台湾移住歴5年、台湾で広告とブランディングのお仕事をされている池田真央氏。初めて台湾訪れた時の第一印象からは、池田真央氏が15年後台湾に移住するとは思えない話でした。台湾移住のきっかけと決め手とは?
【プロフィール】
池田真央氏
台湾移住歴5年
編集者・ブランディング・製作ディレクター
東京都出身
カメラマンの父、編集者の母の元に生まれる。
(株)世界文化社『MISS』、
(株)集英社『eclat』にて編集者として活動。
首都圏と地方、海外とのネットワークを活かした企画
ブランディング、原稿、デザイン、イベントなどを得意とする。
2018年から株式会社OMIJIKA代表。
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和三年(2021)7月6日(火曜日)
通巻第6975号 <前日発行>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
二年以内の中国国有企業の社債償還は230兆円
社債デフォルトが連続する環境下、いよいよ破滅が近いのではないのか?
***************************************
すでに小誌でも既報のように北京大学系の方正集団や、鳴り物入り国策企業だった紫光集団が外貨建て社債をデフォルト(13億元)。王岐山系といわれる海南集団は倒産し、整理作業にはいった。
肝心要の再建機構として発足した「華融資産管理」は、トップが天文学的汚職で死刑となり、機能不全である。3300億元の債務のうち60%が二年以内に償還を迎えるため、債務不履行になりそうという。
ほかにも華夏幸福基業(157億元の債務不履行だった)、天津地産が社債デフォルト。
2021年第一四半期だけでも格力電器などがデフォルトをやらかし、前期比で24・3%の増加、合計で61社の社債が紙くずとなった(2020年は通年で142社の社債が紙くずに化けた。このペースだと、今年は240社以上になる)。
このため新規に社債の起債もしくはCP(コマーシャルペーパー)の発行を予定していた248社が社債発行を見送った。
国有企業大手も債務不履行危機が近いとされ、国家鉄路集団が900億元、国家電網が140億元の社債残高を抱えるなど公的企業の債務は、6000億元とされる。
23年までに償還時期が来る債務は邦貨換算で230兆円。このうちドル建て社債は1720億ドル(19兆円)で全体の8・3%である。
このほか、デベロッパーの民間追手「恒大恒産」「碧桂園」などの社債は、12-14%の高金利で借り換えが行われた。
GDP成長6%なのに、金利が14%とは、これいかに?
令和三年(2021)7月6日(火曜日)
通巻第6975号 <前日発行>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
二年以内の中国国有企業の社債償還は230兆円
社債デフォルトが連続する環境下、いよいよ破滅が近いのではないのか?
***************************************
すでに小誌でも既報のように北京大学系の方正集団や、鳴り物入り国策企業だった紫光集団が外貨建て社債をデフォルト(13億元)。王岐山系といわれる海南集団は倒産し、整理作業にはいった。
肝心要の再建機構として発足した「華融資産管理」は、トップが天文学的汚職で死刑となり、機能不全である。3300億元の債務のうち60%が二年以内に償還を迎えるため、債務不履行になりそうという。
ほかにも華夏幸福基業(157億元の債務不履行だった)、天津地産が社債デフォルト。
2021年第一四半期だけでも格力電器などがデフォルトをやらかし、前期比で24・3%の増加、合計で61社の社債が紙くずとなった(2020年は通年で142社の社債が紙くずに化けた。このペースだと、今年は240社以上になる)。
このため新規に社債の起債もしくはCP(コマーシャルペーパー)の発行を予定していた248社が社債発行を見送った。
国有企業大手も債務不履行危機が近いとされ、国家鉄路集団が900億元、国家電網が140億元の社債残高を抱えるなど公的企業の債務は、6000億元とされる。
23年までに償還時期が来る債務は邦貨換算で230兆円。このうちドル建て社債は1720億ドル(19兆円)で全体の8・3%である。
このほか、デベロッパーの民間追手「恒大恒産」「碧桂園」などの社債は、12-14%の高金利で借り換えが行われた。
GDP成長6%なのに、金利が14%とは、これいかに?
