京大俳句会 KYODAI HAIKUKAI 「自由船」

京都大学を拠点に活動していた京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

京大俳句会

第95回「京大俳句会」の案内

2016-12-28 21:57:05 | 日記

「京・冬の夕月」(Photo by Takeshi Miyamoto)

第95回「京大俳句会」の案内
日時 2017年1月28(土) 午後1時~4時半
場所 左京区田中玄京町149 京都市養正保育所内
左京西部いきいき市民活動センタ2階和室
電話075-791-1836
集合 叡電出町柳駅1階正面改札口に12時50分
参加費 500円

* 俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません
* 三句を用意してください
* 欠席投句は一句です
* ルビ(ふりかな )に留意してください。原則ひらかなです
* 参加者・欠席投句は二日前(1/26)の午後8時までに連絡をお願いします
* 連絡先 京大俳句会
  宮本武史(Eメール)   mytanbi@leto.eonet.ne.jp
中島夜汽車(携帯電話)  090-2040-4123
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第94回「京大俳句会」句会作品

2016-12-28 21:54:15 | 日記

「刻に縛られて」(Photo by Takeshi Miyamoto)

第94回「京大俳句会」句会作品
と き 2016 .12 .17(土)
ところ 左京区田中神社

5得点句
鉄棒の少年は北風を巻く     託志

3得点句
喪の部屋に冬は沈着しつつある  託志
雨だれを数え微睡む年の暮れ   奇散人

2得点句
恋を吸ふストローもなくイブなんて  武史
食ひこぼし飯粒拾ふ底冷えや     久々
ばか烏あほう一声ご挨拶       屋根屋の褌
隙間風心に着せる布もなし      竹明庵
吹き止んで冬の星座の動き出す    おるふぇ
静けさを摑んで放つ鷹の声      水澄子

1得点句
遠い日の真珠湾また漱石忌      信一
初火事や燃ゆ雪の果を見てゐたり   夜汽車
愛宕嶺や風受今ぞ巣立鳥       守康
赤道の機内に熟睡(うまい)毛皮帽   幸夫
貝静か有明海の虎落笛        おるふぇ
ひとくさり文句を述べて除夜の雪   丁稚一号
耳朶の奥賢治のセロが聞こゆ冬    ハメさん
肥後の湯や没後100年漱石忌    正臣
初雪の初雪らしく歩みけり      水澄子
瞑想の果てなき刻や冬銀河      康博
部屋干しは加湿器なりと居候     博
雪まとい読経聞きいる百羅漢     守康
ひつそりとじいちやんばあちやんゆきぼたる  久々

無得点句
戦争の音の聞こゆる歳の暮      ハメさん
薄雲を被きしままに山眠る      ムーミン
悲しきは高きに登り笛を吹く     幸男
大鷲よわが愛の日のイマジンよ    マーシャ
虹立ちて神さぶ朝のしぐれ哉     夜汽車
七福神求人したらサンタ来た     丁稚一号
ボブ・ディラン羽搏き止まず鷹の空  マーシャ
お歯ぐろの残る路地あり一葉忌    洋子
聖夜來る煙突太き森の家       ムーミン
そこはかとなく自食の匂ひくすり指  武史
妻に沿う眼玉刳り貫く北下し      幸男
木枯や家内外の試練受く        泰夫
寒し紙のマーブル模様におぼるるは   吟

[補遺]
柚子湯浴び終える一日見届ける     明美
コメント (1)
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第94回「京大俳句会」の案内

2016-12-05 18:52:28 | 日記

「初冬寒梅館」(Photo by Takeshi Miyamoto)

■訂正のお知らせ
先般発行しました会報「自由船」復刊第2号に誤植があり、次の通り訂正いたします。執筆者には陳謝いたします。
表紙目次  (誤)自己表現ヘ  (正)自語表現へ   

第94回「京大俳句会」の案内
日時 2016年12月17(土) 午後1時~4時半
場所 京大農学部総合館W210号セミナー室
集合 京大北部生協食堂前に12時50分
参加費 500円

* 俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません
* 三句を用意してください
* 欠席投句は一句です
* ルビ(ふりかな )に留意してください。原則ひらかなです
* 参加者・欠席投句は二日前までに連絡をお願いします
* 連絡先 京大俳句会
  宮本武史(Eメール)   mytanbi@leto.eonet.ne.jp
中島夜汽車(携帯電話)  090-2040-4123
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第93回「京大俳句会」句会作品

2016-12-05 18:47:27 | 日記

「刻の合間に」(Photo by Takeshi Miyamoto)

第93回「京大俳句会」句会作品
と き 2016 .11 .26(土)
ところ 京大農学部総合館W210

4得点句
ひとよちよひとはかなしもひとをこふ  武史

3得点句
焼き芋の笛越えて行く冬銀河      奇散人

2得点句
しぐれ橋遠くに人影あいまい屋     武史
里祭長老の指示手際よく        康博

1得点句
津波退く引きこもる場の失くなりぬ   吟
桃色の儒艮(じゅごん)歩めりしぐれ道   夜汽車
ざあざあと枯れ葉流るる朝走る     昌子
窓枠にかりかりかりと冬の息      丁稚一号
朴落葉くるくるがさりそして黙(もだ)   幸夫
秋風は怨念残し過ぎてゆく       ハメさん
夕映えの剥げ落ちるごと紅葉散る    久々     
秋闌けて靴下を履く侘住い       ハメさん
寂光土うちかさなりぬ蓮の骨      久々
愚禿と名告りしは散る茶の花か     夜汽車
紅葉坂ただ一言をいただきに      水澄子
ひるが野や長良の瀬音夜もすがら    守康
黒猫の吐息大人し冬の月        託志
冬の夜の思いは僻み我ひとり      ハメさん
花いちもんめ花ちゃん消えた海は秋   武史
冬来たり傲(おご)り高ぶり波高し     信一

無得点句
由布岳の上より滑る風すすき      竹明庵
立つて寢る馬のごときや秋の暮     夜汽車
えいままよ死にものぐるひふぐと汁   久々
紅葉晴娘(こ)とお揃いの登山靴      洋子
叡山を下る車窓に月と湖        楽蜂
妻と立つスーパームーンのしじまかな  幸男
柿落葉一茶漱石何想ふ         信一
道光る枯葉カラカラ一人行く      明美
Googleに私は誰と聞く冬日       楽蜂
大学の銀杏命の栞とす         泰夫
漢字ミュージアム訪ねし祇園菊日和   正臣
十津川の切り立つ山にいわし雲     明美
牛肉しぐれ煮旨し晩秋酒        一夜心花
トランプはゲームだけにと嘆く冬    信一
影長し立冬の日は小春かな       幸男
紅葉見てまだまだ秘境二人旅      明美
新嘗祭過労死の記事を読んでる朝    マーティン
トランプの亀虫来たる神無月      樂蜂
揺れ揺れて秋色に染む吊し柿      幸男
大覚寺池面を照らしゆれる月      守康
渡月橋足場に峰へかける虹       守康
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