ジネンカフェだより

真のノーマライゼーション社会を目指して…。平成19年から続いているジネンカフェの情報をお届けします。

ジネンカフェVOL.087のご案内

2014-10-05 08:40:13 | Weblog
ジネンカフェVOL.087
日時:11月1日(土)14:00~16:00
場所:くれよんBOX(名古屋市昭和区小桜町3-11 羽ね屋敷1F)
   MAP http://www.crayon-box.jp/map.htm
ゲスト:阿部充朗さん(MITTS COFFEE STANDオーナー)
タイトル:開店3年目にして思うこと。〜地域との関係性。コーヒー業界の”今” と ”これから” 〜
参加費:500円(お茶代別途)

ゲストプロフィール:
幼少期より、趣味でパンを焼く母の影響を受けパン屋さんになることを夢見る。高校卒業後、大阪のパンの専門学校に進学。授業の時に飲んだコーヒーが美味しかったことがきっかけでコーヒーに興味を持つ。卒業後大手製パン会社に入社。四年半勤務し退職。以後コーヒー店とパン屋を転々とし、平成24年7月にMITTS COFFEE STANDを開店。

コメント:
第三次コーヒーブームと言われる現在の日本のコーヒーシーン。その中でMITTS COFFEE STANDは何を思い、何処を目指して行くのかを考えます。

お問い合わせ/お申し込み先

TEL:052-733-5955(くれよんBOX)
E-mail:jinencafe@yahoo.co.jp(専用アドレス)

ジネンカフェVOL.086レポート

2014-10-01 11:54:02 | Weblog
ジネンカフェVOL.086は、毎年恒例のお楽しみ企画。今年は『秋の日のちょい怖アフタヌーントリップ』と題して、この世ならぬ異界を覗いてみようという企画。会場もいつものくれよんさんを飛び出して、名古屋市市民活動推進センターの会議室で行いました。

プログラムでは初めに〈朗読者X〉こと有山美波さんの「耳なし芳一」の朗読からになっていましたが、その前に興をそぐかと思ったのですが、私(大久保)がラフカディオ・ハーン(日本名・小泉八雲)と『怪談』の成立過程のレクチャーをひとくさり入れました。ラフカディオ・ハーンはギリシャ人の母親と、イギリス人の父親をもつ英国人で、アメリカに渡って新聞記者をしていました。日本への関心は、この頃からもっていたと云われています。母親の母国であるギリシャも、日本も神話をもつ国々です。幼いハーンは母親から聞かせてもらうギリシャ神話が大好きだったと云います。そんな背景もあって同じく神話をもつ日本にも興味を抱いていたそうです。日本には、松江の中学校の英語教師として来日しました。そこで後の奥さんとなる小泉せつさんと出会うわけです。ふたりはやがて結ばれ、ハーンは日本に帰化することを決意します。せつさんはいろいろな話をハーンに語って聞かせました。ハーンもせつさんが語る物語が大好きだったようです。その中から生まれたのが『怪談』です。

ハーンの『怪談』の中でも、とりわけ有名な話が「耳なし芳一」と「雪女」です。どちらももともと民話とか民間伝承の類いだったのでしょうが、ハーンによって怖くて、哀しくて、そして美しい物語として広まって行ったのです。このふたつの話は子ども用に言葉もやさしく変えたりして本になったり、絵本になったりしています。朗読してくれた有山さんも「耳なし芳一」を子どもの頃に読んだことがあるということでしたが、改めて原本を読んで「こんな話だったのか…」と思われたそうです。

有山さんによる朗読が済むと、参加者による世にも不思議な体験談に移りました。学生時代に観光に行った沖縄での恐怖の体験談。橦木館での不思議な話、学生の頃に写した写真に黄色い光のようなものが映っていて、それが心霊写真ではないか等々…。

この日のメインは、水木しける先生が創作された妖怪が描かれた花札による花あわせでした。ゲームは当初トーナメント方式を考えていましたが、人数が6名と少なかったので総あたり戦にしました。花あわせって地味なカードゲームなのですが、いざ実戦してみると面白くて、参加者一同楽しみました。総あたりで総合点が高い順に順位を決めて行ったのですが、一位がK氏、私は二位。練習の時に無類の強さを発揮した有山さんは五位と低迷。やはりあれはビギナーズラックだったのでしょうか? そんなこんなでお開きになりました。