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@越後の山歩き日記

新潟周辺、近県の百名山などが中心です。個人的な覚書ですが今後の山歩きの参考になれば幸いです。(2005.10.16~)

尾瀬・至仏山 

2021年09月10日 | 尾瀬(尾瀬ヶ原、燧ケ岳、至仏山)

2021.9.10(金)  晴れ

前日22:00自宅発= 1:30 鳩待峠駐車場(車中泊)
6:20鳩待峠~7:15山ノ鼻(7:30発)~10:00至仏山(10:40発)
~11:30小至仏山~12:10オヤマ沢田代~13:10鳩待峠

 尾瀬にはこれまで6回来ていて燧ケ岳にも2回登っているが、至仏山は登り3時間下り2時間のコースタイムで年をとっても登れるかなと先延ばしにしていた。
 この時期の山は、登山シーズンとしては登りやすいが、花は終わって紅葉には早いため入山者が少なく比較的静かである。鳩待峠までのマイカー規制も8月から9月半ばまでの平日は解除されている。
 前夜22時自宅発、沼田インターは0時を少し回ったころだったがそこから1時間半が長く感じた。
 朝4時ころ、寒さで目が覚めた。エンジンをかけて暖房を入れもうひと眠り。6時少し前に明るくなって目が覚めた。両隣の車は朝方に来たようで支度中。朝食などを済ませて出発。

 6:20出発。駐車場は半分ほどの入り。両隣の車からも相次いで出発していった。
 まずは尾瀬ヶ原入り口の山ノ鼻まで木道を歩く。車中泊の寝不足と疲れもあって体が重い。
 7:15山ノ鼻。登山者も一人、二人。
 尾瀬ヶ原は朝霧に包まれ、静かで幻想的。



 15分休んで出発。

 少し歩くと霧が晴れてきた。いい雰囲気。


至仏山頂が見えてきた



3合目付近から尾瀬ヶ原と燧ケ岳


登山道はよく整備されているが、滑りやすい蛇紋岩があり、かなり歩きにくい。
危険防止と植生保護のため山ノ鼻~至仏山頂は登り専用とされている。
7合目付近から尾瀬ヶ原、燧ケ岳


花は名残を惜しむかのようにわずかに咲く
ミヤマワレモコウ
 

ウメバチソウ


オゼミズギク


ソバナ


ヤマトリカブト


ゴマナ


10:00 至仏山
 標柱の上には方位盤が設置され谷川岳、巻機山、平ヶ岳など周りの山がよくわかる。
 昼食休憩。山頂は5人ほどが休憩中。
 日は当たっているが40分休むと半そでシャツ1枚では体が冷えてきた。標高2228mだから15℃位だろう。
 人も少し増えてきたので出発。


山頂から 尾瀬ヶ原~燧ケ岳


小至仏山への稜線。奥は武尊山。いつか登ってみたい。


至仏山~小至仏山の間は見た目は気分の良い稜線歩きだが、滑りやすい蛇紋岩のごろ岩が多くとても歩きにくい。地図では35分となっているが寝不足による足の重さもあって50分かかってしまった。
11:30 小至仏山。


小至仏山から~ 左に至仏山、右に尾瀬ヶ原と燧ケ岳を望む。この景色はなるほど百名山である。


小至仏山を振り返る


オヤマ沢田代は早くも秋の気配。空も雲も。


 13:10 鳩待峠に戻った。天気はいいが下山時刻にはまだ早いためか閑散。
 休憩を入れて7時間、夏の終わりの至仏山周回で出会った登山者は2、30人ほどと静かな山歩きだった。
 滑りやすい蛇紋岩の登山道の歩きにくさは思った以上だったが、眺める景色に励まされた一日だった。


 駐車場に戻って車内で着替え。
 駐車場もメインは満車となり上と下の駐車場にも車が入っている。尾瀬ヶ原に行ったハイカーが多いのだろう。
 帰りに片品村の道の駅と日帰り温泉に寄ろうと思って行ったが金曜日で定休日だった。
 新型コロナの自粛期間中でもあり、ほかには寄らず途中の谷川岳サービスエリアで休憩して家路についた。


燧ヶ岳~尾瀬沼

2006年08月18日 | 尾瀬(尾瀬ヶ原、燧ケ岳、至仏山)

