筏からのカレイ釣りなんかでは超主流な「コマセ」。
しっとりいやらしい手触りのコマセ?をいやらしい手つきで
団子状態にして海へ投下 → いやらしい魚の代表格カレイが寄ってくる、、、
なんともまあ単純かつ芸のないストーリーじゃあないですか!
つ、ついにこの時がやってきてしまいました、、、。
嬉しくも、どこか寂しくもあるダラダラ続いたネタの終焉、、、。
実釣フィールドとなった戦場は石川県の「華麗島」。

なぜここをチョイスしたかと言いますと、魚影が薄くあまりカレイが釣れない戦場だと仮にコマセ仕掛けで釣れたとしても果たしてコマセ効果でなのか?たまたまなのか?
わからないので。基本的に魚影の濃いことで知られる「華麗島」の条件下で比較した
ほうがまだ正確な結果が得られるかと考えたからです。
検証した条件設定としては以下、
① 合計4本のうち2本がコマセ天秤仕掛け、残りの2本は通常の仕掛け
② コマセ天秤仕掛けと通常仕掛けを1対と考えほぼ同じ方向へ投入
③ 仕掛け部の装飾やエサの量、誘いを掛けるインターバルなどは全て同じにする
そして今回検証に使用したアイテムたちは、

● 自作コマセカゴ付L型固定式天秤 (デルナー30号を使用)
● マルキュー / カレイのまきえ (貝、エビなどのミックス)
● マルキュー / サビキ君 (エビ)
こんだけのコマセでも結構重量があって持ち運ぶのが面倒くさい上に、カレイのまきえのほうは開封して無くても臭い!という難点もありましたが検証のため我慢です。
(この日の戦場は)
入り組んだ小さな湾で水深は全体的に浅く海底にはホンダワラが所々ちょっとだけ生え平均水深は2mあるかないか。
(コンディション的には)
いつもより魚の活性が著しく低く、通常の仕掛けで誘いをかけ、何度か打ち返しても
エサ取りすらおとなしい状況、、、
そんな中でコマセカゴへコマセをぎっしり詰め込んでファイヤ~してみました。
足元で一度シンカーのみ沈めてみると、コマセは両者共にしっとりめのパウダー状のもので、サビキ用レンガとは少し異なり粒子が非常に細かいことから着水と共に一気に煙幕を作って一帯に広がります。
検証開始後しばらくすると、、、

マコガレイを撃沈できましたよっ!(短時間で5匹撃沈。)
たまたま時合いが重なったと言ってしまえばそこまでですが、通常の仕掛けが全く反応
なしの中、コマセ仕掛けの方は投入後すぐにプルプルプル、、、と小刻みなアタリが
出始めエサを取られる状態が連続!手返しするうちに本命カレイを撃沈となった工程を
考えれば魚の活性を高める集魚効果の点では有効かと結論付けれます。
ただここで小刻みなアタリを出したエサ取りのフグやハゼもどうやらコマセ煙幕に誘われ集まってきた連中、、、あまり動き回らないカレイの特徴からすればコマセによって
瀬戸内の乗っ込みシーズンによくある「エサ取り地獄」を自ら作り上げてしまう可能性もありうるってことですよね~。
うむむ、、、最終的にJCAが出した答えは、
カレイ作戦にコマセを導入!ってのは間違いなく有効と言えますが
あくまで状況をよく見極めて使用の可否を判断する。
ことが求められるのかもしれません。
例えばカレイ以外エサ取りがほとんどいない戦場(← そんなとこあるの?)や
外道でも美味しいホッケみたいな魚が集まる北海道などが挙げられます。
近いうちにマガレイ作戦にでも使ってみようかな?(笑)
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