ジネンカフェだより

真のノーマライゼーション社会を目指して…。平成19年から続いているジネンカフェの情報をお届けします。

ジネンカフェVOL.024ワークショップまとめ5

2009-02-16 22:26:58 | Weblog
テーブル5
テーマ「地域に一歩踏み出すために何が必要なの?」
参加者:6名

1.地域に障がいのある人が一歩踏み出すためには
  ・地域に一歩踏み出すためには障がいがある人も一時的に
   ない人も受け入れてもらえる場所(近所の人、学校、
   職場、地域の社会教育センター)が必要である。しかし、
   日本ではスロープや身障者用のトイレが設備の問題で
   なかなか設けられていないのが現状である。しかし、
   ないからといって何もかも地域にお任せするのではな
    く理解してもらいたいという気持ちがあるなら可能な
   限り障がいを持つ人自身や家族が主体的になり外に出
   て行き、地域の人たちに自分達の存在をアピールする
   事も大切ではないか。
   障がいを持っている人自身が行動することに意味があ
   るのでは。

2.出ていくのに伴う壁
   ・物理的なバリア、心のバリア(障がいを持っている
    人と関わったことがないからどうお手伝いすればい
    いのか分からない。怖いなど)


キーワード 障がいを持つ人や家族の行動力と地域社会との連携。

ジネンカフェVOL.024ワークショップまとめ4

2009-02-16 19:06:37 | Weblog
グループ4
テーマ2:『私と他者(地域)、どう理解を深めて行けばいいの?』

メンバー:知的障がい者のグループホームの職員
     重複障がい児をもつお母さん
     自閉症の子どもをもつお母さん
     脊椎損傷の車いすユーザー
     リュウマチの車いすユーザー
     大学の福祉科を今年卒業する学生
     脳性マヒのチェアウォーカー
     建築設計士(風穴一座の活動もしています)

1.最近嬉しかったことは…
 ・インフルエンザにならなかったこと
 ・子どもの活動の場が広がったこと
 ・娘が5歳になりました
 ・市バスが介助者なしで利用できるようになったこと
 ・誕生日の祝いに友人がパンケーキを焼いてくれたこと
 ・地域運営の児童館づくりがはじまること

2.地域との関わりは…
 ・緑区の鳴海町に6カ所あるグループホームの職員として
  地域でも奉仕活動をしています。
 ・地域活動支援センターや障がい者スポーツセンターなど、
  地域の事業所の利用
 ・親の会に入って活動をしている。(じゃんぐるじむ)
  上の子が地域の特別支援クラスに通っている。
 ・福祉実践教室の講師活動を、春日井市や小牧市の小中学校
  を中心に行っている。
 ・PC講座の講師
 ・商店街調査
 ・市民活動
 ・地域の廃品回収
 
3.どんなキッカケが必要orあった?
・PC講座を受けてまちにデビューしました。
・親の会に支えられた
・子どもの居場所づくり
・対人関係など、社会性を身につけるため

3.どんなカベがある?
 ・地域生活と学校生活が分離していた。
  学校生活=特別支援教室。パニック。社会への順応
 ・グループホームと外の風との違い。
 ・外見で解らない障がい者理解
 ・自立への道は線引きで苦労しています。
 ・学校の先生の理解不足が辛かった。
 ・自閉症はいろいろなタイプがあり、理解が不足している。
 ・福祉実践教室などは特定の学校しか呼んでくれない。
  福祉実践教室のあり方=身体・聴覚・視覚障がいの
  理解講座はあるが、知的・精神・発達障がい者への
  それはない。
 ・障がい者に対する接し方を知らない人も多い
 ・どんなことが出来るのか理解されるのに時間がかかる。

4.自分に必要なもの、地域に必要なもの
 ・地域が受け入れる場。きっかけを作ってゆく。
 ・施設へ行くのではなく、学校を開く。
 ・チャレンジホーム(外泊体験)
 ・心癒してくれるヘルパーさん
 ・他者に理解されるとポジティブになれる。
 ・自閉症の子の理解
  (山本ウォーリーさんの軽度発達障がい児WS)
 ・日頃のつきあいが大切。
 ・違う障がいをもつ人を支えられる存在です。

5.まとめ
 ・地域の居場所はどこにあるの?
   ・見守りの視線が支えになる。
   ・支え合える身近な居場所がほしいね!
 ・知的障がい者の理解は理論ではなく、同じ時空間を
  共有することからはじまる。
 ・学校の〈心のバリアフリー化〉もっとやることあるね!
 ・支援センターの活動充実
 ・障がい児者のショートスティを上手く使ったら? 

