京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

今日の話題(平安京その344)最澄が堂を建立した事に始まる・曼殊院ー1

2012-09-10 00:05:14 | 京の話題

「曼殊院」は、「最澄」が比叡山に「阿弥陀仏」を安置した堂を建立したことに始まります。

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この寺名は不明ですが、後に、「是算国師」が比叡山「西塔北谷」に移し、「東尾坊」と称した事に始まると言われています。

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この「是算国師」は「菅原氏」の出自であったため天暦元年(947年)に「北野天満宮」http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120319が設けられると、勅命によって別当職に任じられ、その兼務ののため、北山に別院を建てました。

天仁年間(1108~1110年)「忠尋」(ちゅうじん)が住持のときに、「東尾坊」から「曼殊院」に名を改めました。

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ここから、回廊に入ります。

「曼殊院」の「曼」はながながと跡をひく意で、「殊」は普通とは全く違うと言う意から、永遠な寺運をその名に託したといわれています。

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この、回廊からの庭園を眺める事が一番です。お部屋内は撮影NGです。

「慈順」が住持の永久年間(1113~1118年)に北山の」別院を本院にして移転しました。しかし、「足利義満」が「金閣寺」を建立することになり、北山から御所近く、「足利義満」が創建した「相国寺」の寺領に再び寺領を移しました。

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文明年間(1469~1487年)に「伏見宮貞常親王」の子「慈運法親王」が入寺して、門跡寺院となりました。

左京区一乗寺竹ノ内町42

(たわごと)

政治の事を書く時はあまr機嫌が良いといでないです。2日前の、APECのこと。次に来る首脳は100%「野田総理」でない事はわかっているのに、どこの首脳も相手にしないのは当たり前です。いまの日本は舵を無くした難破船?