JA7DDK ブログ は こちら!

写真付きで日記や趣味のブログ。「陸・海・空」乗物免許?マニア?の日記です。筋金入りの「アマチュア無線家」でもあります。

ビーチクラフト・ボナンザ機で大飛行!

2012-02-08 13:45:15 | 日記
2月5日
ビーチクラフト・ボナンザ機で大飛行!

前日4日、白鷹スカイスポーツクラブの新年会だった。山形市黒沢温泉「ゆさ」で。
冬ここでは、ULP、積雪で飛べないので、みんなムズムズしているみたい。
 クラブ員の一人で、実機も所有している、「Ino」さんが、「明日、一緒にとばないかあ?」
『飛びたあい!』『おらも!』『おらも!』で、三人。

次の朝、朝日がまぶしい!ほぼ快晴。昨日は、かなり酔っ払っていたので、「あれは、『妄想』『夢』だった?なんてことなよなあ?
Inoさんが、「さあ!いこうか!」
 
夢じゃなかったんだ!きゃっほぉう!

仙台空港直行集合でまちあわせして、小型機駐機場のゲートを係りの人から開けてもらって。
おーーっ、広い駐機場に、ぽつんといました。
3.11の津波以前は、たくさんの小型機が、並んでいたところです。(ホノルル空港のTハンガーみたいでした)

金網の外には、津波の残骸のがれきが、山になっていました。あのフェンスも、丸太と有刺鉄線で作った急ごしらえでした。

おおー!ビーチクラフト社製「ボナンザ」
おらがハワイで練習した、パイパー・アーチャーより、二まわりほど大きい。プロペラは3枚、可変ピッチ。ギア(車輪)は、『引き込み式』(おら初めてだあ) 6人乗り


photo by ja7ddk from OCNフォトフレンド



photo by ja7ddk from OCNフォトフレンド


photo by ja7ddk from OCNフォトフレンド


photo by ja7ddk from OCNフォトフレンド



I機長のお友達一人(ライセンサー)が加わって、合計5人で飛ぶことになった。(5人で飛ぶのも始めて!)

なんと!おらに「副操縦士」させてくれるって! 感謝!感激! うれしいい!!
(とはいっても、=「オートパイロット」代わりですけど。)

「プリ・フライトチェック」からはじまって、例のチェックリストが始まった。キャビンドアの閉め方・開け方まで。(ドアがアーチャーみたいに、右側にしかない!)

操縦席は、アーチャーとほぼ同じだが、速度計のメモリが違う!!『速い!』何?巡航速度が150ノット!凄い。ホワイトアークが100ノットだって? 白いピストンがスロットルで、赤いのがミクスチャーなのはいいけど、青いの?何?「プロペラピッチです」だって。
この黄色いのは?「ギアのUP-DOWNです」これも初めて!
フラップは、セスナ172みたいに「電動スイッチ式」だった。
あとは、ラジオ関係。VORやDME。ILSもできる?。ADFは無かったような?トランスポンダーもちゃんと付いてました。
要するに、基本的には、同じだが、「パワフル!」なのだ!なにせ、空冷水平対向『6気筒』だもの!

「どっちに行こうか?」
「西の蔵王連邦を超えて、山形市、月山、日本海側庄内、鳥海山へ行ってくるってのは、どお?」
「いいねえ!」てなわけで。フライトプランの電話して。『さあ行きましょう』(前もって書類で!というのは、昔のことらしい)

機長と二人でチェックリストをこなしながら、いざ出発。

仙台空港の長いほうの滑走路(3000m)の、中ほどから、入って、テイクオフ! 70ノットくらいでローテーションして、地面はなれて、上昇継続確認して、ギアアップ!(これ、はじめて!感激)
5人も乗ってると、さすが重い!!!!対気速度に注意しながら、そろりそろりと、「上昇!」
滑走路端から、左旋回。アップウインドレグで、上昇。適当なところで、右旋回して、ウエストバウンド(西に進路をとる)。

なんか奥羽山脈は、雲が覆っていて、見えなくなっている。フライトプランでは山を超えられる6000ftだが、むりだべな! かまうこたねえ!ジャンジャン上がるべえ。

仙台TCAがレーダー追跡していて、「巡航高度変更でっか?どこまで上がるの?」
しょうがない「リクエスト8000」といっておこう。

8000でも雲すれすれなので、9000まで上がった。(それでも、雲の低いところを狙って通り抜けた。)

ここまで逃げれば、仙台TCAレーダーのサービスも「終了です!」 サンキュウ!!GOOD DAY!

山脈を越えると、そこは、山形県上山市上空9000ftだった。蔵王山の横をすり抜けた。(雲の上だけど)

盆地に入ると、地面が見えた。上山市だった。右旋回。山形市に向かう。

が、残念!山形市から北は、ベターーと低層の雲が。こりゃだめだ。
おらの計画では、ここから、降下して、おらの自宅の上を低空で旋回して、ご町内の皆さんを驚かそうと思ったのに。「断念!」

平清水・千歳山あたりまでで、ギブアップ。左旋回。計画変更。白鷹・長井・南陽・米沢方面に変更。
その後どうしよう?

うちの機長は、太っ腹!

「米沢から、吾妻連邦を超えて、福島、郡山、須賀川(福島空港)、福島スカイパーク空港(福島飯坂)、そして、仙台空港に帰りましょう!」

フライトプランの変更の連絡。
これでいいんだって。いまは、簡単なんだ。


『ハイ!』機長おおせのままに。高度・進路をキープ。 それにしてもこの飛行機、時速300kmは、早い・早い!!

吾妻小富士上空!(福島市近郊)9000ft


photo by ja7ddk from OCNフォトフレンド





この間、ズうーーーーと。「高度」「進路」を支持どうりに、守って、ひたすら、操縦!!!!!
機長の「コール」の通りに。 「一生懸命に!」『オートパイロット』状態!!!(これケッコウ難しいよ!)

猪苗代湖上空だ。凍ってるのかな?白い。

郡山市付近で、急降下。9000から、3000ftまで。
須賀川の福島空港で、定期便が出発するのを待って、ベースで、ホールド。2周後後。「ローパス」やったりして。

山の上は、気流が悪いし。
「乗客の皆様。ここは、地形のせいで気流が悪いのです」なんて、インカムで「いい訳をしながら」

福島スカイパーク(飯坂)の「農道空港」は、雪に覆われて、休眠中だった。機長はこの空港のNPOの、副理事長です。


ここは福島市のすぐ隣です。ここから、仙台空港までは、あっという間。川を越えると、茶色い芝生の仙台空港が見えてきました。ダウンウインドに入って海に向かって。RWY27です。

「エクステンド・ダウンウインド」だって。少し余分に、東に行ってから、左旋回。オンファイナル。
ギヤダウン、ロック、確認!!(思わず確認した!はすめでだ!)そして、長アアい滑走路に普通にタッチダウン!

津波のせい?誘導路の看板が無い!  まあ、適当なところで、適当に誘導路を通ってハンガーに。(過疎状態だから、いいかあ?)

いやーーーー、お疲れ様でした。(1時間45分の飛行でした)

その後、車で移動して、仙台空港ビルのレストランで、みんなで遅い昼食をして、(関係者30%引きなんだった)解散しました。

仙台、雪は無いけど、風が寒かった!!!

福島で、急旋回した時、「乗客の皆さん!片足上げてみましょう!」の合図で、足上げたら、みんな、重くてやっとあげられた?。
(シュミレーターでは無い、『1.5G』体験でした。)

ほぼ完璧!「オートパイロット!」 『よく出来ました!』(ちゃんとやるの、って、むずかしんんだよお!)