なんと夏のシーズンは早朝は5時から営業している「御神火温泉」にそそくさ逃げ込んだJCA、キレイキレイに身体を洗って(← キモイ?笑)、幾つかの穴から冷たい水が混ざってブクブクっと心地良い寝湯でゴロん、風呂上りは定番の牛乳一気飲みをかまして爆睡!
ほんのわずかながらも至福のひとときを味わえました。

リフレッシュしたところで2日目の戦場探しをすべく候補に挙げてた数箇所を回ってると、すごい光景に遭遇!これ、、、なんだかわります? 実はタマミの群れなんです!
今回は風の影響で最終的に違った戦場に入りましたが、釣ってみたい候補にあった戦場の小さな一角からそ~ろっと撮ったもので、小さく見えますがどれも50cm前後はあった
ような気がします。次回はフランスパンも必要かな?
更に島を一周するかのように車を走らせ、昼間のうちに一度どんなんになってるか覗いてみたいと思ってた「野増港」の異常なまでに高い胸壁に登ってみましたよお。


1箇所のみあるハシゴを登った部分は波止の幅が極端に狭く、クーラーやロッドケースを持ってるとフラついて危険に感じますがちょっと行けば広くなって足場はフラットな胸壁。
ただ、、、高いんです!なんせ今回初お披露目となった8m玉網をフルに伸ばしきっても干潮時の海面まで半分くらいしか届いてません、、、12mのロープを付けた落としダモで試してみるともうちょっと!それに夜中にこの高さを克服して落としダモを入れる
なんぞ相当の経験がない限り至難の業!
下側の漁船脇で作業してた漁師さんに伺ってみると、干潮時において海面からの高さは15m とのこと!恐ろしい、、、
でも、去年から気になってたし、、、うむむ、、、と悩んだあげく今夜の戦場はここで悪あがきすることに決めました!もう玉網と落としダモは持ってても意味がないので車でお留守番、もし万が一敵が来た場合には極太タックルと針掛かりを信じて根性でぶり上げようというJCA十八番の「出たとこ勝負戦!」ですわ。(笑)
当然ながら竿にも普段の倍以上の付加を掛けることになるので、スピンパワーだと
下手すれば折れてしまう可能性がある事から「タマンX」で乗り込ませて頂きます。

それに今夜はスケベ心一切ナシでタマン竿2本と自家製イカ短冊のみの真っ向勝負を
挑みましょう!コロダイも出るかもしれないんだけどね~
一通りセッティングが終わるとPEを巻いた替スプールにチェンジしてピンポイントと思う
部分にオモリだけで投入し水深、シモリ位置等できる限りの海底情報の把握に努めます。
数十分後ある程度頭の中にストラクチャーが描けてきた時点で釣り座の位置を決め、
蚊取り線香包囲陣を周囲に張り巡らせて攻撃準備完了となりました。

午後18時40分、あと少しで真っ暗になります。
ガシャン! グ、グッ、グ、グ、グググ
ゲッ!? まじで来ちゃいましたかぁ~?
どこからそんなパワーが生み出されるのか想像できない壮絶な突っ込み&猛突進に耐え水面まで浮かせるものの、今日はここからが本当の正念場!
折れてしまいそうな程ひん曲がったタマン竿をしゃがんだ状態で股と尻で挟み込み固定、下からまわし込んだ左腕の中間点で竿をホールドしながら両手で道糸を手繰り寄せ
ゆっくりラインを引き上げてゆきます。
重量のあるモンスターを宙ぶらりんにしたままぶり上げるわけですし、グローブをはめていてもラインが手にめり込み切れそうな痛みが走りました。


ジャスト60cmのハマフエフキ ぶり上げ成功!
この1匹だけでもう手は痛くて痛くて、、、後悔先に立たずとはこの事を言うんですね~。
少し休憩でもと思っている矢先に続けて、
ガッシャ~ン!!!


ひやああぁ~、、、貴方たちみんなで回ってきてるのね。
ふん!ふん!ふん!(怒) とタマン竿を下半身で挟み込んだ状態で気合いのぶり上げ、2匹目の59cm ハマフエフキちゃんも無事ランディングですわ。
それにしても重い、、、
ほんまに重い!この一言に尽きますわ。
だってね~、投げ竿に比べて「タマンX」は全長480cm。
今夜みたいに三脚にセットするとやっぱり長く感じるのが第一印象なんです。


ちょうど典型的・がまかつ竿の象徴でもあるアズキ色の部分がリールシートからちょっと上らへんにあるのが見えますよね~?
それがですね~、、、不運(幸運?)にも奴が来てしまうと、

