京大俳句会 KYODAI HAIKUKAI 「自由船」

京都大学を拠点に活動していた京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

京大俳句会

第157回京大俳句会案内(メール投句形式)

2022-02-26 09:13:30 | 日記

photo by kajiwara


京大俳句会からのお知らせ

令和4年3月26日(土)予定の第157回京大俳句会も
コロナウイルス感染予防の見地から
本ブログ上で行うこととし、下記の通り案内いたします。

投句のうち1句を「兼題」によるものとします。
参加者は下記要領にしたがって、ふるって作品投稿をお願いいたします


            記

投句数  2 句。うち1句は兼題(課題詠)とします。


投句先  メール t0103t@gmail.com  

Faxの方は   072-848-7518

締切り  3/24(木)午後8時
締切厳守でお願いします
締切後の投句は次回まわし、もしくは掲載されない場合があります


参加費 無料

*俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません

今月の兼題  若鮎・小鮎・上り鮎

〈例句〉
若鮎の二手になりて上りけり    正岡子規

若鮎の強火に反りて木曽の宿    鷹羽狩行

若鮎や生家は水の音ばかり     高野ムツオ

のぼり鮎すぎてまた来る蕗の雨   加藤楸邨

小鮎汲み暮れたる空に雪の比良   西村公鳳


ニュース
・堀本吟さんの最近の発表
仁智栄坊と「京大俳句」
「俳句史研究」(大阪俳句史研究会) 2022年第27号
堀本吟さん 北の句会発起人

・西田もとつぐさんの近著
「満洲俳句 須臾の光芒」
第36回俳人協会評論賞(令和3年度)受賞
定価1600円(税別)、まちの出版社リトルズ
西田もとつぐさん「京大俳句を読む会」代表


*ルビ(ふりかな )、旧字体表記などに留意してください

*なまえ(俳号)は必ず記入してください

*発表は本ブログ上にて「句の上五」の最初の語のアイウエオ順とします

*選句はありません。コメント等希望者はブログ末尾にある「コメント」欄にて行うことができます


第158回句会は4月23(土)。締切は4/21(木)20時です。
兼題は後日お知らせします。

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第156回京大俳句会作品集

2022-02-26 09:07:41 | 日記

photo by kajiwara


第156回京大俳句会もコロナウイルス感染予防の見地から
投句形式とさせて頂きました、互選は実施しておりません
(上5文字の昇順で並べております)


第156回京大俳句会  兼題 : 「鳥雲に入る」または「鳥雲に」
2022.2.26



1  言ひ残すことも有りなむ鳥雲に        楽蜂

2  賢者待つキエフモスクワ春の水        幸夫

3  志望校を父母は知らずや鳥雲に        まめ

4  新世界聴きいる午後は鳥雲に         明美

5  好きだよと云われたあの日鳥雲に       たつみまり

6  選手村へ非日常置き鳥雲に          幸夫

7  卒業旅行に父の車が借り出され        まめ

8  つかの間の夢より覚めて春の雪        つよし

9  天台の光の帯や比叡春            楽蜂

10  鳥雲に入りて残せし濁り水          幸男

11  鳥雲に入る落し物です青い幸せ        武史

12  鳥雲に想うは遠い北の国           のんき

13  鳥雲に全ての記憶置き去りに         つよし

14  鳥雲につれ添うて早や六十年         嵐麿

15  鳥雲を目で追う先に愛があり         恒雄

16  南天に淡雪積むや紅の玉           のんき

17  ねむる蛇かかえ冥土のふろんてぃあ      吟

18  一つ傘唇うすき彼の女            恒雄

19  蛍雪に学びし友や鳥雲に           幸男

20  名妓「次郎」の墓は春鳥鳥鳥鳥        武史

21  モビールに死角互角や鳥帰る         吟

22  指先にかすかな血色春の雪          明美

23  世は浮れ孤独の私鳥雲に           たつみまり

24  冷戦のはずが炎と燃え盛る          嵐麿


コメント (5)
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