AC通信 No.849 (2021/07/04)
AC 論説No.849 ホワイトハウス、ブラックハウス
建国記念日で国内は少し静かになったと思ったら宮廷内の陰謀論が出てきた。バイデン政権になって半
年しか経っていないのにバイデンはダメと誰もが認めるようになった。ホワイトハウスは半分がカマラハ
リスの勢力だからホワイトハウスがいつの日かブラックハウスになるかも知れない。
G7旅行で世界にバイデンの智能減退をハッキリ見せつけたと思ったら、次の週に共和民主両党の議員と
インフラ経費の交渉で共和党側の5790億ドルに賛成したと発表した。ところがバイデンはインフラ経費
に賛成した翌日の6月26日になるとたちまち前言を翻して、6兆ドルの「人道的インフラ」予算に共和党
の賛成がなければインフラ経費にサインしないと発表して共和党議員を憤慨させ、そのまた翌日この発
言を取り消した。バイデン発言はサヨクや顧問の圧力であれこれ変わることがわかり、メディアでも第
25条憲法修正案(大統領が執務不能の場合は国会多数決で引退させることができる)バイデンを引退
させてハリスを昇進させる話が出て、これはハリス陣営の陰謀だとも言われた。
ところが肝心のハリスは国境視察でエルパソまで行ったのに、空港付近で記者会見をしただけ、国境か
ら10マイルの所まで行ったのに国境を視察しなかったのでメディアの批判が相次ぎ、ハリスはバイデン
より酷いダメな奴と言われるようになった。そしてバイデン引退説に対抗するようにハリスの無能ぶりが
ホワイトハウス内部から出てきたのである。
6月30日のPolitico誌の記事によると、ハリスの国境視察の前日にハリスの補佐官二人が辞任したとい
う。続いてホワイトハウスの副大統領の幕僚たち22名が次々とメディアに彼女の人事関係の悪さ、補佐
官や顧問たちとの相互信用と信頼関係のないこと、記者会見における失言、基本的事務の無責任さなど
を暴く発言を次々と出てきた。ハリス叩きの記事はホワイトハウス内部の誰かがPolitico に漏らしたと
言われる。誰が、どんな目的でハリスの無能無作為を暴露したのか。今のホワイトハウスは歴史ドラマ
のような宮廷陰謀が渦巻いているように見える。民主党議員たちもハリスに批判的である。
バイデンはダメだとわかったからハリスが引き継ぐべきだが、ハリスはバイデンより無能だから困る。バ
イデンはサヨクの言いなりになるが、ハリスは無責任だけどもサヨクの言いなりにならない。ホワイト
ハウスではバイデン派とハリス昇進派の暗闘と両側の暗闘を阻止する仲裁派がいる。Axiosの記事による
とハリス批判をメディアに流したのはバイデンの妻のJill Bidenらしい。
民主党にとってバイデンとハリスが分裂したら2024年の選挙に大きく影響する。バイデンは2024年
の選挙に出る意欲があるらしいが民主党議員は誰も彼を推薦しないだろう。バイデンが出馬しないなら
民主党候補になるのはハリスしかいないが、ハリスでは絶対負けると誰もが思っている。それほど民主
党内部ではハリスの支持者がいない。しかしハリス以外に大統領候補になれるものがいない。だからハ
リスを批判するのは民主党に不利である。仲裁派であるホワイトハウスのRon Klain幕僚長は「バイデン
大統領はハリス副大統領を信頼しているし、何時も執務室で一緒である」と述べた。もう一人の上級顧
問Cedric Richmonは「Politico の記事は二人の仲を裂こうとするサボタージュだ」と述べた。
つまりホワイトハウスの現状はジル・バイデンの大統領擁護派、ハリスのバイデン早期引退派、Klain幕
僚長の内部闘争仲裁派の三つ巴であると言える。
このような状況が起きたのは2020年の選挙で民主党がバイデンを候補者に選んだのが間違いだった。候
補者になったバイデンは黒人のカマラ・ハリスをパートナに選んだ。だがハリスは2020年に立候補した
12人ほどの候補者の中でも人気が最低だった。それでもとにかくバイデンが当選し、ハリスは副大統領
となった。そしてバイデンは痴呆状態が明らかで人気は低迷、2024年には84歳となり再選に出馬する
可能性は低い。民主党にとってバイデンの代わりはハリスしかいない。だから民主党はハリスを批判して
はならない。だがハリスにとってはバイデンが早く引退すればハリスの地位が確実になる。バイデンの妻
ジル・バイデンは夫の地位を維持したいからハリスを批判する。けれども民主党としてはジルバイデンが
ハリスの無能を批判するのは困る。
問題はカマラ・ハリス本人がダメなことだ。ハリスは就任してからこれまでの間に何度もトンデモ発言を
して嘲笑されてきたし国境問題の最高責任者となっても何もしなかった。その上に彼女の補佐官や幕僚
たちとの関係にも問題がある。彼女が指名した幕僚たちも黒人や女性などを起用したので多くは経験不
足で政治的に無知である上にペロシ、サンダース、アラブ過激派との折り合いも良くない。
ボケ老人バイデンのホワイトハウスは誰が政治を牛耳っているのか。一般にはロン・クレイン幕僚長と
スーザン・ライス、それにサキ報道官である。この3人はオバマの代理人で実際の黒幕はオバマである。
このほかサンダースとウォレンの社会主義者、それにトランプ憎悪派ペロシの影響が強い。ハリスは何時
も会議や記者会見でバイデンの横にいるが彼女がどれだけバイデンを補佐しているかはわからない。今
のところバイデンの早期引退はまだ実現せず、宮廷陰謀はまだ続くと思わ
