弁護士パパの子育てノート

3人の子供の子育てにかかわる日常の中で、「これってどうなんだろう?」と考えたことをいろいろと記してみたいと思います。

鉄道博物館がリニューアルされていた

2018-12-01 04:34:16 | 学び場

師走
なんだか忙しいし、風邪気味だ・・


そんな中、先日、久しぶりに子ども達3人と鉄道博物館に行きました。
(妻は家で休養・・)


何年ぶりだろう。

知らないうちにリニューアルされていて、新館が増設されていたり、寝台特急「あさかぜ」の展示車両の中に入れるようになっていたりと、大分様子が変わっていました。

ただ、相変わらず、ここに来ると心が落ち着きます。


私が生まれ育った山口県の宇部線では、私が幼かった頃、こんな電車が走っていました。


「茶色の電車」と呼んでいました。

車両内の座席にボーっと座ってみると、幼かった私を宇部線一周の旅に連れていってくれた亡き祖父のことが思い出されます。


聞いたところによると、昔の宇部線は鉄道ファンにとって貴重な車両だったそうで、茶色の電車がいなくなってしまう時、大勢の人が集まってきてびっくりした記憶があります。


宇部線には、ときたま、山陽本線から入ってくる下の電車も走っていました。

主要駅にしか停まらないので、子供心に高級な感じがしていました。


「ピンクの電車」と呼んでいました。


18で上京した時によく乗った中央線は全面がオレンジ色でした。


人生で最も多感で、希望に満ち溢れていた時期。

この電車の車両内の座席にボーっと座っていると、自分の青春時代がとても輝かしいものであったような気になってきます(錯覚)。



古い電車の車両に座っていると、どうして色々なことが美しく思い出されてくるのでしょう?

先日など、5年位前に長男と次男を連れて頻繁にここを訪れていた当時のことまでがセピア色になって懐かしく思い出されてきました・・

特に鉄道ファンというわけでもないのに、なんとも癒される場所です。

今回は物心付いてから初めて訪れる長女に乗せてあげたかった野外のミニ列車「ハヤブサ号」が運休となっていたのが残念でしたが、聞いたところ、冬季運休とのことでしたので、また運行再開されることを楽しみにしています。


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漫画本を探して -北九州市漫画ミュージアム

2018-09-01 11:34:44 | 学び場

子ども達が、私の本棚にあった松本零士さんの漫画を読むようになり、私も知らないシリーズ続巻があるらしいということで、古本屋やブックオフなどを見つけては探し回っています。

最近はインターネットの普及により本なども簡単に見つけることが出来るようになってきましたが、やはり足を使ってものを探す楽しみ、見つけた時の喜びなどは捨てがたいものがあります。


先日、私の地元(山口宇部)に帰った際も、松本零士さんの漫画本を探すため街中の古本屋に行きました。

例年どおり、遠回りして、シャッターの降りた店が多い商店街を通ってみます。



何とも寂しい風景に、古本屋もなくなっているのではと不安がよぎりますが、ちゃんとありました。



この古本屋、外観は古いですが、本の冊数はとても多く、比較的古い本も並んでいます。

高校生の時にここで買ったプーシキンの愛蔵版などは読まないけれど捨てられません。

2年前に長男が買った「世界の珍飛行機図鑑」という本もポンコツ本かと思いきや、付箋が貼られるほど愛読されています。




店内にかなり広い松本零士コーナーがありましたが、残念ながら探していた本は見つかりませんでした。


そうしたところ、先日ご紹介した常盤公園の中で、松本零士さんが名誉館長をされているという北九州市漫画ミュージアムのチラシを見つけ、行ってみることにしました。

電車に乗って行くこと片道、約1時間半。




北九州市の小倉駅に降り立つと、駅前にハーロックの銅像が立っていました。



大泉学園の駅前となんだか雰囲気が似ています。

ミュージアムの開館まで少し時間があったので、すぐ近くにある佐世保バーガーの店(公認店?)に入ってみました。

ハンバーガーが出てくるまで15分位かかりちょっとイライラしましたが、一口食べてみると、バンズとバーガー、玉子、ベーコン、トマト、レタスが見事に調和していて、とても美味しかったです。(ドリンクとのセットで500円!)



ミュージアムの中には、北九州市出身の松本零士さんや他の作家さん達の本がたくさん展示されていました。



「スタンレーの魔女」や「わが青春のアルカディア」など松本零士さん関連の懐かしいコミック本も展示されていました。

奥には国内、海外の漫画本がたくさん備えてある広い図書室もあります。

妻はずっと読みたかったという少女漫画
長男は探していた松本零士のシリーズもの
次男は学童で人気があるという「でんじゃらすじーさん」
私は「ドカベン」
長女は適当に・・

楽しい時間を過ごしました。

図書室には多くの人がいましたが、皆さん、物音ひとつ立てず漫画を熟読されており、その静けさに元図書館員である私も感動してしまいました。
(静かに熟睡しているおじさんもいらっしゃいましたが・・)




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予科練平和記念館(茨城県阿見町)

2018-05-06 08:09:30 | 学び場

成田の航空科学博物館で周りにいた人が「よかった。」と言っていたのを思い出し、先日、茨城県阿見町にある予科練平和記念館に行ってきました。

常磐線で土浦駅まで行き、バスで15分位のところにあります。

広々とした場所に建っている平成22年開館の新しい記念館でした。

予科練というのは、海軍飛行予科練習生の略だそうで、戦前、海軍が数多くの航空機パイロットらを育成した場所です。

太平洋戦争は基本的に航空戦であり、ここで育った若いパイロットたちが日本の戦力の中核であったともいえますが、館内には華々しい雰囲気などまったくなく、静謐なもの悲しさに包まれています。

