昨日は、葵祭の一つでである、「裏千家の献茶祭」でした。まだまだ、葵祭の行事が続きます。が、ひとまずそれは置いといて。
今日は少し趣を変えて「欣淨寺」(ごんじょうじ)へ。ここのお寺は、「清涼山」と号し、曹洞宗のお寺です。この観光シーズンにこのお寺を参拝する方はどなたも見かけません。(隠れた名所です)
通い小町で有名なお寺です。(能などでも有ります)
寺伝によれば寛喜2年(1130年)から天福元年(1233年)まで道元禅師がこの地で教化に務め、このお寺を創建したと言われています。
当初、真言宗でしたが応仁の乱後に再び曹洞宗に改宗し、文禄年間のころ、浄土宗に改められ、さらに文化年間(1804年~)にまたもや曹洞宗に改宗しました。お寺の改宗はそう珍しくは無く、前記に記載したと思いますが、住職がいなくなり、廃寺になってその後に入った僧の宗派で改宗する場合が良く有ると、あるお寺の住職に聞いたことが有ります。(このお寺は、廃寺になった事は無いみたいですが)
ご本尊は「丈六の毘廬遮那仏」(びるしゃなぶつ)をはじめ「阿弥陀如来像」「道元禅師石仏」などが安置されていると言う事です。
また、ここには昔「深草少将」の屋敷が有ったと伝えられ、池の藪陰の道は「少将の通い道」と呼ばれ、訴訟の有るものはこの道を通ると願いがかなわないと言われています。ではなぜ後記に説明するように「深草少将百日通い」とと言う逸話が残されています。
また、「墨染井」(すみぞめい)と呼ばれる井戸が、ひっそりと有ります。
「深草少将百日通い」と言う、有名な話が有ります。「小野小町」に恋こがれた「深草少将」は小町から、百日通えば想いを遂げさせる事を許されます。百日通い契りを結ぶことを許された「深草少将」はせっせと通います。(色ぼけにはまったこまめな男です)九十九日通い、百日目の最後の夜に、大雪の為に凍死してしまう話です。(有名な話です)哀れやな。まあ、世阿弥がこのストーリに脚色したという事ですが。(詳しい事は審らかでは有りませんが)
まあ、なんと運の無い可哀そうな男でしょう。
この井戸から、今でも、小野小町恋しの涙の水が湧き出でていると言う事です。晩年の老婆になった「小野小町」の話は以前に記載した「こまち寺」(良いお寺ですよ、私の一押し推薦http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20111001)しかし、小町の晩年はみじめな物でした。http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20111002
京阪電鉄京都線・墨染駅下車すぐ
(たわごと)
フランスの大統領選挙で、サルコジ氏が敗れ17年ぶりに、社会党のオランド氏が当選しました。また、問題のギリシャでも、反緊縮財政策を訴える野党が大躍進、これでユーロの支援策(ヨーロッパ信用不安策)も振り出しになりました。EU諸国の細かい事は分かりませんが、これでユーロが売られて、また103円台の円高です。USドルに対しても80円を切る円高に戻りました。折角、日本の景気が少しでも良くなる様子でしたのに、また、振り出し。
USドルもユーロも当てにならないから、仕方なく、日本円買い。ホントにえらい迷惑な事です。輸出企業はたまったもんではないです。しかし、この二つの国だけの問題では無いです。一般的に言われる、PIIGS・ピーグス(ポルトガル・アイルランド・イタリア・ギリシャ・スペイン)の今後の問題に飛び火する事は間違いなしです。(見て見ないふりをしているイギリスがどう出るか?腹の中ではユーロ圏に入らなんで良かったと絶対思ってます、これは私の一人よがり)とにかく、今の為替では、日本の身の丈に合わない状態。デフレの脱却はまた先の話になるかも?日本銀行だけの介入では焼け石に水。
先日、一番円安になった時、家に有る、現金のUSドルとユーロを日本円に換金しました、バッチリ良いタイミングでした。(いま、ユーロ売りしたらえらい損です、しかし今後の情勢ではユーロは只の紙くずかも?これは少し大げさです)アメリカの経済も当てにならないし。ユーロ圏最大の国ドイツのメルケル首相の顔は丸つぶれ、折角頑張ってくれはったあのおばちゃん)またリーマンショックの再来か?
プーチン ロシア大統領の復帰も不気味ですが。(プーチンは柔道にたとえて、引き分け、と言っていますが、卑怯なな技で、逆関節技で来るかも?これは武道では反則です。主に警察官が犯人を逮捕する時に使う技です)中国は今、内部問題でなりを潜めてますが、これも次期国家主席が交代するとどうなるか?