弁護士パパの子育てノート

3人の子供の子育てにかかわる日常の中で、「これってどうなんだろう?」と考えたことをいろいろと記してみたいと思います。

夏の散歩ー常盤公園湖畔周回コース(山口宇部)

2018-08-25 05:09:03 | 散歩

先日、色々と仕事に追われている中、少しだけ夏休みを取って地元(山口県宇部市)に帰省しました。

緑がある場所を歩きたくて、ネットで調べてみると、これまで何度も行ったことのある地元の公園に散歩コースがあるらしいということで行ってみることにしました。

この公園は常盤湖という湖のほとりにある市のシンボルともいえる公園で、公園の中には遊園地や動物園なども備えています。

この湖の周り約5.7kmを歩きます




9時30分頃スタート。

公園入口の近くにある橋を渡ると、しばらく樹影も深い道が続き、快適そのものという感じで歩を進めました。





森林公園(埼玉県滑川町)の中を歩いているような感じでした。

ところが、湖の端の方に近づくと、次第に樹影が浅くなり、日向の中を歩く場所が多くなってきます。



暑い・・
ただ、この日はそよそよとした風もあり、日差しは強いながらも元気に歩くことが出来ました。



途上、我々凡人にはよく分からないオブジェが置いてあります。
さすが彫刻のまち。



丘の上にはちょっとだけトロイの木馬みたいなのもありました。

コース終盤、神社の鳥居が見えてきました。



山口県民、なぜか鳥居の上に石を投げ、鳥居の上に石を乗せようとします。

一周して遊園地近くまで戻ってくると、じゃぶじゃぶ池という遊び場があり、子ども達は水着に着替えて水の中で大はしゃぎでした。



この湖畔の散歩コース、地元にあるにもかかわらず生まれて初めて歩きました。
緑が多く、距離も適度で、素晴らしい散歩道だと思いました。

ただ、日向の場所も多いので、夏場はもっと日差しが斜めになっているより早い時間帯に歩いたほうが良いように感じました。


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映画「トロイ」(ウォルフガング・ペーターゼン監督)

2018-08-17 16:56:06 | 本・映画

先日、間違って「トロイ ザ・ウォーズ」という映画のDVDを借りてきてしまいましたが、その後、あらためてブラットピット主演の映画「トロイ」を鑑賞しました。

壮大なスケールの映画で、風景も美しく(マルタ島で撮影されたそうです。)、話の筋も分かりやすかったため、家族みんなで楽しめました。


この映画の主役はもちろんブラットピット演じるギリシャの英雄アキレスです。

しかし、私にとって最も印象深かったのは、エリック・バナという俳優が演じたトロイの王子ヘクトルでした。(もちろん、ブラットピットもアキレス!という感じで良かったですが。)

戦士としての技量と、それをふまえた抜群の統率力。
国を想い、父を想い、妻や子の行く末を案じ、出来の悪い弟とその恋人を庇い、自分を犠牲にしてもすべての人を守ろうとする優しさと強い義務感を持ち合わせています。

詩人ホメロスの「イリアス」の中でもヘクトルは人材豊富なギリシャ勢に対し孤軍奮闘という感じで大車輪の働きをしていますが(ただし、時折、人間らしい弱さも散見されます。)、この映画のヘクトルは、パリスが「兄上は最高の男だ。」と言うように、理想的すぎる男として描かれています。

銀色に煌く美しい鎧兜がとても映えていました。


この映画の監督であるウォルフガング・ペーターゼンという人は有名な映画「Uボート」を撮った人ですが、私には、この映画、人気者のブラットピットを主演としつつ、実は理想化されたヘクトルをこそ描きたかったのでは、とすら思われました。
(そういえば、映画「Uボート」の頼もしい艦長とこのたびの映画のヘクトルとは顔立ちまで似ていたような気がします。)


そんなヘクトルをみて、うちの男の子達も大きくなったらあんな風になりたいと思ってくれないものかとちょっぴり期待してしまいましたが、全くそんな感じはなく、うちのお子ちゃま達、ヘクトルなんかよりのび太のほうがいいみたいです。

よくよく考えてみると、子供にとって、アキレスに惨殺されてしまうヘクトルなど決して共感の対象となりえないのは当然かもしれません。

親としても、ヘクトルの死を嘆き悲しむ父王(プリアモス)の姿を想うと、子供があまりにも立派過ぎるのは考えものなのかもしれませんね。
(今のところ全く心配無用・・)


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映画「トロイ ザ・ウォーズ」(パリスの供述?)

