師走
なんだか忙しいし、風邪気味だ・・
そんな中、先日、久しぶりに子ども達3人と鉄道博物館に行きました。
(妻は家で休養・・)
何年ぶりだろう。
知らないうちにリニューアルされていて、新館が増設されていたり、寝台特急「あさかぜ」の展示車両の中に入れるようになっていたりと、大分様子が変わっていました。
ただ、相変わらず、ここに来ると心が落ち着きます。
私が生まれ育った山口県の宇部線では、私が幼かった頃、こんな電車が走っていました。

「茶色の電車」と呼んでいました。
車両内の座席にボーっと座ってみると、幼かった私を宇部線一周の旅に連れていってくれた亡き祖父のことが思い出されます。

聞いたところによると、昔の宇部線は鉄道ファンにとって貴重な車両だったそうで、茶色の電車がいなくなってしまう時、大勢の人が集まってきてびっくりした記憶があります。
宇部線には、ときたま、山陽本線から入ってくる下の電車も走っていました。
主要駅にしか停まらないので、子供心に高級な感じがしていました。

「ピンクの電車」と呼んでいました。
18で上京した時によく乗った中央線は全面がオレンジ色でした。

人生で最も多感で、希望に満ち溢れていた時期。
この電車の車両内の座席にボーっと座っていると、自分の青春時代がとても輝かしいものであったような気になってきます(錯覚)。

古い電車の車両に座っていると、どうして色々なことが美しく思い出されてくるのでしょう?
先日など、5年位前に長男と次男を連れて頻繁にここを訪れていた当時のことまでがセピア色になって懐かしく思い出されてきました・・
特に鉄道ファンというわけでもないのに、なんとも癒される場所です。
今回は物心付いてから初めて訪れる長女に乗せてあげたかった野外のミニ列車「ハヤブサ号」が運休となっていたのが残念でしたが、聞いたところ、冬季運休とのことでしたので、また運行再開されることを楽しみにしています。
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