京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その149)聖徳太子創建の・神童子

2012-03-03 00:06:19 | 京の話題

少し、平安京の前になりますが、このお寺の由緒書では修験道の霊地で、聖徳太子の創建といい、白鳳4年(678年)に役行者がここを訪れた折、子守・勝手両明神が童子に化身して、役行者が蔵王権現をほることを助けた、その像を安置して「神童経国寺」と称したとしています。

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正式には「喜多吉野山」と号する「神童子」(真言宗智山派)のお寺です。石段を登り山門をくぐると前庭が有り、正面には単層の寄棟造の本堂が有ります。

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この本堂は蔵王堂ともいい、それは本堂が修験道の主尊蔵王権現で有る古都によります。

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裏手の収納庫には愛染明王坐像・不動妙立像・毘沙門天立像・日光菩薩立像・月光菩薩立像などの平安時代の物が収納されています。ご覧入れたいですが撮影はNGです。(国宝級の仏像が多く保存されていますが、残念ながら、少々手や足等が欠けており過去の保存が悪く、国宝には認定できないと言う事です)

かわりにお札で御辛抱を。

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この役行者木造は一本の木をくりぬき、行者をかぶせたひじょうに珍しい物と言う事です。しかし、ここえは歩いて散策はきついです。

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ここお寺の上から、春になると、山腹一面をおおう桜が楽しみです。大和の国迄はもう少し。しかし越境しません。

一部修正

木津川市山城町神童不晴谷112