連れていけ騒動最中?鎮火?の後、オット母Bこさん(92歳)の次男夫婦(私から見ると義弟夫婦)が、ハワイみやげを持ちやってまいりました。
義弟夫婦が来るなんて言えば、いろいろ見栄を張って、出来もしないトイレ掃除をしたり、ああしろこうしろ、いろいろいつも通り五月蠅いBこさんであります。
月1回義弟だけやってくるのですが、今回は夫婦で来ると言うことで、更に大騒ぎであります。(Bこさんだけね。
最近は、(連れていけ騒動の前までは)ウナギを買ってくるとか、どこそこから何々を取り寄せるだのして、お昼は家で(Bこさんが自分で外へは出れえないだよと言うので、仕方なくだったんですけどね)のパターンだったんですけど、連れて行け噴火の後は、こっちもそれを逆手に取り、「どこそこに行きましょう。」と外食にしました。
「私だって出かけたいのに連れて行ってくれない。」ってどの口が言うって思いますけどね、自分で出かけたいって言ったんですから、
「義弟さんたちが来てくれた時こそ、皆で出かけたらどうですか。なんなら私は留守番でもいいです。と言うか、私が留守番の方がいいですけどね~~。義弟夫婦さんたちが優しく面倒見てくれると思いますよ。言ってましたよね、○○(義弟)は上手に連れて行ってくれるだよ。って。いいんじゃないですか、たまにはお気に入りのオヨメサンに連れて行ってもらえばねえ(*^^*)」
と、お店も予約してさて、当日ですわ。
いつもは早々来る義弟達ですが、渋滞でちょっと来るのが遅くなったんですよ。と、オットのところに行って、ごちゃごちゃなんだか言っております。ああしろこうしろとね。
と、オット、私のところにやってきて、「ばあさんがさ、やっぱ、出かけるより、此れをとりたいっていうだけど。」と近くの食堂のチラシを持ってまいりまして、
「はあ?ちゃんと予約もとったし、家で食べるってのは堪忍できませんよ!どっこも連れて行ってくれないってBこさんが言ったんでしょ。ちゃんと、Bこさん、ここに予約するって言ったら、うんって言ったじゃないの!私は承知しませんよ!絶対だめです。」
「いいじゃん!ばあちゃんがそう言ってるんだからさ。」
「こんな、いい天気の日に出かけなくてどうする!自分で連れていけって言ったんだよ。それにね、家で食べるなんて言ったら、また何か作らなきゃいけないけど、そんな用意はないよ。冗談じゃないよ。」と怒ってやりましたよ。
何を言ってるんでしょうね。
で、義弟夫婦がやってきてですね、ハワイが良かった良かったと言うわけですよ。
で、義妹が「どう?お兄さんたちも行ってきませんか?良かったですよお~~」なんていう訳ですよ。オット無言・
な・の・で!
私が「私たちは一生もう行くことは出来ないですよ。ハワイどころか、国内の旅行も行けないですものねえ。」とBこさんにもはっきり聞こえるようにゆうてやりましたがな。
義妹、慌てて、「そんなことはないでしょ?行けます行けますって。」
私「今でも行けないのに?日帰りの旅行も出来ませんよ。おばあちゃんがデイに行っている間も出掛けちゃいけないっておばあちゃんが言うから、どっこも行けないですよ。」
一同し~~~~ん
もうね、私ちゃぶ台返し、へいちゃらですからね。事実ですし。
義弟達まさか、Bこさんの前で、Bこさんがいなくなれば出かけられるとも言えないが、もごもご、「いや、今に行けるように…」と言いかけるのに追っかけて、いや、かぶせて
「い~~え!一生行かれません。その時はこっちは年ですから。今行けないってことは一生行けないって事です。私はもうとっくにあきらめてますよ。」
そしたらですね、なんと、Bこさん、平然と
「そうだよ、わたしん行ったのもね、先に妹夫婦がハワイに行って、よかったよ、お姉さんもぜひ行って来なさいよと言われたんだよ。妹に一カ月でも早く行かないと、どんどん年を取るんだから、ハワイなんていけなくなるよって言われて、そいで、あわてて行ってきただよ。」とそこからは、その時のハワイのお話を長々と。
はあ~~!
