弁護士パパの子育てノート

3人の子供の子育てにかかわる日常の中で、「これってどうなんだろう?」と考えたことをいろいろと記してみたいと思います。

風邪と抗生物質

2018-09-30 07:36:07 | 子育て

うちだけかもしれませんが、幼い子供ってどういうわけか病院が閉まっている休日に風邪をひくことが多いような気がします。

親の勝手ながら保育園通いなので早く治ってくれないと困るわけですが、ドラッグストアに行って販売されている風邪薬を見ても、何だかあまり効かなそうな感じがしてしまいます。

おそらく、風邪といえば抗生物質、という思い込みがあり、市販の風邪薬に抗生物質が見当たらないからだと思います。

どうしてドラッグストアには抗生物質の風邪薬がないのだろう、薬事法で規制されているのかな、と思っていました。

ところが、最近、知人から「抗生物質は風邪には全く効かない。」と聞かされ、「えっ!」と思ってネットで調べてみると、たしかに、多くの医師や薬剤師等の方々が、風邪の原因はほとんどがウィルス性のものであって、細菌を退治する抗生物質はほとんど効果がない、と指摘しています。(肺炎などには効果があるみたいですが)

また、不必要な抗生物質を飲み続けてしまうと、体内にメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)等の耐性菌(抗生物質が効かない恐ろしい細菌)を生じるリスクが高まるとも指摘されており、近時、厚生省も医師向けの手引きの中で「風邪には抗生物質を使わないことを推奨する」としているそうです。

そうなんだ~、と思いつつも、しつこい鼻水に悩まされていた時に抗生物質を飲むとすぐに良くなった、などといった経験もあって、風邪といえば抗生物質という感覚をすぐに払拭することは難しいように思います。

この点、専門家ではないので正確なところは分かりませんが、例えば鼻水の原因についても風邪のようにウィルス性のものもあれば、風邪ではない細菌性のものもあるようで、やはり、きちんと医師等の専門家に症状を見てもらうことが大切ということになりそうです。

また、医師から抗生物質を処方された場合には、耐性菌の発生を防ぐためにも処方された抗生物質は飲み切らなければならないとのこと。

「症状がよくなったから、今後、休日に風邪をひいた時に備えて、余りはとっておこう。」などと安易に考えてはいけなかったようです・・



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