京大俳句会 KYODAI HAIKUKAI 「自由船」

京都大学を拠点に活動していた京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

京大俳句会

第92回「京大俳句会」の案内ー彩りの秋、嵯峨野吟行句会ー

2016-10-05 17:33:18 | 日記

「秋の落柿舎」

第92 回「京大俳句会」落柿舎吟行句会の案内
日時  2016.10.29(土)12時半~4時
場所  落柿舎「次庵」
会費  1200円(入園料とも)

懇親会 京料理「味生」(みしょう)。点心弁当2200円(税込・飲み物別)
場所 落柿舎・JR嵯峨嵐山駅・嵐電嵐山駅からいすれも徒歩約6-7分
懇親会参加者は10/25(火) までに連絡ください

* 俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません
* 三句を用意してください
* 欠席投句は一句です
* ルビ(ふりかな )に留意してください。原則ひらかなです
* 参加者・欠席投句は二日前までに連絡をお願いします
* 連絡先 京大俳句会
  宮本武史(Eメール)  mytanbi@leto.eonet.ne.jp
ハメさん(携帯電話)  090-3053-7052
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第91回「京大俳句会」句会作品

2016-10-05 17:28:48 | 日記

「実り」セイヨウトチ

第91回「京大俳句会」句会作品
と き 2016 .9 .24(土)
ところ 京大農学部総合館W210号室

4得点句
神神の石蹴り遊び流れ星  久々

3得点句
岩凭る白骨と杖秋うらら   久々

2得点句
雨後の恋パステルの青くだくほど 武史
天高し生きてをるのでもの忘れ  久々
俳論に異細胞とは吾亦紅     幸夫
悠久の歴史想うや萩の花     泰夫

1得点句
試験管洗ひし日々や猫じゃらし  楽蜂
口ぶえの幽かに流る曼珠沙華  夜汽車
肌寒や小鳥来たるる朝の窓    明美
人様てふ言葉やさしき彼岸花   夜汽車    
野良猫に声をかけるも秋彼岸  奇散人
お握りと野菊に融けしよりの仲  幸夫
かくれんぼ海の青さに泣いたっけ  武史
雲眠るそっと目覚めた赤トンボ   明美
花傳書の内なる花や曼珠沙華  夜汽車  
彼岸花殺めし男ひいふうみい    武史
あきらめがつきかねている秋の宵 ハメさん
輝きて秋色に染む酒杯かな     幸男
大いなる記紀の山河の良夜かな  康博
秋高し陶工ひとり篆書彫る     幸男
熟すまで隠れておけよ藪あけび  水澄子

無得点句
曼珠沙華に見つめられたりイナバウァ  幸夫
彼岸花気づいた頃に色あせて   おるふぇ
青春の夢に虹かけ吉田山      守康
糸瓜忌や西瓜南瓜喰らふ魂    信一
妻と祝うわれひととなる獺祭忌   幸男    
宵闇や水の気配と溶ける花     おるふぇ
火と燃えしもみじ導く川下り     守康
秋霖を暖簾に入る我が家かな   竹明庵   
お前まで絶滅危惧種道をしへ   水澄子
後れ蚊に咬まれて痒し悔しさよ   ハメさん
採血の冷や冷や他人行儀なり   託志
陽水のジェラシー聴いて秋憂い   愚か花
黎明の楽苦美(ラグビー)見つめし時計台 守康
茜空少女飛び越す雨溜り      おるふぇ
秋澄みて空一色の青さかな      洋子
セイヨウトチの実の刺の怖さ 栃の木の空襲起こす秋の風 マーティン  
驚きと感動勇気パラ五輪      正臣
我も青少年も青天高し        水澄子
空青く機影ひとすじ深まる秋    明美
モナリザを振り向かさせる秋の山 登美子
秋なのになんでそんなに煙たがる ハメさん
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