そうですか!
自分は年を取らないうちに行ってきたから、あんたたちも行って来たらとは思わないんですね~~。
で!Bこさんが居なくなった隙に、義弟達に今回の顛末を少しだけ(何せ、Bこさんがトイレに行っている時とかしかないので、時間が!)伝え、今日も予約してあるのに、出かけないとか言ってると伝えましたぞえ。
さっきまで家で食べるに傾いていたオット、きっと私の剣幕にこれはやばいと思ったんでしょうね。Bこさんに、
「○○(義弟)がどこそこで食べたいって言ってるから、行くぞ。」
それに続き、義弟が「早く行かないと、駐車場がないと困るから、さ!もう出るよ。」
Bこさん、慌てて、「待って待って、服を着替えないと、」
オットと義弟、「そのままでいい!そのまま出かける、」
と、今度は義妹「よしこさん、車出して。私たちが先に行って、席をとってますから(予約はしてあるんだけどね。さ、よしこさん、行きますよ(おいおい、運転は私だけど)」
はじめて、義妹と二人きりで車に乗りましたがな。Bこさんと一緒じゃいやだったんですかね?
車の中で、いろいろ言いつけちゃいましたよ。
介護認定の時に私たちが何もしてくれないから、全部自分でやってるし、自分で何でもできるなんって言ってしまって、要支援2が二年確定になったこととかね。
義妹も「だからね、お義母さん、出来るんですよ。うちの母は要介護2ですけど、やっぱり、お義母さんなんでも、自分で出来ると思いますよ。全然違いますよ。出来るのに甘えているんですよ。歩けないって、あんなもんじゃないですから。」と言い、Bこさんと、オットと義弟の3人が来るまで、ゆったり、席で話をしました。
食事もして、食後のデザートもみんな頼んで、しっかり食べて、義妹が
「やっぱり、家じゃなくて、こういうところでたまにはゆっくり食事をしたいですよね。何を頼むか考えるのも楽しいですよね。」
Bこさん、仕方なくうなづいています。なんて言ったって、お昼完食の上、デザートも頼んで、完食したんですから、まずかったとは言わせないよ!
で、帰る時、車までの補助は義弟夫婦がしてくれました。と、そういう時は、歩けるんですなあ。義弟夫婦が「すごいじゃないですか。前より歩くのが断然早くなりましたね(実際その日は歩けた)。」車に乗る時もひとりで乗車して(まあ、これはゆっくりだけどひとりで出来る→ひとりで乗れえないと本人は言うが)義妹が「ええ~~~?お義母さん、車にもひとりで乗れるんですね。すごいですね。実家の母の事を思うと、すごいですよ。なんでもひとりで出来てすごいです。」とオーバーリアクションつきでほめちぎってくれましたよ。
義弟夫婦は家に着いたら、それこそお茶を飲む間もなく、
「じゃ、帰るから。今度はお母さんがこっちに来るんだよ。来れるね?今度こそ来てよ。」と言って帰って行きました。
Bこさんは、もっとゆっくりしていくと思っていたようで、がっかりしているように見えましたが、かまわず、(車の入れ替えもあったので)義弟夫婦の見送りに私たち夫婦も出ました。
見送って、家に入ってびっくり。
いつもなら、窓のとことに張り付いていつまでもいるんですが、
な!なんと!
用意してあった、お茶菓子をむさぼり食らっておりました。Σ( ̄□ ̄|||)
いや、ほんとに、食べてるじゃないですよ。むさぼっておったんであります。両手で!喉閊えるで!
お腹いっぱい食べたばかりと思うが!まだ、食べれたんかい!可愛い可愛い次男より、お菓子かい!
Bこさんは兎も角、義弟夫婦がどのように感じたかはわかりません。
わかりませんが、まあ、一部あるいは、よしこが怒っていることはお分かりではないかと。
そして、Bこさんが、「その気になれば、動ける」ことも、はっきり致しましたな!