京大俳句会 KYODAI HAIKUKAI 「自由船」

京都大学を拠点に活動していた京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

京大俳句会

第143回京大俳句会案内(メール投句形式)

2020-12-20 20:25:38 | 日記

photo by kajiwara


京大俳句会からのお知らせ

令和3年1月23日(土)予定の第143回京大俳句会もコロナウイルス感染予防の
見地から本ブログ上で行うこととし、下記の通り案内いたします。


なお、投句のうち1句を「兼題」によるものとします。
参加者は下記要領にしたがって、ふるって作品投稿をお願いいたします


            記

投句数  2 句。うち1句は兼題(課題詠)とします。

投句先  メール t0103t@gmail.com  

Faxの方は   072-848-7518

締切り  1/21(木)午後8時
締切厳守でお願いします


参加費 無料

*俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません

*今月の兼題 「風花」
例句
風花を美しと見て憂しと見て    星野立子
風花や杭の翡翠いつかなし     中井余花朗
風花や受ける幼の手をそれて    安積叡子
風花の音の世界に来て消ゆる    伊藤凉志
風花のありしは朝のことなりし   高浜年尾

*ルビ(ふりかな )、旧字体表記などに留意してください

*なまえ(俳号)は必ず記入してください

*発表は本ブログ上にて「句の上五」の最初の語のアイウエオ順とします

*選句はありません。コメント等希望者はブログ末尾にある「コメント」欄にて行うことができます


第144回句会は2月27(土)。締切は2/25(木)20時です。
兼題は後日お知らせします。


第142回京大俳句会作品集

2020-12-20 20:12:59 | 日記

photo by kajiwara

第142回京大俳句会はコロナウイルス感染予防の見地から
投句形式とさせて頂きました、互選は実施しておりません
(上5文字の昇順で並べております)


今回の兼題は「初雪」です。

①   あかちやんのお手々ぷっくり初雪来         吟

②   朝まだき初雪しんしん人知れず            明美

③   あれは俺の血イブのグラスのフルボデイ        武史

④   鮟肝を妻とつつくや貳口福            幸男

⑤   凍てる朝菩薩ひそかに咳ひとつ          明美

⑥   命にて命永らえ12月               のんき

⑦   幼子の天国の記憶冬の月             まめ

⑧   風寒し 最後の走者の呼吸音           おるふぇ

⑨   きぬかけの道衣笠の雪拝む            嵐麿

    きぬかけの句についての作者の前置きをコメント欄に記載あり


⑩   コロナには紫外線なり日向ぼこ          正臣

⑪   雑念を吹き飛ばしたる大嚔            つよし

⑫   少年の睫毛にふんわり初雪クォーク        武史

⑬   真空管ラジオ咆えたり開戦日           幸夫

⑭   繊月のにわかにわが身尖りけり          吟

⑮   初雪に勢得るもの失せるもの           つよし

⑯   初雪や思い出津津走馬燈             嵐麿

⑰   初雪や賀茂の桜木花が咲き            のんき

⑱   初雪や孤児のすんなり嫁ぎけり          まめ

⑲   初雪や紅梅のひとひらに載り           幸男

⑳   初雪や銚釐の酒の旨しかな            恒雄

㉑  初雪や 実南天の陰 猫くしゃみ          おるふぇ

㉒  初雪を穢(けが)せし焼夷弾不発           幸夫

㉓  初雪を眼にして想う君恋し             恒雄

㉔  初雪や京都三条橋の上               正臣

㉕  京に初雪上下左右に隔て無く            楽蜂

㉖  濾過体の脂質も凍ほる冬の夜             楽蜂