京大俳句会 KYODAI HAIKUKAI 「自由船」

京都大学を拠点に活動していた京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

京大俳句会

第115回「京大俳句会」案内

2018-09-08 09:46:32 | 日記

「水辺にて」(Photo by Kajiwara)

第115回「京大俳句会」案内
日時 2018年9月22(土) 午後1時~4時半
場所 左京区田中玄京町149 養正保育所内
左京西部いきいき市民活動センター和室
電話075-791-1836
集合 現地
参加費 500円
* 俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません
* 出席者は当日3句を用意してください。2句になる場合があります
* 欠席投句1句を受け付けます
* ルビ(ふりかな )に留意してください。原則ひらかなです
* 参加者および欠席投句は二日前9/20・(木)の午後8時までに連絡を願います(締切を守ってください)
* 連絡先 京大俳句会
  宮本武史(Eメール)   mytanbi@leto.eonet.ne.jp
中島夜汽車(携帯)    090-2040-4123
※Eメール cupid.and.psyche@docomo.ne.jp (まめ)
同 takujiblue@gmail.com ( 託志) でも受付けます

なお、第116回俳句会は10月27日(土)、左京西部いきいき市民活動センター第4会議室にて開催予定です。 

第114回「京大俳句会」作品

2018-09-08 09:34:38 | 日記

「あの日の夕やけ」(Photo by Kajiwara)

第114回「京大俳句会」作品
と き 2018. 8. 25 (土)
ところ 京都左京西部いきいき市民活動センター第4会議室
出席14名(うち見学出句1名)。欠席投句8句 、3句選

3得点句
露といふ宇宙の中の延暦寺        つよし
吊るしたるロープも落ちし空倉庫     虻曳
のどぐろのほろりととけしゆうべかな   竹明庵
実むらさき色づき初めて球児去る     水澄子  
 
2得点句
大旱(おおひでり)灌水ホースの柄の割れ目  真治
戦災孤児十二万人敗戦日    正臣
竈馬(いとど)出づ厨の闇を闊歩歩々(ぽぽ)  久々
秋の蝉後戻りしつ鳴き納め        幸夫 
穂孕(ほばらみ)の兆すか青田風立ちぬ   幸夫   
藍袴の少年剣士竹の春          まめ
時計屋に涼新たなり鳩も鳴く       久々
長き夜や面接室の僕ひとり        真治
ドビュッシ―透きとおる海ドからシへ   武史

1得点句                
猛暑過ぎ命の果てを見る夜かな      泰夫
頬に種一つ残して西瓜顔         洋子
秋風に涙ひとすじ髪洗う         明美
亡き父の故郷騒がす阿波おどり      守康
露草のひらくあたりの虚無の音      吟
圖書館に酒匂(さごう)乙女の靜もれる   夜汽車
黄昏は影踏み外して通りゃんせ      きしりん
立看も阿呆踊りも枠の内         幸男
驟雨駆け戊戌水無月いよよ暑し      幸男
色変えぬ松生死の平衡にあり       託志
神々の貧乏ゆすりに応ふ犬        虻曳
墓参り頭上に白き飛行雲         明美

無得点句
かなかなの空蟬うつの命(みこと)かな   夜汽車
賀茂川を離れたくなき涼しさよ      つよし
初勝利ウイニングボ―ルは妻の父     恒雄
水打つと蹄鉄の鳴る大通り        吟
轡虫捕まえられる前しじま        託志  
芒咲く埋もれし墓の守り神        博
散りし後も尚美しく沙羅双樹       恒雄
外人も郡上おどりの夜もすがら      守康
初舞台大杉ロンと名乗る秋        信一
牛若丸衣に透ける盆の月         まめ
きみは海月少年を吸う膚呼吸       武史