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曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

Bこさんの診察

2014年02月04日 | 医療

実家母を送り届けた後は、今度はBこさんのM整形外科での診察にいかなくてはいけません。

朝早くに目覚めるBこさん、オットとどに、M医院の順番を取ってほしいと言いだしたと、ぎりぎりの時間まで寝ているわたしの枕元で。

以前なら、もうってなったんですが、きっと、何かあったんだろうと、あまり、腹も立たず。

オットとどは、「ええよ、タクシーで行かせりゃあ」と言いますが、「午後なら、行けるよ。午前中を取らずに午後の順番を取って頂戴。」

「じゃあ頼むわ。ばあちゃん、午後ならよしこが行けるから、連れてってもらえ。」

朝食をいつもよりも早く食べて、順番をとりにいって、午後の18番。てことは、3時半に家を出ればいいから、逆に今日は丁度いい。

午前中が案外早くYこさんの診察が終わったので、ちょっと余裕。

「3時半に家を出るぐらいで大丈夫だからね。あわてなくていいからね」とBこさんに言うと、

「悪いねえ。なんだか足が昨夜っから浮腫みがすごいだよ。」

と言うので、あわてて靴下を見ると、これでも少しは いいというのですが(朝はもっとぱんぱんで、靴下やズボン下が入らなかったそうな

すんません、これまたあまりきれいなものじゃあないんですが、

 右足  左足

靴下を脱ぐのも大変。上の方は靴下の跡に、ズボン下の跡がくっきり。左足のひざ下の静脈瘤もぼっこぼこ。いつもは、鶏ガラの様な(失礼!)しわしわの足に血管がくっきり青筋立てて見えているのに、血管は完全に埋もれ…。

あやああ、思わず、「先生に見てもらうのに、写真を取らせてね。そのあと、ちょっとマッサージしてみようか。」

と、素直に写真も嫌がらずに撮り、そしてマッサージも(以前なら絶対やらせなかったよ)

「やってもらうと違うね。やっぱり、ちゃんと圧迫クツ下履かないと駄目だね。内科では異常がないもんで、利尿剤も血流の薬も飲んでいるからこれ以上増やせないって怒られちゃったんだよ。だけど、おじいちゃんも亡くなる前の晩、足がむくんでるって見せてくれたし、親戚の人もお見舞いに行った時に凄く元気なのに、足が象の足みたいになっていて、自分で足を押してこんなに跡になっちゃうんだよなんて、笑ってたのに、やっぱり、その晩に亡くなっちゃったんだよ。だもんで、昨夜何度もトイレに行きたくなったし、私もこんなにむくんじゃあ、死んじゃうのかなって思って、怖くなっちゃったんだよ。」

以前なら、きゃんきゃん、ぎゃんぎゃん、喚きながら言っていたようなないようなんですが、この日は

「世話を掛けて悪いね」と思っているのがよくわかる言い方で、

「ひとりじゃあ、怖いし、歩けないし、先生の話もやっぱりひとりじゃ、わかんないもんで、よしこさんに一緒に聞いてもらいたい。

ありがとね、楽になったよ。夕べもやってもらってあれでいいかと思ったら、すぐまたぱんぱんになっちゃったもんで、心配になっちゃってね。」

実は、私が帰って来た時には、Bこさん、机に洋裁の道具を広げて何か作成中。明日が洋裁の日なので、それでやっているのかなと思ったら、堅いコルセットを腰にはめるとズボンのベルトが留められないんので、ベルトを伸ばそうと、ちくちくしておったのでありました。

エライ❣

いやあ、わたくし、Bこさんって、その辺で買ってくるようなやすいズボンなんて履きそうもないし、かといって、自分で補修するのも出来ないだろうけど、Bこさんが履く気になるようなもので、しかも履きやすいズボンてどうしたら、手に入るかな。やっぱり、買いに連れて行くか、私が買ってくるしかないかなと思っていたんです。

で、こうしたら、ああしたら、と2人で言っていたら、Bこさん

「とりあえず応急処置でなんとかする。ファスナーがしまらなても、なんとか腰骨に引っ掛かって止まっているから、上着で隠せばいいし、どっちみち園服のように背中に切り替えのあるものを作ろうかと、思ってはいたんだよ。今日はこうでいいから」

となんと!一人でコルセットをはめて、下から、パンツをコルセットの上にかぶせ、その上からシャツを被せ、ズボンはファスナーを止められるところまで引き上げて、セットしてしてました。

エライ❣

まあ、こんなんが、あったんで、足のマッサージも抵抗なく出来たんですけど、実は、むくみは1週間ほど前から出ていたので、やってやらなきゃだよな。でもなあ…なんて、悶々としていたんですわ。

が!

Bこさんがコルセットを頑張ってはめた事で、私の方の殻はぼろり落ちました。

手をつないで歩くのも、嫌ではなく自然に出来ました。

で!診断結果ですが!

「動かないから」

そんだけでござあました

と言うか、普通に歩けるってすごいことなんですね。

「マッサージしても30分で元通りなってしまうから、やってもホントに一時的でしかないから、1ヶ月ぐらいで骨は固まるから、ちゃんとリハビリ療法師や理学療法士のいるリハビリと筋トレを中心にしたデイにいくように。介護保険の申請はしてあるね?一日休んだり、お風呂に入ってのんびりのデイじゃ駄目だよ。

夜は足を上げて寝る。

座っている時は足首を動かす。

動くのを怖がらずに、時間がかかっても自分で歩く。

今頑張らないと、どんどん、動けなくなりますよ。

どっちみちいまから探すと3月からしか利用できないから、ちょうどいいから、早速ケアマネさんに行って、メニューをかえてもらいなさい。」

Bこさん、むくみが動かないせいだと言われて、うれしいような、困ったような。

しばし、フリーズしてましたが、手を差し出すと、にこにこ顔になって、よちよち診察室の外へ。

まわりも、新たな骨折が怖いので、ついつい、動かさなうように気を使ってしまうし、車に乗せるにも歩く距離は最短になるようになんてしていましたが、病院の帰りは、駐車場まで、頑張って歩こうかと言うと、にこにこ、よちよち。

亀よりは早く、ペンギンよりは遅い歩みでぽちぽち。

とにかく、今までのちょっと何かあると腹を立て、やめてしまうBこさんが、な、なんと、87歳にして

進化いたしました~~!

これからはチャレンジャーBこさんと呼びまする(*^^)v(*^^)v