京大俳句会 KYODAI HAIKUKAI 「自由船」

京都大学を拠点に活動していた京大俳句会のオフィシャル・ブログです。

京大俳句会

第156回京大俳句会案内(メール投句形式)

2022-01-27 20:08:31 | 日記

photo by kajiwara

京大俳句会からのお知らせ

令和4年2月26日(土)予定の第156回京大俳句会も
コロナウイルス感染予防の見地から
本ブログ上で行うこととし、下記の通り案内いたします。

投句のうち1句を「兼題」によるものとします。

参加者は下記要領にしたがって、ふるって作品投稿をお願いいたします

            記

投句数  2 句。うち1句は兼題(課題詠)とします。

投句先  メール t0103t@gmail.com  

Faxの方は   072-848-7518

締切り  2/24(木)午後8時
締切厳守でお願いします
締切後の投句は次回まわし、もしくは掲載されない場合があります



参加費 無料

*俳句は有季定型・無季定型・自由律を問いません

今月の兼題  「鳥雲に入る」または「鳥雲に」
〈例句〉
胸の上聖書は重し鳥雲に    野見山朱鳥

鳥雲に契りて今も七つ違ひ    鷹羽狩行

鳥雲に教職古りし札かへす       星野麦丘人

流れ藻を焚く火は淡し鳥雲に       迫田白庭子

鳥雲に入る透明なエレベーター       柴野八州子


*ルビ(ふりかな )、旧字体表記などに留意してください

*なまえ(俳号)は必ず記入してください

*発表は本ブログ上にて「句の上五」の最初の語のアイウエオ順とします

*選句はありません。コメント等希望者はブログ末尾にある「コメント」欄にて行うことができます


第157回句会は3月26(土)。締切は3/24(木)20時です。
兼題は後日お知らせします。


第155回京大俳句会作品集

2022-01-27 20:00:26 | 日記

photo by kajiwara

第155回京大俳句会もコロナウイルス感染予防の見地から
投句形式とさせて頂きました、互選は実施しておりません
(上5文字の昇順で並べております)



第155回京大俳句会  兼題 : 猫の恋 うかれ猫 猫の妻
2022.1.22


1  赤ん坊の泣き声に似て猫の恋         正臣

2  明日あるを信じ柘榴のこぼれずに       恒雄

3  打ち当たる関を恋猫飛躍して         まめ

4  おせち慣れし 身に香溢るる 草の粥      幸男

5  兼盛も 忠見も裸足 猫の恋          幸男

6  寒中やTSUNAMI赤道を北上         幸夫

7  黒猫の眼は光るなり春の宵          楽蜂

8  恋猫の花街の夜を紫に            つよし

9  恋猫の愛うらやましなめあいの        たつみまり

10  恋猫のいいの痛いの針の鳴き        たつみまり

11  恋の猫不実のスリッパ乱しつつ        武史


12  颯爽と五黄の寅は日本一       嵐麿 寅は大きな猫である

13  3というきかん気の女に春細る        武史

14  正月や晦日の雪は吹きだまる         のんき

15  書に淫す白皙を撫づ隙間風          まめ

16  凄ましき猫の恋見て春を知る         のんき

17  ストーブの湯気百態の羅漢めく        つよし

18  大比叡ドンと木枯らし突き当たる       楽蜂

19  東西の和食の恵み雑煮餅           正臣

20  猫の恋母縫物の少年期            幸夫

21  猫の恋 もうこれっきり 星一つ        明美

22  光の糸 浴びて絡まる うかれ猫        明美

23  星月夜われを見送るうかれ猫         恒雄

24  湯たんぽや体に芯の無きここち        吟

25  ラグビーのメッカトンガの大津波       嵐麿

26  「恋愛は猫がするもの」刀自のたまう      吟