京大俳句会 KYODAI HAIKUKAI 「自由船」

京都大学を拠点に活動していた京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

京大俳句会

第96回「京大俳句会」の案内

2017-02-03 08:56:18 | 日記

(Photo by 丁稚一号)

第96回「京大俳句会」の案内
日時 2017年2月25(土) 午後1時~4時半
場所 左京区田中神社
集合 京大北部生協食堂前に12時50分
参加費 500円

* 俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません
* 三句を用意してください
* 欠席投句は一句です
* ルビ(ふりかな )に留意してください。原則ひらかなです
* 参加者・欠席投句は二日前の午後8時までに連絡をお願いします
* 連絡先 京大俳句会
  宮本武史(Eメール)   mytanbi@leto.eonet.ne.jp
中島夜汽車(携帯電話)  090-2040-4123

第95回「京大俳句会」句会作品

2017-02-03 08:53:15 | 日記

(Photo by 丁稚一号)

第95回「京大俳句会」句会作品
と き 2017 .1 .28(土)
ところ 左京西部いきいき市民活動センター

3得点句
歩むとは少し止まるや梅の橋   夜汽車 
寒そうに鏡のなかに入っても   吟

2得点句
霜の道天に尾をひく二日月    おるふぇ
霜降りて牡猫の歯軋りを聞く   託志
素うどんの湯げの向こうに寒北斗 奇散人
初夢や国境なくす宙(そら)はるか 信一
病棟(ホスピス)の並木の上枝(ほつえ)冬銀河 久々 

1得点句
もしや朱鷺うしろ姿の真知子巻き 武史
寝惚け眼の唇濡らす雪女     幸夫
恋敵奴も偏差値上げし春     幸夫
凛とした初雪の刻遥かな恋    明美
鈴の音に心コロコロ年の旦(たん) 竹明庵
ごまめ炒る妻の背中の寒夜かな  幸男
老い母の水仙愛(かな)し立姿   夜汽車
日々老いて神年の夢蒸発す    きしりん
公園で砂を噛んでる寒鴉     ハメさん
漆黒の闇にかすかな霜の声    康博
忘却は救ひなりけり蝶凍つる   楽蜂
悠々と水鳥一羽河渡る      明美

無得点句
大寒や家族元気でこともなし   泰夫
踏みて行く辺りいちめん霜落葉  ハメさん
ねんねこにほの暗い笑み昭和っ子 奇散人
梅つぼみ心底寒き指の先     政子
手鏡に沖のブルーや野水仙    ムーミン
昇降機昭和大正明治雪      久々
楕円球飛び交いし地や福は内   守康
奇子は雪鳥雪に舞ひ雪に墜つ   武史
宙を斬る三日月金を顎に掛け   幸男
小雪道老犬のリードで杖進め   博
雲間より湯気立つ朝や夜勤果つ  水澄子 
初雪にぼっとり椿かな      おるふぇ
天上に去来の鼾初句会      水澄子
鬼は外勢威堂々土俵入り     守康
朧なり市電走りし京大前     正臣