ご覧の通り、こんな部分から3m以上もほぼ真下へ直角状態に突き刺さってしまい時にはどれだけ火事場のクソ力を出しても竿を起こせない事もあるんです。
ちなみにこの写真、、、ファイト中に片手でカシャっと余裕かましてたらぶり上げ最中で
ボッチャ~ン、、、タマミちゃんを落としてしまいました。(笑) でもね、あとで調べてみるとハリスに広範囲に渡る瀬ズレの痕が残っており、どうやらこの部分で切れてしまったよう。ちょっと言い訳!あはっ。
また当然の事なんですが、「結び」も完璧にしておかないとこういうぶり上げたりする
戦場やシチュエーションでは特に不安が付きまといます。
コロタマ作戦に真剣に取り組み始めた頃、高知で敵とバトル中、あと少しというところで
一気に軽くスポっとなって敵を逃がした経験があります。後にこれを検証すれば結び目でやられており、普通ラインを結んだ後に余分のはみ出た先をある程度短く切りますよね?
要するにこの時は引っ張り合いっこでだんだんラインが伸びスイベルとの連結部に過剰な力が加わった末、滑り出し短くした余分な先部まで巻き込み最終的に結びが敵の力に負け抜けてしまったんです。以来、結び方を再度見直し、余分なラインの先もかなり長めに残して戦いに臨んでおります。
もちろん過去の苦い経験に先生方のアドバイスもあり、過酷を極めている今夜も結び目でブレイクなんぞは一切起きてませんし、もし出撃前からこんな戦場に入ると計画してれば完全にワイヤーハリスを使用したガチガチ瀬ズレ仕掛けにしてきてたんですがね~。
フ~ワフ~ワ、、、?
ギイイイイイ~~~!!!
おいおい、わしゃ今あんたを倒す為の心がけを語ってる途中やで!


キタ~~~!70cm ハマフエフキ 撃沈。
やっぱり何度考えてもどこからのそんなバカ力が出てくるのか想像が付かないですわ。
とにかくパワー対パワーの勝負でぶり上げたのは自己記録を2cm更新したサイズ!
ちょっとずつですが記録更新中かな?(笑)
1回でザラザラになり擦り切れ寸前のハリスを新しいのに交換している時でした、何を
考えたか尻手ロープも付けた上でガチガチにドラグ締め切ってたもう1本の竿を怖いもの見たさに久しぶりに少しだけ緩めてみました、、、
ギュイイ~~~ン!!!!
まだおるの!?
それはそれは気持ちいい?高速フル回転の高音が闇夜に鳴り響きました。


またまた60cmのハマフエフキ。
すぐには来んやろとちょっと遊んでみたんですがマダイ作戦みたいにドラグを少し緩めるのはこの作戦では 命取り ですわ、、、まあ、すぐに締めて対応したから運良く逃がし
ませんでしたが他にバックラッシュやら面倒な事にもなり兼ねないので。
とまあ、ここまで非常に熱い投げ釣り戦記をお送りしてきてるのですが、時間にしては
短時間なんですよ~。なんせこの4匹撃沈した時点でまだ21時前!群れで回ってくる敵
なのでいかに時合いが大切かを物語ってますよね。
ここで一旦アタリは遠退き波の音が鮮明に聞こえてくるくらい静まり返ってしまいます。
昨夜同様、タマミ狙いと言えば忘れてならないのが、



招かれざる外道たち。
おまえらはドラクエのサブタイトルか?と突っ込みたくなるような連中のオンパレードが始まったのでした。ウツボはもちろんの事で軽く10本は越えましたが、昨日に引き続き奴の写真なんか見たくないでしょ?ということで今夜はネコザメ君とゆかいなエイの仲間たちをご紹介しましょう。(笑)
外道とは言えサイズもデカいのが多いのでぶり上げるのも一苦労、だからと言って道糸からなんぞ絶対に切りたくないですしね~、あ~手が痛い!夢中になってる時は全く痛みもな~んも感じないのですが、一段落するとジワジワ来ますわ。
とりあえず一服と缶コーヒーを飲みながらパンを頬張って蚊取り線香包囲陣の中で
グッタリ、、、荷物軽量化の為、テントもないので波止の上で寝転がるしかないなぁ~。

