曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

白内障手術前後その1

2019年03月29日 | 医療

白内障手術が終わって3週間目が過ぎました。

来週の診察で、白内障手術後の治療は終了かと。ただ、ドライアイやアレルギー性結膜炎、それから緑内障の治療が改めて始まります。

ここで、白内障の手術の様子を振り返ってみたいと思います。

白内障の原因の一番は残念ながら「加齢」まあ、誰しも経験する老化現象のひとつであります。

私の場合、20才頃掛かった、角膜炎の後遺症と言うことで、通常の白内障だと、全体に白くいわゆる濁った状態のところ、水晶体が茶色い固い凸凹の状態だそうで、イレギュラーな手術になる可能性があるとの事でした。

もう一つ問題はキュウイ(食べた時)とゴムの接触アレルギー(ラテックスアレルギー)があることでした。私自身はラテックスアレルギーという言葉も知らなかったし、キュウイ(ゴム科の植物)をうっかり飲み込んでしまった時、喉のイガイガが半端なく苦しくて中に入っていく間中イガイガがすごかったんです。その後ものすごい強烈な吐き気が来たのですがその戻すときの苦しい事。入る時のイガイガがまたやってきて、喉が閉まってしまうのです。なんとか吐き出さなきゃと頑張りましたが、ものすごく苦しかったです。たぶん子どもだったら吐き出せないだろうなと思いましたね。と、食べられないものは?と聞かれた時に答えると、看護師さんたちがざわざわして、「ラテックスアレルギーだ!ゴムもダメですよね?」と聞かれたので、「はい。靴下のゴムなどは当たっているところが潰瘍のようになってしばらく痕になってしまうので、ゴムが当たらないように気を付けています。」と答えると、「わかりました。手術前にアレルギーが出てしまうと手術が出来なくなることもありますから、絶対にゴムに触らないように気を付けていてください。こちらでも、血圧測定などの結しバンドは直にしないように気を付けますから。手術中の手袋もラテックスアレルギー対応の手袋を使います。」と言われました。

もちろん、花粉症もあり、丁度スギ花粉の時期に入ったので、耳鼻科と掛かりつけ眼科(手術は紹介された眼科で受けた)で2月末から強い薬で抑えるという処置をとりました。あまり飲みたくはないのですが、抗生剤も使いました。

手術は入院日の午後から。朝8時半に受付。9時半までに20人の入院患者が順繰りに来院。もちろん、治療に通院している人も多数おり(退院後の診察に行き10時ごろ受付した人が130番と言われていた\(◎o◎)/!)もうね、受付だけで大騒ぎさ!

入院手術、日帰り手術合わせて25人だったそうな。

高齢者も多いし、その付き添いも高齢者だったりするし、当人はほとんど目が見えなかったりするので、受付するにも時間が掛る。

私は手術前の診察を受けて病室に入ったのですが、4人部屋の人の中で一番最後の入室。

昼食が11時半で、食事は食事室に行って食べる。トイレ、洗面所も部屋の中ではなく別室。ロッカー机はありますが、冷蔵庫はありません(食堂の冷蔵庫を借りる)。自販機はありますが、そこで扱っているのは、水、お茶、経口補水液だけ。いわゆるジュース類はありませんし、売店もないし、外出は出来ないので、持ってきたものしか食べられません。

わたし、紙コップの中にインスタントコーヒーのセットされているものを10個持って行ったんですよ。お湯は食事の度に水筒に入れてもらえるので、そのお湯でコーヒーを淹れ、すすって生き延びましたぜ。お菓子も同室の人に分けられるように持って行ったので、4人部屋でもみんなで食べれて良かったです。

え~と、手術の話に戻りますね。

同室の他の3人はまだ、手術前診察を受けていなくて、なぜ私だけ受けてきたのかその時はわからなかったのですが、他の人は食事後、午前中の診察の最後(と言っても1時半すぎ)に受けてきました。

そのころ、私は手術1時間前の安静に入り(つまり、一番最初の手術だった)ベットイン。

瞳孔を開く薬を点眼。

心電図装着の準備。

そして、車いすに乗せられ(歩けるのに乗せられたのはベルトコンベア方式で患者を移動させるためと後でわかりました)ナースステーション前で、車いすのまま髪にキャップをかぶせテープで固定。その後ガ~と手術室1つ目ドア内に移動。そこで、今度は手術室内の看護師が迎えに来て、またガーと中に運ばれ、手術用ベットに乗るように促され、横になると同時、3か所から同時に左右の手の固定と、両足の結束。結束時に右手は注射、左手血圧と心電図。

直後、顔にまずビニールの被い(もちろん、眼のところは開けてある)を固定。

顔を傾けて、眼を右に左にと指示があり、眼の中の洗浄。

そして、もう一枚青い布が被せられるのだけれど、眼の大きさに合わせて、眼の上でチョキチョキ!目に当たらないかとドキドキしちまったよ。だって、眼の上にハサミがちょきちょきしながら動いているんだよ。で!無事ちょきちょきが終わったら、ビニールで固定。

と、「ちょっと痛いです。」とか言われて、瞼が閉じないようにする器械が填められる。

どこを見ていればいいかわからなかったけれど、たぶんあのぼんやり見える明かりかなと思っていたら、ひょっと先生が顔をのぞかせて(と言ってもこちらからは顔の造作なんぞ見えませんが)始めますね、と。

で、わたいはどうしていればいいんだ?

その後は無言。

たぶん、今、切開したなとか、今超音波かけてるなとか想像は付くんだけれど、真っすぐ前を見ていても超音波で砕いているときには目が動いてしまうんですなあ。でも別に何も言われなかったから、大丈夫だったみたいだけど、なにせ、無言なんで。

一回だけ「〇番!」と言ったけれど、とにかく無言で進んでいきます。たぶん術式通り行われているものと(と想像つくのは一応私も医療関係者で助手の経験があるからわかることで、普通はわからないんじゃないでしょうかね)想像しつつ…。

と、目の前からDr,の顔が消え、看護師さんの、終わりました。の声。

と、同時に、顔の覆いを、一気にべり!ですわ。みんな言っていたけど、これが一番痛かったと。情け容赦なく、べり!です。

と、ほぼほぼ同時にまた、3方から、一気に固定のベルト、バンド類を手早く外され、車いすに座ると同時にバックで部屋の外にガ~。2重扉の内側まで、中の看護師が運び、そして別の看護師に渡され、一気に病室まで。

いやね、車いすって結構がたがたするもんなんですね。たぶん、ほぼほぼ走るぐらいの速さで運ばれたと思います。

私は良いですけどね、お年の多い方はちょっと大変じゃないですかね。

まあ、午前中の診察が2時近くまであってすぐ、2人の先生が25人の手術ですからね、ベルトコンベヤー方式も仕方ないかと思いますけどね、あの、べりはね~~。

その後の事は、続きで~~。

 

コメント
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