@越後の山歩き日記

新潟周辺、近県の百名山などが中心です。個人的な覚書ですが今後の山歩きの参考になれば幸いです。(2005.10.16~)

白馬岳~雪倉岳~朝日岳 

2016年08月08日 | 白馬岳、 周辺の山

2016.8.6(土)~8(月) 晴れ、快晴、晴れ

8.6(土) 晴れ
 6:00蓮華温泉~9:10白馬大池(9:30発)~11:30小蓮華山~13:30白馬岳山頂~14:00白馬岳テント場

8.7(日) 快晴
 5:50テント場~6:20白馬岳山頂~10:00雪倉岳(10:20発)~13:00朝日岳水平道分岐~14:40朝日平テント場

8.8(月) 晴れ
 6:30朝日平~7:30朝日岳(50分発)~10:50花園三角点(11:10発)~12:10白高地沢(12:50発)~13:50瀬戸川~15:10蓮華温泉

 今年の夏休みは、4年ぶりに蓮華温泉から白馬岳、雪倉岳、朝日岳を前回とは逆回りコースでテント泊周回とした。。

土曜日深夜0時に自宅発、深夜3時に蓮華温泉に着いた。この時間に到着する車も結構あり、駐車場は満車で少し戻った道路脇に駐車した。明るくなるまで仮眠。
目が覚めたら5時だった。当たりは既に明るく、回りの車で仮眠していた人やこの時間についた人たちが出発していく。
 朝食を食べたり、パッキングの整理をしたりで6時出発となった。

 10分ほど車道を歩いて、登山道へ。
 3日分のテント装備で歩き始めるとすぐに汗が出る。

 ここからは白馬山頂は見えないが雪倉や朝日はちょうど正面から日差しを浴びてよく見える。今年は例年になく雪が少ないそうで、雪倉の残雪もごくわずかである。



 2時間歩いて、天狗の庭で小休止。更に1時間歩いて白馬大池到着。8月第1週の土曜日とあって、9時の小屋脇はこれから登る人、白馬から降りてくる人とちょっとした賑わい。この辺りのお花畑は既に咲き終わっていたが、水をたたえた大池が日差しを浴びて美しい。






 パンを食べて、出発。
 ここからは森林限界を超え、標高2千mを超えているのでもう少し涼しいと期待したが、日差しを遮るものがないので直射日光を受けて風のないところはかなり暑い。10時を過ぎて、時折、ガスが上がってきて日差しが遮られるとほっとする。
 
 途中、登山者が立ち止まって何かを見ている。近づくとライチョウ親子が登山道の真ん中で砂浴び中。ライチョウには何回も逢っているが砂浴びは初めて見た。回りの登山者もライチョウ親子の珍しい光景に写真を撮ったりして、しばし歩を止める。
 しばらくして砂浴びを終えた親子は悠然とハイマツの中へ立ち去っていった。
 
 小蓮華山を過ぎ三国境との中間辺りで昼食休憩。ちょうどベンチ状の岩があって腰掛けて向かいの雪倉を眺めるのに絶好。のどかな日光浴である。



 13:30白馬山頂。さすがにこの時間になると360度の眺望とはいかないが、西側の立山、劔や槍や北の雪倉、朝日がよく見える。







 14:00白馬頂上宿舎脇のテント場到着。テント場も満員御礼状態で、条件の良いところはほぼ埋まっていたが、学生グループの大型テントの間に小スペースが開いていたのでそこに張らせてもらう。某大学の男女混成ワンゲルでしっかりした指導者の下、統率よく、朝もセオリーどおり3、4、5で出発していった。昨年は涸沢で高校山岳部の隣のテントでこちらもしっかりしていたが、山を愛する若者たちの心意気に乾杯。

 翌朝は、隣の学生が暗いうちから支度をしている間も還暦過ぎの中高年登山者は明るくなってからにしようと、もう一眠り。
 昨夜100以上はあったテントも残り5張りほどとなっていた。
  ”予定どおり”5:50出発。

 30分歩いて再び白馬山頂。今朝は快晴、360度の展望だ。特に正面から朝日を浴びる剣・立山がくっきりと最高。

           槍ヶ岳 ↓



 昨日は休憩込みで8時間、今日も同じくらいの長丁場。10分ほど写真を撮って先へ進む。
 40分ほどの三国境までの急な下りは、既に登ってくる人もいて所々で軽い渋滞。



  三国境からは9割5分以上の白馬大池へ向かう登山者と道を分ける。
 道を分けて雪倉へ向かう登山道に入ると、やや遠くに先行2パーティー5人の姿を確認できるくらいで、全く静かな山旅となる。この時間まだすれ違う人はいない。沿道にはコマクサ、タカネマツムシソウ、タテヤマリンドウ、アキノキリンソウ、………。
 雪消えが早かったせいで、雪消えの後から咲く、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、チングルマなどはほとんど終わっている。





