岩藤孝一ブログ

置戸町、岩藤孝一のブログ

[震災がれき処理]に思う・・

2012年04月13日 01時00分00秒 | 徒然日記
北海道新聞に6回の連載で「どうする震災がれき」というテーマでそれぞれに関係する方々のインタビューが掲載されていました。 全ての連載を終えてから感想を書き込もうと思っていました・・  陸前高田市長の「例えるならば、自分の子供をはねた車が目の前に止まっているようなもの~」の言葉には、現地の住人の感情や一年も過ぎた現在でも存在する本当の「心情」「状況」なのだと、痛いほどに感じました。 

基本的に僕自身は、がれきの受け入れに対して、放射能の汚染濃度がどうの~と、言うことを別として(完全に問題のないレベルだとして)も他府県にて処理することには反対である。 よく報道されることではあるが、あの阪神大震災の時の「がれき」は2千万トンであり、今回の東北の「がれき」は2.2千万トンと言われている。 阪神大震災の時は全て現地での処理だったのである。 それなのに、どうして今回は全国への「絆」の文字のもとに広げるのか? いささか疑問である。 確かに、現地の状況を考えるならば数十年もの期間が必要なのかもしれないが、すべて国の予算で処理すると決めているのであるから、もっと現地の雇用なり産業振興なりにお金が落ちる方法があるはずだと思う。

わざわざ、多額の運搬費をかけてまで他府県へ運ぶ必要が、本当にあるのだろうか? 沖縄県にまで運ぶとも・・

北海道、高橋知事は受け入れに積極的です。しかし札幌市長は断固拒否~ 苫小牧市長は現地視察までして受け入れようとしています。こんな状況の中に、「日本」の見えない裏の構造が見え隠れするような気がします。
もし、万が一放射能に汚染された可能性のある「がれき」が混在するならば、絶対に広げるべきではないだろう。 福島県や近隣の県に押し付けるつもりはないが、何の根拠もない今の日本の原子力に対する対応の状況である、案に拡散する事だけは避けるべきだと思う。
また、放射能には汚染されていない「がれき」は、30億円も広報にかけて全国への処理の応援をするようなことはぜずに、地元の雇用や振興を鑑みて、多少時間がかかっても被災地の復興に繋がるようなお金(国の予算)を使うべきと思う! 早急に処理場の建設や仮置き場の建設を行うべきと・・

何か、論文めいた書き込みになってしまいましたが~ 6回の連載を読んで、素直な今の気持ちです。 受け入れの他府県を慕うことの中に、何か裏があるのでは?と、ついつい深読みしてしまいます・・ 悲しいかな~です。

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