ジネンカフェだより

真のノーマライゼーション社会を目指して…。平成19年から続いているジネンカフェの情報をお届けします。

ふるもとゆうこさんのプロフィール

2008-11-19 20:58:27 | Weblog
〈ジネンカフェVOL.024〉のカフェコンサートで、癒しの歌声を披露して下さるシンガーソングライターのふるもとゆうこさんは、こんな方です。


愛知県田原市に生まれる
1997〜1999
名古屋芸術大学ピアノ科在学中に
    オーストラリアや国内専門学校にて音楽療法を学び
ボランティアサークルを立ち上げ様々な施設で演奏活動を行う

2004 
9月 長野県根羽村では樹齢1800年の天然記念物
   「月瀬の大杉」の前で森と木のやすらぎコンサートを開き絶賛される

2005
2月 根羽村にて行われた全国の林業関係者、森と暮らす人々が集まり
    森と人との未来を考える「おらがコモンズの森林づくり大会」にゲスト出演

4月  NHK教育テレビETVワイド福祉番組に全国ネットで生放送にて出演

2006
2月 「コミュニティビジネス全国サミットinあいち」のテーマソングを製作
5月 根羽村にて行われた長野県植樹祭にゲスト出演
    妻籠宿ギャラリー「康」にて巨樹画の画家とのコラボライブ
6月 長野県車山高原2006夏のCMソングに
 「祈れば何かが降りてくる」が選ばれ、FM長野でO.A.

8月   志摩観光ホテル「香山まり子帽子展」(モデル うた)

10月~ 全国27箇所ツアー公演

2008
2月 ファーストアルバム「みんなここにいるだけで」発表 
3月 名古屋市南区文化小劇場にて「ちきゅうさんきゅう」コンサート
4月 ドイツ・アイシンゲンにて開催されたアースヴィジョン(国際障害者アート展)にてコンサート
約80人の参加者とともに「ちきゅうさんきゅう」を手話でうたう



情報が相前後しますが…。VOL.024のお知らせ

2008-11-19 20:42:55 | Weblog
ジネンカフェVOL.024のお知らせ
~活きてますか、地域の中で、あなたは?~

平成19年1月から、私たちは月に一度のペースで自分に与えられたものを受け入れながら自分らしく生きている障がい者や、支援者の方をゲストにお招きし、その生き方を聞く〈ジネンカフェ〉を続けてきました。障がいの有無に関わらず、人が自分らしく生きてゆくには、その人と〈地域〉との関わりは重要な課題のひとつです。今回の〈ジネンカフェVOL.024〉では、知多地域で障がいをもつ方の就労の場づくりや、成年後見人制度など、障がいをもつ方々の地域生活を精力的に支援されておられる、社会福祉法人むそうの戸枝陽基氏に基調講演をいただき、その後障がいをもつ方と地域との関わりについて考えるワークショップを展開します。

とき:平成21年2月8日(日)11:30~16:30
ところ:名古屋市総合社会福祉会館7F大会議室
    (名古屋市北区清水4-17-1)
    地下鉄名城線「黒川駅」から徒歩5分
    3番出口にエレベーターあり。
    黒川交差点を南へ300メートル

当日のメニュー

◆ゲストトーク
 ゲスト:戸枝陽基氏(社会福祉法人むそう理事長)
 テーマ:「個性を活かした障がい児・者支援が紡ぐ豊かな地域づくり」

戸枝陽基氏のプロフィール
1968年群馬県生まれ。7人兄弟の長男だったため家族を守るという使命感にあふれた学生時代を過ごす。また生活保護を受け「差別」を感じる機会が多かった。大学では社会福祉を専攻し、障害者福祉に出会う。卒業後はケアワーカーとして現場で働き、ケアよりも障害者が生活できる環境作りの必要性に気づく。現在、障害をひとつの個性として受け止め、個性にあった事業かを立ち上げ、障害者が働ける環境を生みだしている。

◆文化会形式ワークショップ
 テーマ①「地域に一歩踏み出すため、何が必要なの?」
 テーマ②「私と地域(他者)、どう理解を深めてゆけばいいの?」
 テーマ③「自分を知ろう! 地域で活きるために」
 テーマ④「地域の中で自分をどう活かせばいいの?」
コーディネーター:村田尚生氏(愛知学院大学総合政策学部准教授)

◆カフェコンサート
 シンガーソングライター・ふるもとゆうこさんが奏でる癒しの歌声を聴きながら、カフェをお楽しみ下さい。

参加費:1,000円(ランチ飲食代込み)
飲み物:コーヒー・紅茶etc…
軽 食:サンドイッチ・ソフトタコスetc…

出展団体(順不同)
くれよんBOX(昭和区)、かたひらかたろう(緑区)、和工房TAN・KEI(天白区)、オリーブ(北区)、ひょうたんカフェ(中村区)、かわせみ工房(日進市)

主催・共催:NPO法人まちの縁側育くみ隊、NPO法人くれよんBOX、かたひらかたろう、東区障害者地域自立支援協議会

後援:愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市、名古屋市教育委員会、愛知県社会福祉協議会、名古屋市社会福祉協議会

