今、つくづく思うに？

ほんの一年前までは、私は仏教や神社には全くの興味が無かったのです。

何しろ、元は私は電子工学系の大学出です。もっとも私の菩提寺は「日蓮宗」です。お坊さんが命日に来られた時はいつも「南無妙法蓮華経」と頭に叩き込まれていました。

しかし、この十カ月弱、平安京の寺社二百社寺以上散策してつくづく思うのは、平安京の周辺は桓武天皇が遷都した当時の「真言宗」・「天台宗」です。京都の中心になればなるほど、「浄土宗」からの「浄土真宗」や「日蓮宗」が大半を占めます。この事から純粋な本来の「仏教」とは何かと思います。全くのど素人の私がこんな事を想像するのは大胆です。（禅宗は例外として）

しかし、一度は「三途の川の一歩手前まで」行った私、散策すれがするほどますます興味が湧いてきます。これは愚痴かな？

あるお寺の和尚さんが言われました、宗派てなものは、例えば「応仁の乱」で廃寺になったお寺にたまたま入った和尚が前の宗派とは関係なく別の宗派であれば、そのお寺が本尊とは関係なく宗派が変わると。あ～なるほどと少しは分かったかなと。結論、別に宗派にこだわる事は無いと。

いつも、手を合わせ感謝の心を持つ事が大切と、言われました。

もうあの未曾有の大震災からまる一年です、一刻も早い復興と、今上天皇のご健康をお祈りいたします。

京の話題（平安京その154）九体の国宝・浄瑠璃寺ー1

もうほんの少し南に行くと大和の国、どうにかここ山城の国と大和の国境にとどまってます（なにしろ平安京にこだわっています）しかし、この僻地まで迄散策して良く分かる事は「応仁の乱」や「廃仏毀釈」の影響があまり無いと言う事です。

ですから、国宝の仏像が多く保存されている事が分かります。山名宗全や細川勝元もここまでは手が出なんだんやな。少し、このあたりまで来るのには時間がかかりますが、仏像ファンなら必見です。

このお寺は阿字池とよばれる広々とした苑池を中心に諸堂位置のまことに優れた寺城を持っています。

弁財天を祀る中島の西に本堂、東に三重の塔が対峙するような配置です。

三重の塔です。（秘仏・薬師如来像が安置されてい言う事です）

ここまで、たどりつくには多いに苦労しました。次回はここの「国宝」を紹介します。九体の国宝は次回に。

木津川市加茂長西小礼場40