photo by kajiwara
京大俳句会からのお知らせ
12月19日(土)予定の第142回京大俳句会もコロナウイルス感染予防の見地から本ブログ上で行うこととし、下記の通り案内いたします。
今回から新たに投句のうち1句を「兼題」によるものとします。参加者は下記要領にしたがって、ふるって作品投稿をお願いいたします
記
投句数 2 句。うち1句は兼題とします。
投句先 メール t0103t@gmail.com
Faxの方は 072-848-7518
締切り 12/17(木)午後8時
締切厳守でお願いします
参加費 無料
*俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません
*今月の兼題 「初雪」
例句
初雪や上京は人のよかりけり 蕪村
ちらちらと初雪ふりぬ波の上 正岡子規
初雪は隠岐に残れる悲歌に降る 野見山朱鳥
初雪のありしとみえぬ遠き富士 稲畑汀子
初雪も肉体もまだ日の匂い 柴崎昭雄
*ルビ(ふりかな )、旧字体表記などに留意してください
*なまえ(俳号)は必ず記入してください
*発表は本ブログ上にて「句の上五」の最初の語のアイウエオ順とします
*選句はありません。コメント等希望者はブログ末尾にある「コメント」欄にて行うことができます
第143回句会は2021・1・23(土)。締切は1/21(木)20時です。
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第141回京大俳句会はコロナウイルス感染予防の見地から
投句形式とさせて頂きました、互選は実施しておりません
(上5文字の昇順で並べております)
① 秋空へ空飛ぶ自動車大阪万博 正臣
② 鰯雲急ぐともなく茜色 幸男
③ いわし雲追うて白雲びょうぶ空 明美
④ 大闇に生るる岬や鰤起し つよし
⑤ 帷子の辻に降り立つハイヒール 嵐麿
⑥ きぬかけの道にゆかりの雪ゆかし 嵐麿
⑦ 骨つぼの母よ受胎哀歌をもういちど 武史
⑧ 敷島の物見遊山の時雨かな まめ
⑨ 神護寺の紅葉見頃ニュースより 正臣
⑩ 大根を トロトロ煮る夜 流星群 おるふぇ
⑪ 隣り合ひ落葉掃くいや掃かぬ仲 幸夫
⑫ 泣くがいいさだめに買われた一夜茸 武史
⑬ 人間は破壊してきた柿花火 吟
⑭ 花の束古き石碑に蝶が舞う 恒雄
⑮ 半月に寄り添う火星秋深し 明美
浅草よりスカイツリーを望む
⑯ 文明のノッポたたずむ今朝の秋 楽蜂
⑰ マスクして行乞ひとり新京極 まめ
⑱ 水に燃ゆ紅葉の中に東大寺 つよし
⑲ 密避ける秋溢れたり木地師里 幸男
註 木地師里は東近江の奥永源寺にあり、木彫り用の手動轆轤を考案
した惟喬親王隠棲の地で、木地師発祥の地
⑳ もういやと今朝も落葉を掃き笑顔 幸夫
㉑ 紅葉ふる山寺堂の闇深し おるふぇ
㉒ 夕雲の薄紅一糸吾亦紅 吟
㉓ 良き友と顏つき合せ鍋つつく 恒雄
㉔ 倭人のみが雷門をくぐる秋 楽蜂