申し込み先
NPO法人まちの縁側育くみ隊
名古屋市東区代官町29-18 柴田ビル1階
まちの縁側MOMO内
TEL/FAX:052-936-1717
E-mail:ookubo@engawa.ne.jp
※住所・氏名・連絡先(電話、E-mailなど)ランチの有無(参加費は変わりません)を記入の上、申し込んで下さい。

定員:80名(先着順)
締め切り:1月30日(金)






ジネンカフェVOL.022のご案内

2008-11-12 22:05:03 | Weblog
とき:12月14日(日)14:00~16:00
場所:まちの縁側MOMO
ゲスト:鈴木健一さん〈愛知県人にやさしい街づくりアドバイザー〉
タイトル「どん底から見つけた『できる』ことの素晴らしさ」

略歴:1972年名古屋市生まれ 春日井市在住
中学1年の時、水泳部の部活中にプールへの飛び込み事故で頚髄を損傷し、身体障害者となる。中部ろうさい病院に2年半入院し、小牧養護学校高等部-産能短期大学(現自由が丘産能短期大学)通信教育部を経て、1993年に車いすツインバスケットボールチーム「愛知ツインBBC」の設立に参加、2001年10月に岐阜エクスプレスに移籍。2002年、春日井市で福祉実践教室の講師としての活動を開始し、2003年に愛知県人にやさしい街づくり連続講座を受講して「愛知県人にやさしい街づくりアドバイザー」となる。今年から点訳などのボランティア活動を始め、新たな「できる」ことへの追求に励んでいる。

メッセージ:中学1年のプールへの飛び込み事故で、それまで、できていたことができなくなったことで、精神的なダメージを受け、人生の「どん底」を味わいました。その「どん底」の状態から這い上がり、車いすツインバスケットや福祉実践教室の講師、様々なボランティア活動などができるまでになったかをお話したいと思います。

参加費:300円

問い合わせ・申し込み先

NPO法人まちの縁側育くみ隊
名古屋市東区代官町29-18
TEL/FAX:052-936-1717
E-mail:ookubo@engawa.ne.jp

ジネンカフェVOL.021レポート

2008-11-12 20:36:06 | Weblog
VOL.021のゲストは、くれよんBOXさんのスタッフであり、イラストレーターでもある川口いづみさんである。川口さんは小学校6年生の時の自動車事故により、脊椎損傷の障がいを負ってしまう。この時、一緒に車に乗っていたお母さんも胸椎損傷の障がいを負ってしまったという。その頃は人間の体の機能とか、障がいの知識などなかったので、骨が元通りになればまた以前のように歩けるし、遊べるだろうと思っていたという。

しかし、徐々に現実が明らかになってゆき、もう以前のように歩くことも走りまわることもできないと知る。普通の人ならここで奈落の底に突き落とされたかのような思いに囚われるのだろうが、彼女はしかし〈それならそれでいいや〉と、あっけらかんとした気持ちだったという。ご本人もおっしゃっていらしたが、それは受傷年齢が低かったので返って良かったのではないだろうか? 小学校6年生といえばまだ将来の夢など漠然としたものはあったとしても、それほど強いものではない。だから以前と異なり、車いす生活になって手足が思うように動かせなくなっても、それを紛うことない現実として受け入れることが出来たのだろう。

しかし、例え自分の動かない体を現実として受け入れたとしても、〈これからどのように生きていこう〉と思い悩むものだ。このまま家の中にいても仕方がない。ある時、川口さんはAJUわだちコンピューターハウスが作っている福祉情報誌と出会う。障がいをもった者として自分たちがほしい情報が掲載されている…。なんという素晴らしいことだろう。川口さんはわだちコンピューターハウスの門を叩き、薦めてくれる人もいて編集委員になった。

そこではなにからなにまで、自分たちでやらなければいけない世界だった。取材のアポ取りから、取材、記事を書いて相手に確認を取り、紙面の割り付けに校正。すべて自分たちの手で、情報誌を世に送り出す。自分がしていることが誰かの役に立っているという自覚は、川口さんの心を満たして行った。

この情報誌の取材でいろいろな体験をした。結婚式場のブライダルフェアでは、ウェディング・ドレスの試着もした。食べることが大好きな川口さんは、そうしていつしかグルメ情報担当になっていた。それは現在でも続いている。

このグルメ情報取材中に、忘れられない出来事があった。ある時、ベトナム料理の店へ取材に行った。そのお店も、お店のオーナーさんも気に入った川口さんは、何回か通っていた。しばらく行かずに久しぶりに行ってみると、そのお店のオーナーさんが代わっていた。その後別のベトナム料理の店がオープンしたとの情報を得て行ってみると、「お久しぶりですね」と迎えてくれたのは、なんと以前通っていたお店のオーナーさん。そして嬉しいことに前の店の時に「車いすトイレがあるといいなあ」という川口さんの言葉を忘れずに、現在の店には車いすトイレが設えられてあるという…。

現在の川口さんは水曜日にくれよんさんに来て、イラストやデザインの仕事をしたり、福祉教室の講師をしたり、教会で中高生相手に聖書の言葉を解説する役割を担っているという。いつもと同じく、この日も笑顔がとてもチャーミングな川口いづみさんであった。