ジネンカフェVOL.081
~ひとがひととして豊かなこころを育んでゆくために~
私たちは、平成19年1月から月に一度のペースで障がいの有無に関わりなく、自分に与えられたものを受け入れながら自分らしく生きている様々なゲストをお招きし、その生き方や活動を聴く〈ジネンカフェ〉を続けてきました。人が人としてのこころを育んでゆくには、三つの間(空間・時間・人間関係)の豊かさが重要だとされています。しかしながら、障がいをもつと様々な要因からこの三間が乏しくなりがちで、これが障がいのある人とない人との相互理解を妨げている一つの要因であると推測されます。また、この問題は図らずも障がい児・者のみならず、現代の子どもや若者たちを取り巻く環境がもたらすコミュニケーション能力不足・社会性や他者に対する想像力、共感力の欠如などの問題ともリンクし、〈こころ育て〉の問題としてもアプローチされる課題であろうと思います。今回のジネンカフェVOL.081では、この三間問題を取り上げ、問題解決に向けた取り組みの実例をゲストにお話いただいた後、参加者全員でこの課題について考えてゆきたいと思っています。
1.日時:平成26年4月13日(日)13:00~16:30
2.会場:名古屋市総合社会福祉会館7階大会議室
3.プログラム
12::30 開場
13:00 はじめの言葉
13:05 第一部:基調講演 三輪義信氏(日本おもちゃ会議つくり手会員)
13:35 第二部 パネルディスカッション
●三輪義信氏(日本おもちゃ会議つくり手会員)
●小寺岸子氏(NPO法人ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海 副理事長)
●永田尚子氏(名古屋手をつなぐ育成会評議員)
コーディネーター:大久保康雄(NPO法人まちの縁側育くみ隊 理事)
14:35 休憩
14:45 第三部:ワールドカフェ
コーディネーター:白川陽一氏(Keramago Works:ケラマーゴ・ワークス)
参加費:1,000円(1ドリンク付き)
4.定員:60名
5.主催:NPO法人まちの縁側育くみ隊
6.共催:NPO法人くれよんBOX/かたひらかたろう
7.後援:愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市、名古屋市教育委員会、愛知県社会福祉協議会、名古屋市社会福祉協議会
講師・パネリスト プロフィール
●三輪義信氏(日本おもちゃ会議つくり手会員)
1950/名古屋生まれ。東京教育大学教育学科卒業。現在、障害児関係の仕事に従事。 1990/最初の個展を名古屋にて開く。第4回全国ウッドクラフト展にて、「三びきのくま」が優秀賞、第5回同展にて「ワクワクハウス2」が最優秀賞を受賞。2000年同展で「おやゆびひめ」が入賞。2002/NHK教育テレビで趣味悠々『大人が作って遊ぶ木のおもちゃ』を企画、出演。組み木創作の会、日本おもちゃ会議つくり手会員。現在、毎月、自宅にて自作および収集した【おもちゃのひろば】を、【工房】にて「糸のこ工作教室」を開いている。
○ 著書『ほのぼの先生とちいさななかまたち』(KTC中央出版)
共著『おもしろ学校ごっこ』(同)『趣味悠々・大人が作って遊ぶ木のおもちゃ』(NHK出版)
●小寺岸子氏(NPO法人ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海 副理事長)
27年前に交通事故にあい、車いすの生活になりました。街に出て、美味しいものを食べたり、好きな洋服を選びたかったけれど、車いすにはバリアがいっぱいで楽しくありませんでした。1998年に受講した愛知県「人にやさしい街づくり連続講座」、「わたしに使いやすい街にしてほしい。」と言っていいと知りました。それ以来、「ひとにやさしいまちづくり」をすると街がやさしくなって、老後も楽しく生活できるよ。と伝えてきました。子どもたちに車いす体験をしてもらったり、建築士さんにお話をしたり、議会で人にやさしい街づくりを推進しましょう。と議論したりしています。みんなが笑顔で暮らせるまちづくりは、楽しいと思います。
●永田尚子氏(名古屋手をつなぐ育成会評議員)
