京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その174)足利義満ゆかりの・鹿王院ー3

2012-03-23 00:10:56 | 京の話題

舎利殿内の貴重な宝物をじっくり鑑賞出来ます。

まず、この須弥壇上の大厨子の中央には「多宝塔」が有ります。

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この「多宝塔」内には、源実朝が宋の国から招来した「仏牙舎利」(ぶっげしゃり)が安置されています。その四方には四天王像が見事な形で立っています。特別に紹介します。

四天王は須弥山の中腹に四方に住むとされ、それぞれの方向から仏土を守るとされている四人の神です。もともとは東西南北の方位を護る神として神個されていたものが、仏教に取り入れられたものです。

東に持国天、南に増長天、西に広目天、北に多聞天が有ります。

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この仏舎利塔内には、仏牙舎利が安置せされてまつられています。後光厳天皇が、普明国師に賜ったもので、この仏牙舎利が博多に無事着船したのが十月十五日であったため、毎年その日を「舎利会」と定め御開帳していると言う事です。

また、この「仏舎利殿」の正面裏には「釈迦涅槃図」

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狩野鶴嶺筆の「十六羅漢図」があります。その一部です。羅漢

http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120316(清涼寺一年一度ご開帳)

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ほんの一部です、奥が深いです。

素晴らしい画絵です。一度はこのお寺に訪れて実物を拝観を。

右京区嵯峨北堀町24