ジネンカフェVOL.024ワークショップまとめ3

2009-02-16 15:27:06 | Weblog
グループ3
(テーマ) 「地域に一歩踏み出すため、何が必要なの?」

(参加者) 障害児の母親、障害福祉事業所職員、病院ソーシャルワーカー、知的障がい当事者など7名

1.あなたと地域とのかかわりは?
・子ども会や自治会の役員を通して地域とのかかわりができた。
・引越してきたばかりで、地域とのかかわりがまだない。
・視覚障がいで、子どものときは寄宿舎に入っており地域とのかかわり
 は遊びにくる弟の友達くらい
まとめ⇒ それぞれが持つ役割や自分の子どもなど人を通じて地域との
      かかわりができる

2.どんなきっかけが必要か?
・子どものときから障がいのある人や高齢者との交流の場が必要。
・その交流の場は楽しいものでないといけない
・自分の事業所では、もちつき会をやっている。いろいろな人が集ま
 ってくれ障がいを知るきっかけとなっている
・気軽に集まれる場所が欲しい
・地域で必要な生活訓練の場が欲しい
まとめ⇒ 形は違うけども、集える場所が欲しいとの意見が多く出た

3.どんな壁がある?
・一人暮らしを希望しているが、収入面などで同居している兄夫婦に
 反対される。(知的障がい当事者)
・娘(知的)がいろいろなことにチャレンジして成長するには、母親
 が離れることも必要。そういう意味では、自分が壁であることを自
 覚して距離を置くようにしている。
・障がいがあるがゆえに所得が思うようにならない。地域で暮らして
 いくにはある最低限の所得が必要
まとめ⇒ 心配が故に、身近な家族が大きな壁となることが多い

4.必要なもの
(自分に必要なもの)
・一歩踏み出す勇気が必要。「勇気がほしい!」
・自分から声をかけることが必要
(地域に必要なもの)
・障がい者などいろいろな人が地域で暮らしていることを理解して
 ほしい。
・グループホームのことをもっと理解してほしい
まとめ⇒ 一人ひとりの夢や希望を実現するためには、やはり一歩
      踏み出すことが必要。そのためには勇気が必要だし、
      その勇気が地域の理解につながる。そういった意味では、
      だれかがやってくれるのではなく、できることから自分
      で動いて行く姿勢が大事



ジネンカフェVOL.024ワークショップまとめ2

2009-02-16 14:20:33 | Weblog
グループ2
テーマ2『私と地域(他者)、どう理解を深めていけばいいの?』

グループ構成:家族(子ども、兄等)に障がいをお持ちの方が多く、障がいをお持ちの方や仕事の中で障がい者と関わっているという方もいらっしゃいました。そのためか、地域との関わりは子どもを通じてという意見が最も多く、仕事以外の地域との関わりはないとの意見もありました。

○どんなキッカケが必要orあった?
 ・子どもを通じて地域に入ることが多い。
 ・相手の事が分からないと話すことが怖い。
 ・周囲より声をかけられた。
 ・時間がないため地域行事など誘いがあるが断ってしまう。

○どんなカベがあるorあった?
 ・偏見の壁。
 ・自分から壁を作ってしまっていた。
 ・(障がいを持った自分の)子どものことを受け入れる。受け入れなければ
  地域の中に入れない。
 ・(障がいを持った自分の子どもの事を)人に話すこと。
 ・(珍しい障がいだと)行政の理解がない。また、障がいの説明をしなけれ
  ばならない。
 ・地域が閉鎖的だった。
 ・時間がない。

