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台湾軍はなぜ利敵の風土があるのか    軍機密を中国に売る売国兵士が続出する背景

2023-12-08 14:47:57 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)12月4日(月曜日)弐
        通巻第8035号 
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 台湾軍はなぜ利敵の風土があるのか
   軍機密を中国に売る売国兵士が続出する背景
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11月27日、台湾検察庁は退役ならびに現役軍人の十人を中国スパイ容疑で起訴した。
高等検察庁は「国家反逆罪」であり、容疑者らに終身刑を求刑した。
 なかには台湾北部の防衛を任務とする攻撃ヘリコプター飛行隊と精鋭戦闘部隊で構成される航空特殊部隊第601旅団の隊員が含まれる。

また一人の容疑者は東海岸防衛の花東防衛司令部に勤務後、金門防衛司令部、金門と馬祖の防衛を担当。ほかの一人は桃園に拠点の陸軍化学物質・バイオハザード・放射線訓練センターで化学兵器や生物兵器に対する防御を任務とした。

「現役兵士が中国共産党に忠誠を誓うのは極めて悪質な行為だ」とした高等検察庁は「容疑者のうち3人は「中国向けのネットワークを構築する」ために軍事情報を収集するために現役軍人を募集したと述べた。
 彼らが徴兵した4人の将校は、金銭と引き換えに「複数の軍事機密」を中国政府に引き渡した罪で起訴されたと。10人目の容疑者は職場の金庫から軍事機密を盗んだ疑いで起訴された。
「個人的な貪欲さのため、彼らは軍事機密や国家機密に関連する多数の文書や資料を漏洩、伝達することで国家と国民を裏切り、国家の安全に重大な損害を与えた。これらの容疑者が反逆罪を犯して現役の同僚兵士を裏切った経緯を指摘するのは痛ましいことだ」と検察庁は述べた。
 十月にも退役空軍大佐が中国政府へのスパイ行為と国家安全保障の機密情報を渡した罪で懲役20年の判決を受けた。
 8月には、台湾の漢光軍事演習に関する中国向けの情報収集に協力したとして、父親と息子の2人組が兵士2人を徴用した疑いで起訴された。

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