先週に続き今回は、IC-756PRO vs IC-7600の対決となりました。
TS-950SDXとのリベンジ対決も行われました。
さてその結果は?
まずは同じ?DNAを持つ756PROと7600の対決の様子を
巷での評判は、756PRO3はハイバンドで受信感度が良くなっているらしい、それじゃ7600も多分同等かそれ以上と思ったら意外と756PROとその差は感じられるず。逆の言い方をすれば、違いが判らないほどの違いとも言えるのかも。
対決ビデオは50MHz-15:00JST-UK8OMの信号です。瞬時に無線機を切り替えてはいますが、QSBがあるので参考程度にしてください。アンテナは海抜300m程の7エレです。録音は信号が上がったときの比較ですが、QSBの谷間になった時の聞こえ方も殆ど変わらずでした。ビデオクリップは
ここ
テスト中にCWメモリーを入れていた756PROでUK8OMとも出来ちゃいました。
50MHzと7MHzでの電信の信号の聞きやすさはどうかと、様々信号を聞き比べましたが、残念ながら7600が優位となる場面はなかったようです。しかしこの聞き比べもコンテストやパイルでの近接波の混信やバンド内が込んでいる場合は違いがどうなのかと言うのは未確認です。
それとCWの聞きやすい設定は、デフォルトの500Hz幅の設定よりもBPFが働かない1.2KHzの設定からPBTを使って300Hzに絞り込んだほうがどちらのリグも自然なキーイングに聞きやすいです。特記は7MHzで空電が気になる状況で7600でのAPFをONにした時の信号の浮び上がりと耳障りな空電の押さえ込みです。これは抜群でした。
さて950SDXとのリベンジ対決は、昼間の7MHzでは前回のように950SDX優位はまったく感じられませんでした。まさか慣らし運転が終わった?エンジンチューンじゃあるまいし?もう一度夜の7MHzで聞き比べる必要があるようです。
この結果からコストパフォーマンスで言えば中古相場9万前後で手に入るIC-756PROはお勧めの一台ですね。
お断り
出来る限りイコールコンディションでの比較を求めていますが、テスター本人の聞きやすさの好みも加味された評価ですので、メーカー発表の性能数値を否定するものではありません。お金があれば私も7600が欲しいのです。hi
本日のテスターはいずれも950SDXオーナーで7MHzコンテストマン、ただのコンテスターそれと最近複数のバンドに出始めたOMです。