AC 論説No.849 ホワイトハウス、ブラックハウス
建国記念日で国内は少し静かになったと思ったら宮廷内の陰謀論が出てきた。バイデン政権になって半
年しか経っていないのにバイデンはダメと誰もが認めるようになった。ホワイトハウスは半分がカマラハ
リスの勢力だからホワイトハウスがいつの日かブラックハウスになるかも知れない。
G7旅行で世界にバイデンの智能減退をハッキリ見せつけたと思ったら、次の週に共和民主両党の議員と
インフラ経費の交渉で共和党側の5790億ドルに賛成したと発表した。ところがバイデンはインフラ経費
に賛成した翌日の6月26日になるとたちまち前言を翻して、6兆ドルの「人道的インフラ」予算に共和党
の賛成がなければインフラ経費にサインしないと発表して共和党議員を憤慨させ、そのまた翌日この発
言を取り消した。バイデン発言はサヨクや顧問の圧力であれこれ変わることがわかり、メディアでも第
25条憲法修正案(大統領が執務不能の場合は国会多数決で引退させることができる)バイデンを引退
させてハリスを昇進させる話が出て、これはハリス陣営の陰謀だとも言われた。
ところが肝心のハリスは国境視察でエルパソまで行ったのに、空港付近で記者会見をしただけ、国境か
ら10マイルの所まで行ったのに国境を視察しなかったのでメディアの批判が相次ぎ、ハリスはバイデン
より酷いダメな奴と言われるようになった。そしてバイデン引退説に対抗するようにハリスの無能ぶりが
ホワイトハウス内部から出てきたのである。
6月30日のPolitico誌の記事によると、ハリスの国境視察の前日にハリスの補佐官二人が辞任したとい
う。続いてホワイトハウスの副大統領の幕僚たち22名が次々とメディアに彼女の人事関係の悪さ、補佐
官や顧問たちとの相互信用と信頼関係のないこと、記者会見における失言、基本的事務の無責任さなど
を暴く発言を次々と出てきた。ハリス叩きの記事はホワイトハウス内部の誰かがPolitico に漏らしたと
言われる。誰が、どんな目的でハリスの無能無作為を暴露したのか。今のホワイトハウスは歴史ドラマ
のような宮廷陰謀が渦巻いているように見える。民主党議員たちもハリスに批判的である。
バイデンはダメだとわかったからハリスが引き継ぐべきだが、ハリスはバイデンより無能だから困る。バ
イデンはサヨクの言いなりになるが、ハリスは無責任だけどもサヨクの言いなりにならない。ホワイト
ハウスではバイデン派とハリス昇進派の暗闘と両側の暗闘を阻止する仲裁派がいる。Axiosの記事による
とハリス批判をメディアに流したのはバイデンの妻のJill Bidenらしい。
民主党にとってバイデンとハリスが分裂したら2024年の選挙に大きく影響する。バイデンは2024年
の選挙に出る意欲があるらしいが民主党議員は誰も彼を推薦しないだろう。バイデンが出馬しないなら
民主党候補になるのはハリスしかいないが、ハリスでは絶対負けると誰もが思っている。それほど民主
党内部ではハリスの支持者がいない。しかしハリス以外に大統領候補になれるものがいない。だからハ
リスを批判するのは民主党に不利である。仲裁派であるホワイトハウスのRon Klain幕僚長は「バイデン
大統領はハリス副大統領を信頼しているし、何時も執務室で一緒である」と述べた。もう一人の上級顧
問Cedric Richmonは「Politico の記事は二人の仲を裂こうとするサボタージュだ」と述べた。
つまりホワイトハウスの現状はジル・バイデンの大統領擁護派、ハリスのバイデン早期引退派、Klain幕
僚長の内部闘争仲裁派の三つ巴であると言える。
このような状況が起きたのは2020年の選挙で民主党がバイデンを候補者に選んだのが間違いだった。候
補者になったバイデンは黒人のカマラ・ハリスをパートナに選んだ。だがハリスは2020年に立候補した
12人ほどの候補者の中でも人気が最低だった。それでもとにかくバイデンが当選し、ハリスは副大統領
となった。そしてバイデンは痴呆状態が明らかで人気は低迷、2024年には84歳となり再選に出馬する
可能性は低い。民主党にとってバイデンの代わりはハリスしかいない。だから民主党はハリスを批判して
はならない。だがハリスにとってはバイデンが早く引退すればハリスの地位が確実になる。バイデンの妻
ジル・バイデンは夫の地位を維持したいからハリスを批判する。けれども民主党としてはジルバイデンが
ハリスの無能を批判するのは困る。
問題はカマラ・ハリス本人がダメなことだ。ハリスは就任してからこれまでの間に何度もトンデモ発言を
して嘲笑されてきたし国境問題の最高責任者となっても何もしなかった。その上に彼女の補佐官や幕僚
たちとの関係にも問題がある。彼女が指名した幕僚たちも黒人や女性などを起用したので多くは経験不
足で政治的に無知である上にペロシ、サンダース、アラブ過激派との折り合いも良くない。
ボケ老人バイデンのホワイトハウスは誰が政治を牛耳っているのか。一般にはロン・クレイン幕僚長と
スーザン・ライス、それにサキ報道官である。この3人はオバマの代理人で実際の黒幕はオバマである。
このほかサンダースとウォレンの社会主義者、それにトランプ憎悪派ペロシの影響が強い。ハリスは何時
も会議や記者会見でバイデンの横にいるが彼女がどれだけバイデンを補佐しているかはわからない。今
のところバイデンの早期引退はまだ実現せず、宮廷陰謀はまだ続くと思わ
|