来館者が最初に目にするのも、飛行機ではなく、特攻兵器である人間魚雷。
一見、絶対これだけには乗りたくないと思います。

そして、館内でまず目に入ってくるのは、懸命に綱引きをしている少年たちの写真です。

その幼さに驚きます。

14歳半からの少年たちが入隊していたといいますが、10歳の長男やクラスの男子たちと大して変わりないではありませんか。

そして、このような少年達のうち約2万4千人が戦地に赴き、そのうち約8割の1万9千人が戦死したとのことです。

競争率73倍だったという試験を経て入隊し、厳しい訓練にも耐え抜いて、ようやく飛行機に乗れると思ったら、特攻出撃。

飛行機に乗れるのならまだしも、一度も飛行機に乗ることなく、人間魚雷に搭乗させられる。

当時は「国を守るためわが身を捨てる」という軍人精神が広く認められ、おそらくは少年たちにノブレス・オブレージュの矜持もあったろうと思いますが、やはり、本心は、自由に空を飛んでみたい、自分も格好いい飛行士になりたい、というものだったのではないでしょうか。



その後、隣接する公園(遊具が充実しています)で、楽しそうに遊ぶ子ども達の姿や上空を飛んでいる各国の旅客機を見ていて、やはり平和はいいな、努力が幸せにつながる(少なくとも絶望につながらない)世の中がいいな、と思いました。



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教育科学館2(理科がどうしても好きになれない・・)

2018-04-30 07:58:03 | 学び場

相変わらず、毎朝、子ども達と勉強をしています。

私は子どもの頃から、算数や物理系は好きでしたが、化学系や生物系などはどうしても好きになれません。覚えることが出来ません。苦手です。

5年生になった長男と先日『星の動き』を勉強していても、「アルクトゥルス、スピカ、デネボラが春の大三角形を形作っている。」(絶対、覚えられない・・)、「デネブ、アルタイル、ベガが夏の大三角形を作っています。」(どうでもいいではないか!)、といった気持ちになってしまいます。

そうだ!こういう時は、プラネタリウムで実際に星を見るに限る。
ということで、近くにある教育科学館(板橋区)に行きました。


こちらのプラネタリウム、満天の星空の下、時季ごとの星座などを丁寧に解説してくれます。

ただ、この日のテーマは「南十字と南天の星」。
う~ん。
普通の星座ですら覚えることが出来ないのに、南半球の星を覚えている余裕はないのだが。

と思いつつ、新婚旅行で妻と見た南十字星の美しさが懐かしく、鑑賞することにしました。


やはり、心身ともにリラックスすることが出来ました・・

結局、私と次男は、何一つ知識を身に付けることなく(・・)、プラネタリウムから出てきましたが、長男は毎回、きちんと解説を聞いているようです。

どんどん理科が好きになっていく長男。
結局、興味を持っているかどうかなんでしょうね。
この教育科学館や国立科学博物館(上野)などは本当に有難い存在です。

私も、遅ればせながら、人生を豊かにするため、少しずつでも、星や草花、生物の名前など覚えていきたいとは思っています(?)。


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航空発祥記念館

2016-03-21 07:33:23 | 学び場
この1カ月の間、家族の誰かがインフルエンザで倒れていました。

次男など、1カ月の間にA型、B型と二度もインフルエンザにかかってしまい、保育園のお祝い会にも出席できませんでした。


先日、寝込んだ次男からインフルエンザをうつされないよう、長男と長女と3人でお出かけしました。

ネットで調べると、西東京市にある多摩六都科学館という所のプラネタリウム館で恐竜の映画「ダイナソ―トラベラーズ」をやっているようだったので、西武池袋線のひばりが丘駅から約1時間、トコトコと歩いて行きました。

ところが、何と、同館では偶々その日、市民祭りが開催されていて、館内に入ることすらできませんでした。


我々、かなりがっかりしましたが、気を取り直し、さらに足を伸ばして、所沢にある航空発祥記念館まで行くことにしました。

そして、同館に着き、入口に貼ってあるポスターを見ると、ここでも大型映像館で「ウォ―キング with ダイナソ―」という恐竜の映画をやっているではありませんか。

長男は大喜び。
あきらめないで頑張ればいいこともあるという気持ちになりました。

映画はちょっとした物語になっていて面白く、映像の迫力も文句なしでした。

我々の後ろで、お父さんと小さな女の子が鑑賞していたようで、怖いシーンのたびに、
女の子:「お父さん、もう行こうよ~。」
お父さん:「いや~。もうちょっとだけ・・」
という会話が繰り返されていたのには、笑いを誘われました。

3月上旬から上野の国立科学博物館でも「恐竜博2016」という特別展が開催されているようですが、恐竜って本当に根強い人気があるのですね。


航空発祥記念館では現在、「時代を翔(かけ)る日本の傑作機たち」という特別展が催されていますが、そこに、成田の航空科学博物館にあった零戦の操縦席も置いてありました。

しかも子ども向けの操縦服まで置いてあります。

早速、写真をとって自宅で次男の看病をしている妻に送ると、「いなくなってしまいそうで、寂しい気持ちになります。」と返信がきました。



たしかに、親としてみると、いろいろと想像してしまい、胸が痛む姿ではあります。


その後、館内で、飛行機の歴史や飛行機の翼に揚力が生じる仕組みなどを勉強し、体験学習では種グライダーなどの工作をさせてもらいました。

長男とは、帰り道、いつか夏休みの自由研究で紙飛行機の研究をしようかといった話になりました。