2006.8.17(木) 晴れのち曇り
5:00御池~5:45広沢田代~6:50熊沢田代~8:10まないたぐら~10:20沼尻~11:20尾瀬沼ビジターセンター脇~12:10沼山休憩所~(バス)12:45御池

 前夜7時、平が岳に登るつもりで自宅を出た。磐越自動車道、新鶴IC、会津本郷、田島と夜の道を快速に飛ばしたのだが、迂闊だった。ガソリンが残り1/5程と底をついてきた。夜9時過ぎ、地方都市であいているガソリンスタンドは1軒もない。
 檜枝岐に1軒あるのは分かっていたので、行けるところまで走らせることにした。檜枝岐も通過し御池の坂にさしかかったところで給油警告ランプ。残念。平が岳登山口までは15km程先なので諦めて御池から燧ヶ岳~尾瀬沼を歩くことに変更した。

 翌朝4時半、明るくなったのと駐車場に入ってくる車の音で目が覚めた。青空ものぞいてまあまあの天気なのだが、予定変更の山でモチベーションが上がらない。だらだらと支度をして5時に出発した。盆休みも終わった平日あって登る人もほとんどいない。
 湿気の多い空気の中40分ほど歩いて広沢田代に出た。



西の空はすっきり

東側は雲が多い

サラシナショウマ

 持参のおにぎりと野菜ミックスジュースで朝食、20分ほど休憩。
 再び歩き出して50分ほどで熊沢田代。
 西の空は相変わらず快晴。平が岳も山頂こそ雲がかかっているが途中の尾根まではよく見える。


熊沢田代から平が岳、越後駒、荒沢岳


 ここからの眺めが一番良かった。
 


山頂方面。まだ雲は薄い。


東側からは雲が湧き上がってくる


 20分ほど休んで山頂へ向かったが、途中からはすっぽりとガスの中となった。登り始めから3時間強でまないたぐら。景色もないし風も強いので休憩なしでナデックボを下ることにした。景色は全くなかったが、ミヤマカラマツがきれいに咲いていた。




 2/3程下ったところで尾瀬沼が見えてきた。




 ゴロゴロした歩きにくいナデックボを2時間歩いて沼尻に出た。ここもキンコウカが見事であった。



 沼尻~尾瀬沼ビジターセンター~沼山峠の歩きやすい木道は、まだ夏休みの子ども連れなど大勢のハイカーでにぎわっていた。
 


帝釈山~田代山

2006年06月19日 | 尾瀬(尾瀬ヶ原、燧ケ岳、至仏山)

2006.6.17(土) 曇りのち晴れ
駐車場4:30~帝釈山5:10(5:30発)~田代山避難小屋7:00(7:30発)~田代山湿原~小田代~田代山避難小屋9:30~
帝釈山10:20~駐車場11:00

オサバグサ

 オサバグサを見に南会津の帝釈山に行った。檜枝岐からの林道は今週やっと通れるようになって、今日は山開きのようだ。
 前夜のうちに登山口まで入って車中泊をしていたが4時前に鳥のさえずりで目が覚めた。支度をして4:30に登山開始。登山道を少し行くと早速白い花が咲いていた。鋸歯状の特徴ある葉と共に、初めての者にもすぐに「これがオサバグサだ」と確認できた。それほど目立つ花ではないが、大群落で咲いている様は見事だ。よく整備された登山道をゆっくり登って40分。あっけないほどの時間で山頂に着いた。
 この時期、朝5時でも空は明るいが高曇りであるが雲海の中に近くの山、遠く山々が浮かぶ。


雲海に浮かぶ山々(左が会津駒)
 

 20分ほど雲海に浮かぶ山々を楽しんで、田代山へ向かう。道は所々で残雪に覆われ、ルートを見つけるのに時間を取られるところがあり、思いの外手間取った。それでも1時間半ほどかかって田代山避難小屋(弘法大師堂)についた。時間はまだ7時前でこれから天気の回復が見込まれたので、30分ほど中で横になった。何しろ昨夜は車中泊で4時間ほどしかねていないのでいささか横になりたい気分だ。
 少し横になったら元気も回復し、湿原を歩くことにした。
すぐに、湿原の花々が出迎えてくれた。
タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、チングルマ、イワカガミ……。
 そして、青い空と白い雲を映し出す湿原の池塘。
 来て良かった。思わず叫びたくなるようなすばらしさだった。

田代山湿原

その2

チングルマとイワカガミ