最近ニュースで、襟裳岬でゼニガタアザラシを絶滅危惧種から指定解除をしようとしていると聞きました。
絶滅危惧種の指定で守られたゼニガタアザラシが増えすぎて、漁業に大きな被害が出ているそうです。
指定解除すると、おそらくアザラシの駆除をすることになると思います。さすがに絶滅危惧種に再び指定されるような駆除の仕方はしないとは思いますが、自然保護の観点から行ったことで困ったことになっているのは、襟裳岬だけの話ではないと思います。
一種の動植物だけを守るやり方では、結局、他方にしわ寄せがいくことになりますね。
ですから、生態系そのものを守ることを心掛けることが大切です。
多様な生物がバランスよく生活していることが、本当の自然保護ではないでしょうか?
ゼニガタアザラシを絶滅危惧種から指定解除したのち、そこで生活する漁民の方たちの生活も考えながら、襟裳岬の生物多様性をどのように守っていくのか広い視野で考えてもらえたらと思います。
そして、私たち一人一人が、自分たちが暮らすこの日本の自然に、もっと関心を持って行かないとなぁ~と考えさせられるニュースでした。