「秋の落柿舎」
第92 回「京大俳句会」落柿舎吟行句会の案内
日時 2016.10.29(土)12時半~4時
場所 落柿舎「次庵」
会費 1200円(入園料とも)
懇親会 京料理「味生」(みしょう)。点心弁当2200円(税込・飲み物別)
場所 落柿舎・JR嵯峨嵐山駅・嵐電嵐山駅からいすれも徒歩約6-7分
懇親会参加者は10/25(火) までに連絡ください
* 俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません
* 三句を用意してください
* 欠席投句は一句です
* ルビ(ふりかな )に留意してください。原則ひらかなです
* 参加者・欠席投句は二日前までに連絡をお願いします
* 連絡先 京大俳句会
宮本武史(Eメール) mytanbi@leto.eonet.ne.jp
ハメさん(携帯電話) 090-3053-7052
「実り」セイヨウトチ
第91回「京大俳句会」句会作品
と き 2016 .9 .24(土)
ところ 京大農学部総合館W210号室
4得点句
神神の石蹴り遊び流れ星 久々
3得点句
岩凭る白骨と杖秋うらら 久々
2得点句
雨後の恋パステルの青くだくほど 武史
天高し生きてをるのでもの忘れ 久々
俳論に異細胞とは吾亦紅 幸夫
悠久の歴史想うや萩の花 泰夫
1得点句
試験管洗ひし日々や猫じゃらし 楽蜂
口ぶえの幽かに流る曼珠沙華 夜汽車
肌寒や小鳥来たるる朝の窓 明美
人様てふ言葉やさしき彼岸花 夜汽車
野良猫に声をかけるも秋彼岸 奇散人
お握りと野菊に融けしよりの仲 幸夫
かくれんぼ海の青さに泣いたっけ 武史
雲眠るそっと目覚めた赤トンボ 明美
花傳書の内なる花や曼珠沙華 夜汽車
彼岸花殺めし男ひいふうみい 武史
あきらめがつきかねている秋の宵 ハメさん
輝きて秋色に染む酒杯かな 幸男
大いなる記紀の山河の良夜かな 康博
秋高し陶工ひとり篆書彫る 幸男
熟すまで隠れておけよ藪あけび 水澄子
無得点句
曼珠沙華に見つめられたりイナバウァ 幸夫
彼岸花気づいた頃に色あせて おるふぇ
青春の夢に虹かけ吉田山 守康
糸瓜忌や西瓜南瓜喰らふ魂 信一
妻と祝うわれひととなる獺祭忌 幸男
宵闇や水の気配と溶ける花 おるふぇ
火と燃えしもみじ導く川下り 守康
秋霖を暖簾に入る我が家かな 竹明庵
お前まで絶滅危惧種道をしへ 水澄子
後れ蚊に咬まれて痒し悔しさよ ハメさん
採血の冷や冷や他人行儀なり 託志
陽水のジェラシー聴いて秋憂い 愚か花
黎明の楽苦美(ラグビー)見つめし時計台 守康
茜空少女飛び越す雨溜り おるふぇ
秋澄みて空一色の青さかな 洋子
セイヨウトチの実の刺の怖さ 栃の木の空襲起こす秋の風 マーティン
驚きと感動勇気パラ五輪 正臣
我も青少年も青天高し 水澄子
空青く機影ひとすじ深まる秋 明美
モナリザを振り向かさせる秋の山 登美子
秋なのになんでそんなに煙たがる ハメさん