久しぶりに「札幌」で気持ち良~く酔っ払って(爆)、電車で「千歳」へ戻りホテルで爆睡
したわたくしめ、、、携帯アラームで叩き起こされたのはまだまだ眠い午前5時でした。
ちゃちゃっと準備と整え1時間後にはホテルまで迎えに来て頂くことになってた今回ご一緒
させてもらう 札幌サーフ の“ナオさん”と合流しいざ道南方面の秘境へ向けて出撃!
さぁ~て、お待たせしました。 → いよいよ後半戦の始まりです!
え~っと、ちなみにJCAは只今、ロッドケースとウェアくらいしか持っておりません!?
前半戦でメインとなったリール、SAスピードキャストにアルミ三脚、L型天秤から弾丸と
いった遠投シンカー類はどれも後半戦には不向きと考えその他付随する物含めぜ~んぶ
関西に送り返しちゃったんです。あっ、あと30Lのフィクセルもねっ!(笑)
● でもご安心を!
後半戦に必要な物はすでに60Lのスペーザ・ホエールに詰め込んで船の出る港の最寄
クロネコセンターに配送済です。
中には24号石鯛ラインを巻いたパワーエアロから瀬ズレワイヤー仕掛け&鋼鉄ワイヤー
ハリス、大量の捨てオモリ、ピトン、ハンマー、尻手ロープなどなどモンスター捕獲作戦で
よく出てくるタックルラインナップがぎっしり!おまけに冷凍クールで送ったダンボール箱
にはいつか剥いたり踏み潰したりしたアケミ貝、サザエにヒイカとこれまた普段の北海道
遠征では決して出てくる事の無いよ~な物ばかり。
もうおわかりですよね?(笑)

遥か彼方に霞む島、
あそこへ乗り込むんです!
そこは津軽海峡が荒れた時に漁船が避難する港が1箇所ポツンとあるだけの無人島、
もちろん定期船も無ければ渡船などもありません。でも今回渡れるのよん!
正午に出船を控え、とある漁港に集結した9人はまるで民族大移動?の如く食料などが
ぎっしり詰まった大型クーラーやタックルを次々と積み込んでゆき漁船はまるで貨物船
状態になっちゃいました、、、さあ、航海の始まりです。
今回ご一緒させて頂くメンバーは北海道を代表するよ~な豪華な顔ぶれでして、前回も
ご一緒して頂いたシマノ・インストラクター&札幌サーフ“菅原会長”始め“ナオさん”、
副会長の“H谷さん”に“K澤さん”、シマノ北海道支社の“所長さん”、浮島サーフ
会長 “ひろし。。。さん”&“女王様”(笑)、がまかつフィールドテスター&函館サーフ
“鶴賀谷さん”とTV番組やら雑誌、カタログといろんな所で見た事のある著名人揃い!
そんでもって乗り込む戦場が、北海道に住んでいる方でも滅多に上陸できないという
秘境中の秘境と来りゃ参加させて頂けただけでも本当に嬉しい限りですよね!
港をゆ~っくり出発すると、津軽海峡は若干ウネリが入ってます。


ウネリに揺られながらこのまま約1時間半~2時間と聞き、最初は船酔いが心配なJCA
でしたが幸いにも天気は快晴&たま~に波しぶきが降ってくるものの心地よい風が常に
吹いて大丈夫そう。
船の上では秘境ツアーを企画して下さっため~っちゃ面白い女王様(※ ひろし。。。さんの
愛妻!笑)&ナオさんとちょっぴり大人?な話や、道南のエキスパート!鶴賀谷さんに
戦場について詳しいアドバイス頂きながらワイワイガヤガヤ盛り上がっていると!?
あれっ?菅原会長、、、

船酔い???
あははっ、いえいえ超タフなお方!船酔いなんてするはずはなく、、、
ただ
眠いだけ!
とのことでした。(笑)取材やプライベート含めいろいろ引っ張りだこでお疲れなんでしょう。
ナオさんと女王様にからかわれてるうちに甲板に横たわって完全におやすみされちゃい
ました!その後もず~っといじくられっぱなし。
透き通った海を覗き込むとイルカの群れが横切って行き、まっ、こやつはどこでも居る
ので珍しくもな~んもありませんがゴメが嬉しそ~にア~ア~鳴きながら付いてきたりと
すでに大自然に包み込まれているよ~な雰囲気ムンムンです。
そしてついに目の前に迫ってきました!

「松前小島」
名前くらいは聞いた事のある方もいると思います。北海道は「松前」、「函館」のちょこっと
上の沖合いにある2つの小さな島、、、上にあるのが「松前大島」で下が「松前小島」!
ちなみに「松前大島」は現在避難港建設中で一般人は立ち入れません。と言っても今回
の「松前小島」もなかなか渡れない所、なんか泳ぐのは大得意なのに飛ぶのが苦手な
変わった鳥が居たりするらしいですよ~。→ ほんまに鳥か?ってね。ペンギン?(爆)
速度を更に落としながら避難港に近付くと!
ありゃっ!?