1954年12月6日に、京都のど真ん中三条蛸薬師で生まれ、下鴨神社のそばで育ちました。生粋の商売屋の京女で、藍色や桜などの「和のもの」が大好きです。家族は夫と二人の娘、そしてコウノトリがベランダに運んできた猫一匹です。長女がダウン症です。子どもが5歳になる頃までは、病院と療育施設に通うだけで精一杯でしたが、次女が生まれ
少し余裕もでき、親の会やNPOの活動に勤しんでいました。娘は今22歳。彼女の自我に出会い、自分の無意識の権利侵害に気づき、人が人として、自分らしく生きる権利を守りたいと思うようになりました。現在は、社会福祉法人の理事・評議員、NPO法人の理事などをしながら、なんでもありの「なんでもアリーナ情報発信」と、権利擁護と地域福祉の活動をしています。
パネルディスカッション コーディネーター
●大久保康雄(NPO法人まちの縁側育くみ隊 理事)
1959年愛知県半田市生まれ。1999年に愛知県主催の「人にやさしい街づくり連続講座」を受講し、講座仲間と共に紙芝居「風穴一座」を結成する。2002年、一宮の宮前ひろばづくりWSに参加し、当時千葉大学教授だった延藤安弘氏に遭遇。2003年、延藤氏等と共にNPO法人まちの縁側育くみ隊を設立、理事に。2007年よりジネンカフェのプロデュースを始める。旅、読書、音楽・絵画・映画・演劇鑑賞、エッセイ・コラム・小説・物語創作など多彩な趣味、多様な顔を持ちつつ、様々な形のまち育て活動を通してやさしさの種まき作業に関わっている。
ワールドカフェコーディネーター
●白川陽一(Keramago Works:ケラマーゴ・ワークス)
1985年、北海道は苫小牧生まれ。札幌育ち。北海道教育大学卒。現在は、名古屋の南山大学院生として、また学びの場のファシリテーターとして、二足の草鞋を履きながら活動中。ワークショップの企画、計画、運営とそのお手伝い、司会・進行(ファシリテーター)、その他教育活動を仕事にし、自分のリソースを使った人助けやコミュニティデザインをナリワイとする日々を送っている。共創シェアスペース「うずみん」呼びかけ人。昨年に引き続き、ジネンカフェ拡大版のワールドカフェの進行役を務める。
お問い合わせ/お申し込み先
E-mail/ohokubo.yasuo0203@gmail.com(大久保)
TEL/052-733-5955 FAX/052-733-5956(くれよんBOX)
~ひとがひととして豊かなこころを育んでゆくために~
私たちは、平成19年1月から月に一度のペースで障がいの有無に関わりなく、自分に与えられたものを受け入れながら自分らしく生きている様々なゲストをお招きし、その生き方や活動を聴く〈ジネンカフェ〉を続けてきました。人が人としてのこころを育んでゆくには、三つの間(空間・時間・人間関係)の豊かさが重要だとされています。しかしながら、障がいをもつと様々な要因からこの三間が乏しくなりがちで、これが障がいのある人とない人との相互理解を妨げている一つの要因であると推測されます。また、この問題は図らずも障がい児・者のみならず、現代の子どもや若者たちを取り巻く環境がもたらすコミュニケーション能力不足・社会性や他者に対する想像力、共感力の欠如などの問題ともリンクし、〈こころ育て〉の問題としてもアプローチされる課題であろうと思います。今回のジネンカフェVOL.081では、この三間問題を取り上げ、問題解決に向けた取り組みの実例をゲストにお話いただいた後、参加者全員でこの課題について考えてゆきたいと思っています。
1.日時:平成26年4月13日(日)13:00~16:30
2.会場:名古屋市総合社会福祉会館7階大会議室
3.プログラム
12::30 開場
13:00 はじめの言葉
13:05 第一部:基調講演 三輪義信氏(日本おもちゃ会議つくり手会員)
13:35 第二部 パネルディスカッション
●三輪義信氏(日本おもちゃ会議つくり手会員)
●小寺岸子氏(NPO法人ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海 副理事長)
●永田尚子氏(名古屋手をつなぐ育成会評議員)
コーディネーター:大久保康雄(NPO法人まちの縁側育くみ隊 理事)
14:35 休憩
14:45 第三部:ワールドカフェ
コーディネーター:白川陽一氏(Keramago Works:ケラマーゴ・ワークス)
参加費:1,000円(1ドリンク付き)
4.定員:60名
5.主催:NPO法人まちの縁側育くみ隊
6.共催:NPO法人くれよんBOX/かたひらかたろう
