曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

Bこさんの変化

2014年02月02日 | ちょっといい事

90まではゴルフをやる。

東京オリンピックを見に行く。

100まで元気で生きる。

そんな未来像を描いていたGオさんが、突然亡くなり、未亡人になったBこさん。

それまで、Gオさんがいないと何もできない、なんでもGオさんに頼り切って生きている。

だれもがそう思っていました。

先に元気なGオさんが逝ってしまうなんて考えもせず、Bこさんだけ残されると言う事は、正直想像が付かなかった。

きっと、頼りのGオさんがいなくなったら、さぞかし悲嘆にくれてと誰もが思った。

ところが、

皆の心配をよそに、

もちろん、腰椎圧迫骨折というアクシデントはあったが、

 

すこぶる 元気。

以前のように、食が細く、何を出しても半分は残すということもなく、3食完食。間食もしっかり食べる。

出されたものを以前は何かにつけて一言あったが、今は「ありがとう」と言って、食べる。

以前は、人にけちをつけることはあっても、素直に「ありがとう」とは、言えなかった。

でも、今は日に日に「ありがとう」の数は増え、今は「ありがとう」の大雨状態なのだ。

何をしても「ありがとう」

ありがとありがと

ありがとね

お世話様

ありがとありがと

 

こちらも、以前はグチグチ言われるのが嫌だった。

「痛い」とか、「ここがどうだこうだ」と言う話は「又始まった」と思って、避けていた。

けれども、今は、向こうも静かに話すし、こちらも聞く耳がある。

 

今までの上から目線の「○○してもらおうか」がなくなり、

「悪いけど、どこそこに行きたいけど、連れて行ってくれる?」

「ここが、こうなんだけど、どうしたらいい?」

と聞き、

こちらも、Bこさん目線で考えられるようになり、

と、いろいろ気が付いた。

見えてくることが沢山あった。

 

Bこさんが、かわいいおばあちゃんになり、今までは我儘で困ったおばあちゃんにしか思えなかったが、いろいろ頑張っているおばあちゃんに思えてきた。

すると、気負いなく、自然に手を添えることができるようになってきた。

 

すると、Bこさん、ますます、

「ありがと」の雨あられになった。

いつも、眉間にしわを寄せていたのに、にこにこした、かわいいおばあちゃんになった。

今まで体つきもぎすぎすして、神経質というか、燗が強いと言うかが現れている感じだったが、ちょっと太って、ますます、かわいくなった。

かわいい、おばあちゃんになった。