園・入場は午前10時半から。受付で「京大俳句会」と言ってお入り下さい
* 終了後懇親会を近くの京料理店「味生・みしょう」にて行います。点心弁当2500円・税込飲み物別
* 連絡先 京大俳句会
宮本武史(Eメール)  mytanbi@leto.eonet.ne.jp
中島夜汽車(電話)   090-2040-4123
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第108回「京大俳句会」作品

2018-03-03 11:35:55 | 日記

「タイムトンネル」(Photo by Kajiwara)

第108回「京大俳句会」作品
と き 2018.2.24(土)
ところ 京都市左京西部いきいき市民活動センター和室
出席12人・2句出し、欠席投句5句、見学者1人を含め
13人による3句選

5得点句
うらうらら客待つ馬の背の広さ     幸夫

4得点句
体内に島の名一つ啄木忌        幸夫

3得点句
年の豆千手観音搦み合い        幸男
春愁やガラスのかけら踏むまじと    吟

2得点句
雪野ゆく自転車まつ赤郵便夫      久々
禿げ頭春一滴を感じます        託志
指からめ梅の香まとう昼下がり     明美
明方の凍て雪ふめばカフカスと     虻曳
賀茂川の春風手繰る鳶かな       つよし
春天をトランペットで吹き上げる    久々
おちゃっぴい影踏みあそび春隣     夜汽車

1得点句
町田康(こう)入洛したらし西行忌     まめ
日向ぼこ思い出せない女優の名     正臣
下萌やまずは蹲踞の稽古から      水澄子
揺れ動く暗がり深し靴落とす      虻曳
空池や氷のひびの跡だけが       竹明庵
厳冬の渦巻く島に男来る        水澄子
次郎が死んだ雪姫鳥のかわいい嘘    武史
小雪かな明日のおでんは牛すじで    マサ子
窓の霜切羽つまってぬぐいとる     託志
やま笑ふ98さいサヨウナラ       信一

無得点句
雪の陣痛ああ青春二二六        武史
梅花祭どて焼きばあさん会いに行く   泰夫
はんなりとものの芽揺るる花街かな   つよし
春光り届いた文のあたたかさ      明美
How time flies(ハウ タイム フライズ)無常春愁う 信一
あの人も三児の父や春の昼       まめ
梅ケ香やさらばとは男の言葉      夜汽車 
大寒も知らぬ如くに炙背(しゃはい)かな  幸男     
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