○自分に必要なもの・地域に必要なもの
 ≪自分≫
 ・時間を作る。
 ・自分を保つことも大切。
 ・情報収集
 ≪地域≫
 ・地域とのコミュニケーション(声を掛けられる掛けることができる
  環境)。
 ・フリースペースのようなものがあると集まりやすい。
 ・学校全体で支援をしてほしい。
 ・地域に飛び込む勇気が必要。
 ・周りの理解。

○まとめ
 上記のことで話し合い、全員でポイントだと思った事を発表した。
 それをキーワードでまとめた。
 ◎地域
  ・待つのではなく自分からも。
  ・冷たくされても普通にする。いつか伝わってたりする。
  ・あいさつから始める。
  ・違いを認め合う。
  ・人の話を聞くこと。
  ・何か聞かれたらチャンス!と思って違い(障がいの意味)を少し
   説明する。助かることも…。
  ・地域との関わりの中で相手を知る。
 ◎情報
  ・情報を知る。情報を流す。
  ・情報を積極的に集める。
 ◎行動
  ・コミュニケーションがとれる行事に積極的に参加する。
  ・(頭に考えないで)体験すること。
  ・小さなチャンスも行動に移す。
 ◎場所
  ・解放された空間。
  ・自宅を開放して近所の子ども達を受け入れるなんでスゴイ!!!!!
   と思った。
 ◎時間
  ・時間を作る。
  ・でも、やっぱりメンドクサイ…。
 ◎勇気
  ・勇気!
  ・勇気を出して子どもの事、障がいの事を人に話し知ってもらう。
   でも、無理はしない。
  ・ありのままの自分を受け入れること。
  ・(辛かったりしますが・・・)一歩自分から踏み出す。勇気が必要か
   なと思います。
  ・障がいを理解してもらうことはすぐには難しいけど、一人ひとり
   が地域に出て関わっていく事で少しずつ理解してもらうこと。
  ・勇気を持って障がい者であることを理解する。(自分が認める)
  ・地域に踏み出す勇気も大事だし、無理をしないことも大事。
  ・心の扉を自ら聞いてみる勇気。
  ・自分を否定しない。認める。

ジネンカフェVOL.024ワークショップまとめ1

2009-02-16 13:51:11 | Weblog
グループ1
私と地域(他者)、どう理解を進めていけばいいの?

参加者
  ・統合失調症の男性
  ・知的障がい、自閉症を持つ子の母、自身も右耳に難聴をもつ
  ・自閉症を持つ子の母
  ・知的障がいを含む自閉症を持つ子の母
  ・プラダ―ウィリー症候群を持つ子(4歳)の父
  ・広汎性発達障がい児(6歳)の母
  ・福祉大学卒業が決まった女性
  ・人にやさしいまちづくりの活動に参加している男性

皆さんの住まいは名古屋東部の方が多い。
くれよんBOX、じゃんぐるじむの活動に参加して、情報共有を行っている。

どんなことに苦労した(する)
 ・自分(子ども)の障がいを正しく理解してもらえない。
 ・引っ越しをして、子どもの障がいの情報(親同士の集まり場等)を集めよ
  うとしたときになかなか見つからない。
 ・自分自身でカベを作ってしまい、そのカベを取り除くこと。
 ・軽度の障がいの場合、本人含めて周りの人にどう分かってもらうか。
 ・子どもが成長していったときに、子供のやりたいことの情報提供できる
  かどうか。

苦労を打開するためにしたこと
 ・障がいが重いと感じた時、地域の人に告知(PR)をして、理解を求め
  た。
 ・役所等に出向いて情報収集をして、得た情報を頼りにいろんな会に
  顔を出した。
 ・友人を通して一歩踏み出す勇気を出した。

地域に必要なもの
 ・子どものころから、健常者、障がい者のふれあいができる空間、時間。
 ・正しく障害を理解するために大人の福祉実践教室
  (交流経験がないため、偏った理解になっている)
 ・特別支援クラスと併設されている学校内でも先生方の対応。

その時の思い(気持ち)は
 理解してもらうためにあせらずにじっくりと押しつけにならないように対応
 する。