曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

Bこさん、転倒 そしてこうなった  その4 今後が怖い

2017年05月28日 | 高齢者

御年90歳のオット母Bこさん、さすがに90を超えると、もともと筋力がなく歩行が怪しい状態でしたが、それに拍車がかかっております。

が!本人は、それを認めたくない女心?老婆心と正直言うところでありましょうが、もとお嬢様のプライドが許さない。

ついこの間まで、ひとりで「よろよろ」歩いているのがみっともないと、ご自分よりもかなりしっかり歩いているにもかかわらず、「ひとりで」「よろよろ」どっかへいかにゃあならないなんて(どこかへ出かけなくてはならないなんて)みっともないねえ、と、こちらに言わせれば、頑張ってひとりで出かけている人の事を、誹っていたいたBこさんであります。

ポイントは「ひとりで」なんでもしなくちゃならないみじめな人。タクシーも使えないような貧乏人。

でも、私にはお金もあるし、息子夫婦がいるから、そんなみっともない格好で外を出歩かなくてもいいのだなんちゅうプライドであります。

が!しか~し!

残念ながら、いくらこっちが送って行こうが何だろうが、他人さまから見たら、「いやあ、気の毒に。」と大いに同情されるような(本人もですが、付き添っているこちらにも、同情の眼が注がれるつうね、そんな状態なんですわ。

それに、プラスあの、頭のケガじゃありませんか。

今までは、自分では取り繕っていたものが、(容姿がご自慢の)頭はガーゼが外れても、髪のセットもままならないので、しかも、もうもう、姿勢も二つに折れ曲がったかのようになっておりますから、いやでも頭頂部が目に付くわけです。

ところが、もう、洗髪も美容院もいいよとなったのに、散々、行きたい行きたい言っていたのに、美容院に行ってきたのにあれれの髪型。頭頂部むき出してす。はっきりいって、さらば高原がむき出しになっておるんであります。さらに、ケガをしたところの横筋と、前髪の分け目が真ん中と右にあって、ケガをしたところは5ミリほどの幅で剃ってあるけれど、今までの分け目からかぶせれば十分隠れるのに、むき出し。さらに、以前の分け目で薄くなっていたところもむき出し。そして、真ん中からなぜか分けて、しかもあちこち、ピン止め。

あれは、セットとは言いませんな。

はっきり言って、わたいのほうが、セットがうまい。正直に言うと、行かないほうがよかった!状態になっております。

今までは、上手にふんわり、滅びゆく草原は隠してくれてあって、「きれいなおばあちゃんね」と言われていたのがですねえ、う~~~むでありますよ。

ありゃあ、実子にとってはかなりつらいもんではないかと思いますねえ。

その点は、オットと、義弟に同情いたしますです。

そうそう、大混乱の中、私の検査日に義弟はやってまいりました。

もうね、当然、なにもせず出かけましたよ。

まあ、お茶の用意ぐらいはしていきましたけどね、お昼もどうしたんだか、聞きもしませんが。

多少、気も~~ち、義弟も、大変さは実感したんではないかと思いますがね~~。多少ですよ、多少!

だってですよ、さすがに義弟が帰った後、義弟ヨメがですね、

「まあ~、おかあさま大変でしたね~~。大丈夫ですかあ?元気になった、うちに遊びに来てくださいね~~」なんて、電話がかかってきましたからね。

家に遊びに来て下さいね~~って本気で思っているなら、迎えに来いや!まったく口先だけなんだから!と電話から漏れる声を聞きながら「何言ってるんだよ!」と、毒づくわたくしめでございますよ。

間もなく、オット、入院でございますよ。オットの入院手術も心配は心配なんですけどね、わたしゃ、Bこさんとの、二人きりの生活が…、想像するだに、恐ろしいだす。

いやさ、ケガをするかもなんて心配なんじゃあありませんよ。それよか、Bこさんとのお食事諸々、ええ!ふたりきりの、空間が苦痛なんでありますよ。ま!向こうさんもそうでありましょうがね。くわばらくわばら。アーメン!ち~~ん!