京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その338)京の角を守る1200年の歴史を誇る。大将軍神社

2012-09-04 00:07:50 | 京の話題

この「大将軍神社」は古く自鎮の「産土神」(うぶすながみ)という事がわかります。創建は、推古17年(609年)平安遷都前にさかのぼります。

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この神社の地名は「角社町」です。「角社」とは平安京造営のおりに都の四方の角に「大将軍」を祀って王城の鎮守としたことにちなんでいます。

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御祭神は「磐長姫命」(いわながひめのみこと)です。

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朱塗りの木柵が社域の前を囲んで、社殿が建つあたりには砂が敷かれています。

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本殿と拝殿ともに覆屋の内に有り、風雨から守られています。

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京都の西賀茂の住宅街の中に有る神社とも思えない、静かな森も中に有る神社です。

北区西賀茂角社町129

(たわごと)

御本尊の御開帳の無いお寺の事。有名なお寺の住持の話。「ここの御本尊の御開帳は?」と聞きますと、御開帳は有りません、都の多くの大惨事。京都のお寺の歴史は古いですが、応仁の乱・叡山の焼き討ち・本能寺の変・宝永の大火・天明の大火・蛤御門の変・廃仏毀釈などで何度も大きな災火・人災の目に有っています。少し嫌味な質問「御堂や本堂は全て焼けましたが、御本尊は?」質問、の回答、「住職が持ち出して無事でした」このお寺の御本尊の御開帳は永久に無。賢明な皆さまこれでお分かりと思います。これは、ほんの一部の寺院の話です。ほんの一部のとこだけです。