JCAの激闘!投げ釣り戦記Ⅰ

大物投げ釣り一筋!(2007~2013年)

ウェーダーを履き水没現場へ、遠征第九十四弾!青森県・六ヶ所 / むつ小川原港 (4日目)

2010-03-31 23:57:18 | 投げ釣り戦記!

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【捜査ファイル94】


俺は4課のJCAだ。


座布団鰈の犯罪を多く扱う事から我々は“マル鰈”と呼ばれている。
今日もまた眠らない鰈大国・日本のどこかで事件は起きようとしている、、、




ついに最終日となってしまった。


俺たちの念願でもあるゴ~マル検挙は今回も叶わなかったものの、それに近い
サイズにまで近づくことができ大きな進歩になったと我々「4課」は思っている!


今朝は早めに捜査を切り上げ、昨日も少し触れたかと思うが別件のヤマを追う。



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午前0時、


日付が変わって今、思い返せばあっという間だった、、、今日の昼過ぎ、13:35発の便で
俺はここ青森の捜査本部を離れる。







今夜はやけにドンコが多い、、、昨日の“真子組”一斉検挙劇で他の直参連中は
警戒してしまったのか?それともアカコガネを使い果たしアオイソメのみでおとり捜査を
しているからか?最終日の夜間捜査はいわゆる外道たちで賑わっている。


引き続き「むつ小川原港」「大波止」中央部にて捜査本部を置く俺たち、あまりにも
ドンコのストライキ・パレードがひどいので午前2時までには夜間捜査を中断し車内にて
待機することにした。結局そのまま眠りに落ちてしまい気付けば朝、よくあるパターンだが
すでに睡眠不足で疲れきっていた俺たちにはどうすることもできなかった、、、






しばらくすると“八戸のちょいワル刑事”のダチでもあり?地元、三沢でひっそり暮らす
堅気さん“ポッキ~さん”がやってきて横に入ってこられた。


俺も過去に何度か顔を合わせた事があるのだが、彼の心はとてもか弱く、風が強くなって
きたり、雨が降ったり、夜間捜査で隣の捜査官が帰るだけでも“ポキッ!”と心が折れ
早々に帰ってしまう、、、しかしちょいワル刑事の事が好きなようで我々の現場を彼に
引き継ぐことにした。




そう、俺たちはもう撤収となるのだ!今時期の「むつ小川原港」特有の現象、昼にかけて
風も強くなってくる日が多い中、今日も例外ではなく突風が混じってきてたので終了には
ベストタイミング、、、さっさと片付け次なる現場へ出発となった頃には、なんとさっき来た
ばかりのポッキ~さんもすでに心が折れてしまってたようで急いで片付け帰っていった。


彼は一体何をしに、、、







まずは午前8時までの俺の検挙カレイ。




この後、ちょいワル捜査カーはとある極秘の捜査現場へ、、、





ミノフスキー粒子の濃度がやけに濃いエリアに通りかかったと思えば、東北の「4課」
ご用達というカットショップがあったり新たな発見と共に俺たちは走った!


ちょいワル刑事曰く、今後のカレンダーからすると昼間に最も潮位が低くなるのは
“今日しかない!” ということで早速ではあるが、次回の長期捜査に向けてアレを
獲りに行く予定をしてたのだ。


ウェーダーを履いて普段は完全に水没している海底へ侵入、スパイダーマンの如く脱出
不可能に近いように見えるダンジョンへ彼は突入!初体験である俺はただひたすら彼の
無事な帰りを待った、、、






エラコ!


写真でもわかるかと思うがこの現場にはすぐ手前にもたくさんエラコがある、しかし太くて
長い極上モノはかなり奥の誰も来ないような所で大きく育ち眠っているのだという!


ちょいワル刑事はこのような極秘捜査現場を何箇所も押さえており時期や潮位差によって
現場選定しているらしく、今日も次回分としておそらく釣りエサ屋で購入すると軽く万を
超える量のエラコをドッサリ確保。


後の処理および準備は彼に任せる事となり俺たちは米軍の刺客が多く潜伏している
三沢市内にて昼食を取りしばしの別れとなった。





I'll be back!




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