京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その156)戦乱に逃れた・岩船寺ー1

2012-03-10 06:15:14 | 京の話題

良いですね、このお寺、ご住職の話ではお寺は「応仁の乱」や「廃仏毀釈」の影響もほとんど受け無かったと言う事です。静かで、訪れる人も素朴で少なく、昔のお寺はこんなん雰囲気だったのか?とつくづく思います。

境内はさほど大きくは有りません。岩船寺(がんぜんじ)と言います。

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山門をくぐると植え込みのすぐ右に、庫裏と本堂、そして本堂の横の阿字池をへだてて三重塔がすぐ近くにそびえています。

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「阿字池」唐少し石段を登り三重塔を右手に見ながらお寺の境内を見渡します。

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秋になると紅葉がえもさながらとと言う事です。

また、このお寺は紫陽花が有名で25種5000株といわれ、五月から梅雨時が見ごろと言う事です。

創建は天平元年(729年)桓武天皇が発願して行基が開いたといわれ、後に弘法大師や甥にあたる智泉大徳が堂塔を整備しました。

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静かな雰囲気で訪れる、中心地から離れたこのおてらの雰囲気はまた格別なものです。

木津川市加茂町岩船上ノ門43