なんといってもここのお寺の見どころは、庭園です。この朱橋を渡ると、このお寺があります。
このお寺は、真言宗東寺派で、奈良の唐招提寺を創建した鑑真和上の高弟で、天平勝宝6年(754年)に鑑真和上とともに唐から来朝した智威大徳(ちいだいとく)がこの地で修練を行ったことに始まります。
なんといっても古刹の庭園です。
延暦年間(782~806年)に、伝教大師が智威の威光を世に示すため、大原寺というお寺を創建しました。しかし、やはり応仁の乱で焼失しましたが、江戸時代初期に、恵雲・徴円により再興されました。「西山のお大師さま」として古くから親しまれてきました。
元禄年間には徳川五代将軍綱吉の母・桂昌院の帰依を受け、代々徳川家の祈願所となりました。
本尊は「聖観世音菩薩」(弘仁時代)、「三面千手観音菩薩」をはじめ鎌倉初期の両界曼荼羅などの仏画、徳川家関係の古文書等が有ります。
又、境内には全国各地から集められた名石があり、「石の寺」とも呼ばれています。
その他、地中から宇宙へ発するシンフォニー(水琴窟・法寿泉)があり、この竹づづに耳を澄ませば、神秘的な音が聞こえます。実際にやってみました、確かに、聞こえました。(神秘的な音です)
この、竹筒に耳を一度当ててみてください。
長い冬も終わり、梅もほころび始めてきました。