7.後援:愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市、名古屋市教育委員会、愛知県社会福祉協議会、名古屋市社会福祉協議会
講師・パネリスト プロフィール
●三輪義信氏(日本おもちゃ会議つくり手会員)
1950/名古屋生まれ。東京教育大学教育学科卒業。現在、障害児関係の仕事に従事。 1990/最初の個展を名古屋にて開く。第4回全国ウッドクラフト展にて、「三びきのくま」が優秀賞、第5回同展にて「ワクワクハウス2」が最優秀賞を受賞。2000年同展で「おやゆびひめ」が入賞。2002/NHK教育テレビで趣味悠々『大人が作って遊ぶ木のおもちゃ』を企画、出演。組み木創作の会、日本おもちゃ会議つくり手会員。現在、毎月、自宅にて自作および収集した【おもちゃのひろば】を、【工房】にて「糸のこ工作教室」を開いている。
○ 著書『ほのぼの先生とちいさななかまたち』(KTC中央出版)
共著『おもしろ学校ごっこ』(同)『趣味悠々・大人が作って遊ぶ木のおもちゃ』(NHK出版)
●小寺岸子氏(NPO法人ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海 副理事長)
27年前に交通事故にあい、車いすの生活になりました。街に出て、美味しいものを食べたり、好きな洋服を選びたかったけれど、車いすにはバリアがいっぱいで楽しくありませんでした。1998年に受講した愛知県「人にやさしい街づくり連続講座」、「わたしに使いやすい街にしてほしい。」と言っていいと知りました。それ以来、「ひとにやさしいまちづくり」をすると街がやさしくなって、老後も楽しく生活できるよ。と伝えてきました。子どもたちに車いす体験をしてもらったり、建築士さんにお話をしたり、議会で人にやさしい街づくりを推進しましょう。と議論したりしています。みんなが笑顔で暮らせるまちづくりは、楽しいと思います。
●永田尚子氏(名古屋手をつなぐ育成会評議員)
1954年12月6日に、京都のど真ん中三条蛸薬師で生まれ、下鴨神社のそばで育ちました。生粋の商売屋の京女で、藍色や桜などの「和のもの」が大好きです。家族は夫と二人の娘、そしてコウノトリがベランダに運んできた猫一匹です。長女がダウン症です。子どもが5歳になる頃までは、病院と療育施設に通うだけで精一杯でしたが、次女が生まれ
少し余裕もでき、親の会やNPOの活動に勤しんでいました。娘は今22歳。彼女の自我に出会い、自分の無意識の権利侵害に気づき、人が人として、自分らしく生きる権利を守りたいと思うようになりました。現在は、社会福祉法人の理事・評議員、NPO法人の理事などをしながら、なんでもありの「なんでもアリーナ情報発信」と、権利擁護と地域福祉の活動をしています。
パネルディスカッション コーディネーター
●大久保康雄(NPO法人まちの縁側育くみ隊 理事)
1959年愛知県半田市生まれ。1999年に愛知県主催の「人にやさしい街づくり連続講座」を受講し、講座仲間と共に紙芝居「風穴一座」を結成する。2002年、一宮の宮前ひろばづくりWSに参加し、当時千葉大学教授だった延藤安弘氏に遭遇。2003年、延藤氏等と共にNPO法人まちの縁側育くみ隊を設立、理事に。2007年よりジネンカフェのプロデュースを始める。旅、読書、音楽・絵画・映画・演劇鑑賞、エッセイ・コラム・小説・物語創作など多彩な趣味、多様な顔を持ちつつ、様々な形のまち育て活動を通してやさしさの種まき作業に関わっている。
ワールドカフェコーディネーター
●白川陽一(Keramago Works:ケラマーゴ・ワークス)
1985年、北海道は苫小牧生まれ。札幌育ち。北海道教育大学卒。現在は、名古屋の南山大学院生として、また学びの場のファシリテーターとして、二足の草鞋を履きながら活動中。ワークショップの企画、計画、運営とそのお手伝い、司会・進行(ファシリテーター)、その他教育活動を仕事にし、自分のリソースを使った人助けやコミュニティデザインをナリワイとする日々を送っている。共創シェアスペース「うずみん」呼びかけ人。昨年に引き続き、ジネンカフェ拡大版のワールドカフェの進行役を務める。
お問い合わせ/お申し込み先
E-mail/ohokubo.yasuo0203@gmail.com(大久保)
TEL/052-733-5955 FAX/052-733-5956(くれよんBOX)