メイン?と言うか、1本しかない波止にはすでに先客が、、、
何年もこの島に通われている鶴賀谷さんも「おっかしいなぁ~、今まだ一度も誰かが居る
って事は無かったんだけど。」と様子を見に行かれると、なんとお知り合いの方々だった
ようです!(笑)我らより少し早い船で上陸したらしいんですが、それにしても秘境に同時
2グループとは珍しすぎるとのこと。
先端付近にいらっしゃる彼らより手前にかけて入れてもらえる事になり早速ターゲットが
回ってくるルートに沿ってみなさん戦闘準備に入ります。
先端部右角手前より菅原会長、シマノの所長さん、JCA、



波止中間付近外側にひろし。。。さん、内側に女王様、そして鶴賀谷さんと並びます。



秘境らしからぬ賑わいですね~。
ちなみにH谷さんとK澤さんはボートロック → 船釣りで巨大魚を狙うべく再び漁船に
乗り込んで出漁されてかれました!ううっ、船に弱くなかったらわたくしめも一度行って
みたかったなぁ。(笑)
先端部で戦っておられる若手グループは沖向きに遠投を繰り返してペース良く、ナメタ
ガレイ、マコガレイ、アサバガレイと良型のカレイを撃沈されてます。
海底ストラクチャーとしては水深が足元で10~15mで港内はほぼそのまま一定、反対に
沖向きはちょこっと投げると一気に深く落ち込んでおり、岩礁帯が張り出してる部分が
あったりフラットな砂地、またホンダワラやコンブがうっそうと覆い茂ってるエリアなども
あったりと変化に富んで面白そう。
美味しいお土産のナメタガレイが来たらラッキ~ ♪ みたいな乗りでみなさん1本イソメを
付けたスケベ竿を投入されてるものの我らはあくまで違った敵狙い!パワーファイト仕様
にセッティングされたタックル&仕掛けに尻手ロープも忘れずにセットし、イカゴロを
ボッチャ~ン、、、アタリを待ちます。
あっ、もう上の写真でお気付きかもしれませんが、わたくしめも敵の強烈な引き込みに
余裕を持って対応できるようスピンパワーではなく今回は久しぶりにタマン竿を導入し
極太ラインにフルワイヤー仕掛け、掛けたら絶対逃がさん!!!力が入ります。(笑)
やはり敵にも時合いってのがあるらしく、活性の高い時は連発してアタってくるそ~な!
期待は高まるばかりですがいつまで経っても静寂の港内、、、しばらく放置してたエサも
綺麗に残っております。
“とにかく寄せるべし!”
と、不思議な事に?すでに誰かにグチャグチャに踏み潰されてたアケミ貝を(爆)ビニール
袋から取り出してパラパラ、、、
あまりにも暇なので鶴賀谷さんとこへ行ってお話しをしてると、根掛かったのか?何やら
ラインを上下に引っ張りながら作業をされてます。そして次の瞬間、「乗った!」と竿を
持ってファイティングモードに!


や~っと登場です! 50cmクラスのコブダイ。
ベラ科のコブダイは50cm前後までは全てメスでそれより大きく育つにつれオスに性転換
するという変な奴で、それと同時に頭が大きく発達しコブになる事からネーミング?コブ
釣り名人様から伺えば、60cmクラスはオカマと呼び、70cmからようやくオスと呼んだり
するとも!?(笑)とにかくこやつが本遠征の本命!
わたくしめ自身、これまで一度も狙った事が無いターゲットだったのもあり筋金入りのゴブ
釣り師から戦術を伝授してもらってきました。でもまあ、エサは若干違うものの仕掛けは
タマミ作戦とほぼ同じ?怪力の持ち主なので頑丈に越した事はない!ってわけですね。
写真を撮ってリリースされた後、こっちへも回って来い!と思いながら陣地に戻ると、
ガシャ~~~ン!?
いきなり何かが倒されたよ~な音、、、お隣の所長さんの石鯛竿がなぎ倒されてます!

スッゲ~~~!? 80cm まで飛び出しちゃいました!
所長さん、おめでとうございます。
どこから見ても正真正銘のオス!のこやつにうんともすんと言わさず楽々水面に浮かせ
てしまうとは、、、恐るべしシマノの石鯛竿。(← 宣伝?爆)
アゴもかなり豪快でしょ~?立て続けに2匹アタってきたので気合い入りまくった我らは
バンバン港内へ向けて集中砲火をお見舞い、、、しかし初日はバンバンお見舞いしただけ
であっさり幕を閉じちゃうのでした。(悲)そう簡単じゃないって事ですねっ。

時刻はもう午後20時前、ナオさんも夜戦をすべくテントを設営されたようですし、JCAも
手元が見えてるうちにテントを張ることにしま~っす。
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でも、一人では決して行けない様な場所でもありますね・・・(笑)
後半戦期待しております。
たま~に船などで釣れるようですが投げでは厳しそうです、、、
釣れても70cm前後と聞きますし。でも、投げで釣ってみたい魚です!
北海道の釣りに詳しいとどさんならきっとこの小島のコブについても
ご存知だと思ってました。(笑)
すぐそこにはマダイなどが濃い青森の津軽半島が見えてますしコブダイも
なんとか住める環境なのかもしれませんね。確かに足元で狙うスタイルが
多いので投げ釣りって感じじゃないかもしれません。やはり今回は釣果より
この秘境島に渡れたって事が最大の収穫かと。(笑)