京大俳句会 KYODAI HAIKUKAI 「自由船」

京都大学を拠点に活動していた京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

京大俳句会

第119回「京大俳句会」案内

2019-01-07 08:37:20 | 日記

「奉幣」(Photo by Kajiwara)

第119回「京大俳句会」案内

日時 2019年1月26(土) 午後1時~4時半
場所 左京区田中玄京町149 養正保育所内
左京西部いきいき市民活動センター第4会議室
電話075-791-1836
集合 現地
参加費 500円
* 俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません
* 出席者は当日3句を用意してください。2句になる場合があります
* 欠席投句1句を受け付けます(無料)
* ルビ(ふりかな )、旧字体表記などに留意してください。
* 参加者および欠席投句は早めに連絡を願います。
 締切 2019年1/24(木)の午後8時。締切を守ってください。
* 連絡先 京大俳句会
  宮本武史(Eメール)   mytanbi@leto.eonet.ne.jp
中島夜汽車(携帯)    090-2040-4123
※Eメール cupid.and.psyche@docomo.ne.jp (まめ)
同  takujiblue@gmail.com ( 託志) でも受付けます

尚、同日、句会会場にて正午12時より句会運営ミーティングを行います(参加自由)。

第118回「京大俳句会」作品

2019-01-07 08:33:34 | 日記

「高麗百合」(Photo by Kajiwara)

第118回「京大俳句会」作品

とき  2018.12.15(土)
ところ 京都左京西部いきいき市民活動センター和室
出席11名2句出し・欠席投句10句・計32句(内、ブログ掲載30句)・3句選


5得点句
行く年を靴音軽き少女かな   まめ

3得点句
退官の人と鶏頭炎(も)ゆるを視(み)   吟

2得点句
磴下りる足元揺らら冬ゆらら      幸夫   
天狼の静かに我を睨みたり    竹明庵
ブルーシートあちらこちらの年の暮   恒雄    
青の原器月の子宮に手を合わす 武史
吾輩は猫となりけり日向ぼこ つよし
しぐれ降る遠き記憶の木靈かな       夜汽車   
冬晴れやたより読む窓辺(まど)猫の影 おるふぇ

1得点句
汗まみれ赤カブに乗るサンタさん     マーティン
鐘の音いや僧の声山眠る 明美
今朝の冬生きてる証(あかし)乗り越える   恒雄  
平成の歯型のあとや雪※おんな 武史   
冠雪の富士を眼下に鳥になる 明美
酔い醒ます憎き御主よ隙間風 博
小江戸にて江戸より美味き薩摩芋   幸男
しづやかに聖夜更けゆく足湯かな   水澄子
大戦を起こしてならぬ十二月 泰夫
モーニングトースト夢を燻製に 吟

※元句では旧字体

無得点句
焦げつきしふたご流星枯尾花  信一
何故に生きてこの星頂くや         きしりん 
山神の鹿にまみえて立ち尽くし    団子蟲
関節の軋み止まぬよ金束子 託志
尾根筋に煙突並び煙噴く 虻曳
きらきらと目白通りの枯葉かな    まめ
調律す波紋は波へ波から潮へ   託志
俯瞰にて神々しきは冬の富士   幸男   
寒空にうす着の妖精虹を指す   おるふぇ
トルソーを大きな機影よぎりゆく     虻曳
一群に百の黙あり浮寝鳥 つよし