   



   


   

   

   







 雪倉の手前で、雪渓を少し降りて水を汲む。往復15分ほどと少し大変だったが、結果的にはその後かなりいかない水くみ適地がなかったので正解だった。

 出発から4時間で雪倉山頂。今日の行程の半分である。昼食休憩。雲は少なく気分も最高。フルーツグラノーラを食べる。これは簡単で山の行動食に良い。




 30分ほど休憩して、下りに掛かる。途中はミヤマトリカブト、イブキトラノオ、ハクサンシャジンなどの群落が見事。
 標高2千mを超えているのだが、ちょうど昼時の強烈な日差しを受けて暑い。時折、ふっと抜ける風が気持ちよい。

 雪倉岳と朝日岳の中間、赤男山の燕岩のところで同年代の男性単独テント者が休憩中だっ
た。「長いですね~」と声をかけると、「白馬大池から」とのこと。白馬岳からよりも更に1時間半ほど長いので健脚ぶりに驚いた。「お先にと」声をかけて先へ進む。

 しばらく行くと小学生と中学生の女の子連れの親子4人パーティーに追いついた。中学生の女の子は大人と同じくらいの大ザックでテント装備とわかる。少しゆっくりペースだが、景色や山の雰囲気をゆっくり味わいながらしっかり歩いているようだ。こんな大自然の中で家庭教育をされているご両親に拍手。
 自分は息子2人が小学生のころ日帰りで五頭山や湯の平温泉に連れて行ったことはあるが、テント装備で北アルプスなど一級の山域までは体力・技術も時間もお金も手が出なかった。

 朝日小屋テント場まで20分かというところで、若い女性2人組が深刻そうに何か話をしている。どうやら1人がアクシデントで救護が必要なようだ。それほど切迫しているようでもないので通り過ぎてしばらくすると小屋から救急箱を持った人がやってきた。大事には至らなかったようである。

 14:30、標準タイムより30分遅れの8時間半でテント場到着。
 とりあえず、テントを設営してしばし横になる。1時間ほど眠った。その後も横になって通り抜ける風を感じる。今日は日曜日とあって朝日平テント場は6張りと静かなものだ。




 夜、トイレに起きて上を見上げると普段見るより何倍も多い星々。天の川、北斗七星、カシオペア …  しばらくその数と大きさに圧倒される。

 翌朝も、ゆっくり支度して小屋から流れるラジオ放送の「名古屋、岐阜38度、富山32度」の天気予報に次いでラジオ体操の音楽と共に6:30出発。既に小屋もテント場も出発した後である。
 今日も7時間半の行程。ザックは食料が軽くなったが3日目の肩に重い。まずは朝日岳への登り。西側斜面で陽が当たらず気持ちの良い登り。振り返ると緑の草原に小屋の赤い三角屋根が朝日に映えて印象的。



 1時間で朝日岳山頂。






 昨日とは別の同年代の男性単独行氏が休憩中。小生と同じ行程で昨日は9時間だったとか。埼玉から高速を使わずに8時間運転してきたと言うから驚いた。仕事をリタイヤして時間を気にしないようになれば、それも有りかとも思うが体力・気力の鍛錬のたまものであろう。
 先に出発した単独行氏のあと20分ほど北アルプスの最後の雰囲気を楽しんで、「事故の8割は下りで起きる」の言葉を思い返し気を締め直して下山に向かう。
 例年遅くまで雪が残っている吹き上げのコルから下の辺りも全く雪がない。その分、花も少ないが、ぬかるみが少なく歩きやすい。
 1時間ほど歩くと、岩の間から勢いよく吹き出す清水がある。ベンチも作られているのでよくわかるが、ここの水はお気に入りである。
 この後、五輪の森のちょっとした登りから五輪高原の気持ちの良い下り、カモシカ坂から白高地沢までの急な下り2時間分の水を汲む。
  五輪高原で休憩中の昨日の親子4人連れほか4パーティーを追い越して順調に下る。

 12時、白高地沢。ちょうど昨夜小屋泊まりだった20人ほどの高校生パーティが休憩を終えて出発するところだった。皆元気よく「こんにちは~」と挨拶をしてくれる。高校時代の巻機山や苗場山での合宿登山が思い出される。
 河原へ降りてラーメンを作る。橋の下が日陰で昼食休憩にちょうど良い。
 汗をかいた後で塩味がうまい。ついでに非常食のスキムミルクに蜂蜜も腹に入れる。
 50分ほど休憩して、残り2時間半と気合いを入れて出発。後半、瀬戸川から標高差200mの登りが長かったが、15時、蓮華温泉到着。
 温泉で3日分の疲れを癒やし、完全燃焼の白馬連峰3日間を終えた。


 

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