ここで、少し二度目のティタイム。
日本は世界で現存する最古・唯一の国家。我々日本人はまことに誇れる国に暮らしています。
おや、それはおかしいと思われるかと。世界四大文明は「エジプト文明」「メソポタミア文明」「インダス文明」「中国黄河文明」が有ると思いがちですが、現在、最新の考古学の研究で、欧米ではこの四大文明は様々な観点から否定されています。(この文明を満たす地域がいくらでも発見されいるという事です)
日本に目を向けてみると、日本国の創建はどの位前かという事です。一番古い歴史書「日本書紀」(日本の正史で西暦720年に完成)では、一代目(初代)の天皇は「神武天皇」で「樫原宮」での即位が日本国の建国で、なんと紀元前660年です。この説は、信憑性が乏しく考古学界から、色々な批判が有りますが。(神話の世界になります。しかしこれを神話と言えば、聖書やコーランなども神話と同じになります。この日本国の神話の事は次記に)
三世紀初期に、奈良県の三輪山の麓に「纒向遺跡」(まきむく)に「前方後円墳」が造られたことでヤマトの王権が成立した事を示していて、後に、ヤマト王権が日本列島のほとんどを統治し、「大和王朝」(歴史的には西暦350年とされていますが)になり、その後、絶え間なく現在の王朝に相当する皇家(王朝)が続いていることは、考古学界にても共通した認識になっています。この「大和朝廷」が約1800年前として、日本列島の大部分を統治する国がいきなり出来たわけは無く、それからさかのぼって、数百年かかったとして、日本国の建国は2000年以上と考えても、矛盾する事はないと考えられます。ちなみに稲作が日本で始まったのは、紀元前3000年位が定説になっています。
簡単な、表現ですが、以上の観点から現在の皇家(王朝)は途切れることなく、2000年以上の間守り続けてきた事になり、地球上で200近い国が現存するなかで、一番古い国家が日本国であるということになります。
残念ながら、以上の事を文字で証明しているわけではなく、あくまでも推測の域に過ぎませんが。日本国に文字(漢字)が伝来したのは、定説では西暦285年ですから。考古学的な批判も有りますが、ともかく他の現存する独立国とは比べ物にならない事は間違いは無いです。
長くなりますので、この話はまたの項で。