京大俳句会 KYODAI HAIKUKAI 「自由船」

京都大学を拠点に活動していた京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

京大俳句会

第97回「京大俳句会」の案内

2017-03-04 16:53:00 | 日記

(Photo by 託志)

第97回「京大俳句会」の案内
日時 2017年3月25(土) 午後1時~4時半
場所 左京区田中玄京町149 京都市養正保育所内
左京西部いきいき市民活動センター2階和室
電話075-791-1836
集合 叡電出町柳駅1階正面改札口に12時50分
参加費 500円
* 俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません
* 3句を用意してください
内1句は兼題「行き交う(ふ)」です。
* 欠席投句(自由詠)は一句です
* ルビ(ふりかな )に留意してください。原則ひらかなです
* 参加者・欠席投句は二日前(3/23)の午後8時までに連絡を願います(厳守のこと)
* 連絡先 京大俳句会
  宮本武史(Eメール)   mytanbi@leto.eonet.ne.jp
中島夜汽車(携帯電話)  090-2040-4123

※第98回句会(2017.4.22)および第99 回会句会(5.27)とも上記センターにて、同時間に開催の予定です。

第96回「京大俳句会」句会作品

2017-03-04 16:50:07 | 日記

(Photo by 丁稚一号)

第96回「京大俳句会」句会作品
と き 2017 .2 .25(土)
ところ 左京区田中神社

4得点句
窓開けて一日だけの春入れる    洋子

3得点句
雪折れに目覚める夜半の薄明り   楽蜂

2得点句
春一番、二番 三番 春本番    守康
掛け声や鴨川空手寒稽古      正臣

1得点句
籠り居の路地に積りし雪を掻く   ハメさん
春の雲丸呑みにする鯉の口     久々
まだつづく💋づけふふふプランタン 幸夫
新しい消しゴムで書く春の詩    託志
早春や大和平野の鳥瞰図      康博
北山の向こうは雪の日本海     泰夫
底冷えの底の空気を混ぜて寢る   丁稚一号
鷦鷯なきやむ夕べを死と乙女    武史
この春の起爆装置をぽちっとな   丁稚一号
春嵐杉の突撃ホイッスル      博
花に雨ショパンの耳のすきとほる  夜汽車
飛雄馬と呼びし朋あり春うらら   信一
春だ君蝶ネクタイだ合唱だ     幸夫
木瓜(ぼけ)一輪絶滅危惧種の俠(おとこ)かな 夜汽車
波白く裏がへる浜浦うらら     久々
清順や恥骨ロマンに昏き赤     武史 
TPPPPAP春一番       竹明庵
長崎は外海(そとめ)に内海春立ちて 信一
紅梅や香り残してこぼれ落ち    明美

無得点句
大比叡へVの腕文字合格す     マーシャ
雨水きて梅一輪の暖かさ      幸男
琴の音に駒が勇みてこぼれ花    守康
春一番エンドウの苗植え終えぬ   泰夫
国国を隔つ大河に春立ちぬ     水澄子
踊る春覚悟をみたりギリヤーク   ハメさん
残雪や句帖の紙も白いまま     マーティン
指先に春の陽届く窓辺かな     明美
受験日の子の背に比叡のたびら雪  ムーミン
手のひらに消ゆ流言か風花か    吟