日付も変わって午前2時。
あれから来るのは外道のみ。
夜明け時刻は5時20分となってたのでまだ期待は持てます。
ドッカ~ン! ギュイ~~~ン
不意打ちのアタリ!ものすごいスピードでした。
少し沖に大きめのシモリみたいなのがある事は把握してたのですが、見事一瞬にして
そこへ走り潜られてしましました。しばらく放置しておくとほとんどが出てくるというので
ドラグをほどほどに緩めたまま放置プレイ、、、
しかし1時間経っても敵は出てくることはなく仕方なくあきらめました。
こういうパターンで逃がしてしまったのって デカかったんじゃないかな?という
衝動に駆られたりしません?
ポツ、、、ポツ、、、ポツ、、、?
ん? 雨?
明け方にかけて雨雲が島の西側を通過してゆく予報通り、ポツポツと大粒の水滴が空
から落ちてきます。昼間は蒸し暑いものの夜間、特に夜明け前はちょこっと肌寒く雨まで降られると体温は一気に低下して疲れてきます。
じっとしてても冷たさを必要以上に意識してしまうので、立ち上がってウロウロ、、、傍から見れば真夜中に意味も無くウロウロとまさに変質者ですわ。反対に不気味かもね?(笑)
ドッカ~ン!!!
真っ暗で何も見えない海面を覗き込んでると、真横にあった竿が吹っ飛び三脚のアーム上でシーソー状態!力任せでリーリングして変に慣れてきた?道糸を手でたくし上げての15mぶり上げ突破作戦!


今夜のアベレージサイズでしょうか? 61cmのタマミちゃん。
どれも丸々太ってるので35Lクーラーの中身を全部外に出して少量の砕いた氷をまぶしても5匹限度、無理矢理上から押し締めないと締まりません、、、
ダイワの50Lトランク大将でも購入するしかないかなぁ、、、でもあれロックノブが割れ易いとも聞いてるし、、、う~ん、、、今後たくさん釣れるとも限らないし、、、。
だんだん空が明るくなってきて完全に外道含めアタリすら消えてしまいました。
引き続き雨に濡れているので、今朝は早めに切り上げて「御神火温泉」にでも行って
帰りの飛行機の時間までダラダラすっかな。
自己記録も更新できましたし大満足です!

でも、、、身体中は悲鳴を上げてます。
特に極太ラインが食い込みまくった右手は、、、(笑)そうそう、ここで余談なんですが
温泉で地元の港拡張工事のダイバーに聞いた話で、「伊豆大島」で最もハマフエフキが多いエリアって、、、あったんです!
数人いらっしゃいましたが口を揃えて間違いなくあそこだとおっしゃってました。
そして。そこはまさにJCAがこの記事の最初に群れで浮いてるタマミ写真を撮った戦場!投げ釣りしているのを、いや、地元含め釣り人をほとんど見かけない小さな隠れスポット。
今年中には突入予定。
それなりの結果が得られればまたブログでご紹介しますね。ではでは
「ついに穴場発見か?」と思った貴方!これ押してちょ →

凄すぎです!
タマミの群れの写真い~ですね~~
僕なら海に飛び込んでタマちゃんと一緒に泳いでみます。
とにもかくにも「おめでとうございます!!」
私は沖縄でタマン70UPを釣るのが今の目標なんですが・・・いつになるやら~
それにしても15m!も抜き上げ~とは考えただけで恐ろしい・・・。
ビビリーな私は、もし途中でラインブレイクしてオモリが顔めがけて飛んできたら・・・考えただけでもうダメですね~~。。。
それを5枚もやってしまうとは・・・やはりJCAさんは変態!?ですよ!!
ある意味そこまで「命掛けで情熱を注げる姿」に感銘を受けます(謎)。。。
恐れいりました!!!
しかし高所恐怖症の私にとって高さ15mでの釣りは無理です(--;
JCA殿次回はどちらへ行かれるのですか?毎回夢のある釣り場ばかりで見ているこちらも大変癒されます
次回も怒級のタマメを撃沈させてください!!!
でわでわ
この高さなら飛び込める!と思いつつも足がすくんでしまいました。
近日の遠征大漁を楽しみにしております!
毎回、70cm出た~!と思いながらスケールあててがっくり、、、
なんとか拝むことができました。
15mの胸壁はかなり恐ろしかったですが、夜になって暗くなれば変に
真っ暗で見えない事からそこまで足はすくまなかったですよ。(笑)
ただ、、、ぶり上げるのは大変でした。対策を考えます!
申し訳ないのですが、明石ではどうなのかわかりません。
ただ青森などではマコガレイが夜釣りでよく釣れるので試してみる価値
はあるかもしれませんね。がんばってください。
あ~ほんとに浮いてたりするんだ~!と。
まだまだ目標サイズには程遠いですし、正直始めたばかりなので
ポイントのデータもそこまで多くありませんので今は突撃あるのみで
がんばってみようと考えております。次回は来週を予定してますのでぜひ
また見てやってください!
釣行記見ていて楽しくて仕方がありません・・・
ウズウズします。
どんどん、自己記録更新してください
次は、80オーバー必ずしとめたってください。
ラインはいつかマークしておきたいのでがんばってみます。
南紀で晩秋に出てくれたら一番嬉しいのですが