京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その163)御開帳・清涼寺-2

2012-03-16 20:53:57 | 京の話題

昨日、大念仏狂言や火祭りを紹介しました。せっかく年に一度の御開帳です。

一年に一度桐の箱から出し、御開帳される、釈迦涅槃画を良く見てください。(うんちく抜きです!)

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狩野元信画の釈迦如来図です。(重文)

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その他、五百羅漢修行図の一部です。円内は羅漢さんです。

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どれもこれも、素晴らしいです。

ほんの一部ですが、絵の中の丸いお顔がポイントらしいです。

年に一度の御開帳で又庶民のお祭り、お楽しみ頂けました?

羅漢:阿羅漢(サンスクリットの略)もともと仏教において、尊敬や施しを受けるに相応しい羅漢とも言う。元々、インドの宗教一般で「尊敬される修行者」をこのことによびました。

右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46


京の話題(平安京その162)二つの三大祭りが一日で鑑賞・清涼寺

2012-03-16 03:01:33 | 京の話題

また、清涼寺ですがこのお寺のは以前紹介しました。(http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120124

http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120125

このお寺の詳細は上のアドレスを参照下さい。

しかし今日は一年に一度の、ご開帳と、有名な「京都三大念仏狂言」と「三大火祭」が一度に有ります。

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梅もほころびもうすぐ春です。この春を告げる、「嵯峨念仏狂言」十万上人が大念仏として始めれたものです。釈迦堂の大念仏は、弘安2年(1279年)の始行と伝えられ、応永年間(1414年ころ)にはすでに恒例化していたことが知られています。

「阿弥陀如来」でユーモラスな狂言です。

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「羅城門」鬼が通行人を襲い、源頼光が鬼と出会い、兜を取られますが、鬼の片腕を落とし、退治する話です。

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いずれもセリフの無い、ガンデンデン、ガンデンデンのおはやしで進行していきます。

(あと大念仏狂言は、壬生大念仏狂言とゑんま堂大念仏狂言です)

そして、夜になりいよいよ火祭。この大松明柱に火を付けます。本来、お釈迦様を荼毘にしたことが始まりです。その年の稲作の豊凶作を占うものとし、江戸時代の米相場を判じるなど庶民の幸せを託します。

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ここへ、皆の願いを書いた護摩木を燃やします。その日からこの大松に点火します。(京都三大火祭です)

このお祭りで、春が訪れます。(他二つは、鞍馬の火祭と、五山の送り火です)このお祭りで待ち続けた春が訪れます。

右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46