2018-08-15 04:48:08 | 本・映画

先日、三国志(赤壁の戦い)を題材とした大作「レッドクリフ」が子ども達に好評だったことから、今度はブラットピット主演で「トロイの木馬」を題材とした大作「トロイ」を観てみようということになり、DVDを借りてきました。

ところが、作品を見始めてからいくら経ってもアキレス役のブラットピットは登場せず、出てくるのはトロイ滅亡の原因を作り出したパリスとヘレネの二人ばかり。

これはおかしい・・ということでDVDの円盤をよく確認してみると、図柄の構成こそ大作「トロイ」と似ているものの、描かれた人物の顔はブラットピットと違うではありませんか。

うわっ、これは別物の映画「トロイ」です・・・

非常にガッカリしてしまいましたが、勿体ないので、とりあえず観てみることにしました。

ご承知のとおり、いわゆる「トロイの木馬」のお話は、詩人ホメロス作の「イリアス」でも描かれているトロイ戦争の物語を題材としており、トロイの王子であるパリスがギリシャのスパルタ王の美しい妃ヘレネを誘惑、略奪したことを原因に、ギリシャの軍勢が10年にわたってトロイの城を攻め続け、最後は木馬を使った策略で城が陥落、トロイが滅亡するというお話です。

この物語の中で、詩人ホメロスは、戦争の原因を作り出した張本人パリスを美しい女とみれば手を出す女たらし、戦場では口ばかりで陰から弓を射るのを好む卑怯者、といわれる男として描いています。

ところが、今回の映画の中で、パリスは、まったく正反対の男として描かれているではありませんか。

まず、容姿からして、誠実そうなハンサム顔、そして人並み外れて堂々とした体格をしています(大谷翔平君みたいに)。

このパリスは生まれた時から、将来、国を滅ぼす元凶となると予言され、父親である国王によって殺害を命じられて山に捨てられますが、親切な村人に拾われて、羊飼いとして育てられます。

その後、国の役人が飼っていた牛を理不尽に取上げていってしまったことから、怒ったパリスは、牛を取り戻すために城で開催される闘技会に羊飼いの姿のままで出場し、ボコボコにされながらも勝ち進んでいきます。

断固として権力に屈しない男、そして正々堂々と闘う男として描かれています。

パリスは、闘技会の決勝戦ではトロイの比類なき英雄である兄ヘクトルとも対戦します。

この映画では、このヘクトルですら、弟のパリスを将来の跡目ライバルとみて殺そうとするのであり、パリスに対する周囲のそして運命の過酷さを際立たせています。(ただし、ヘクトルだけは、後に、パリスの武勇に感じ入り、兄弟の絆が生じます。)

その後、パリスは、城に受け入れられますが、危険がある任務ということであえて選ばれ、単身、ギリシャのスパルタに使者として派遣されます。

そこで男たちの間で物のように扱われているヘレネと出会い、恋に落ち、自身スパルタ王に殺されそうになったこともあって、ヘレネと共にトロイへと逃げ帰ってきます。

決して誘惑したのではなく、虐げられた乙女を救ったことになっています。

その後、ギリシャ軍がトロイに攻め寄せ、兄ヘクトルもギリシャ側の英雄アキレスに討たれ、パリスがそのアキレスの足の腱を矢で射抜くというお決まりの筋となりますが、この敵方の英雄アキレスもつるつるスキンヘッドの太マッチョ、まるで野獣のような人間として描かれています。フーリガンにしか見えません・・

詩人ホメロスの描くアキレスは黄金色の長い髪をもった女とも見紛う若き美青年であり、「脚の迅いアキレス」と呼ばれるようにしなやかな体をしているはずなのだが・・

結局、トロイがギリシャ兵を乗せた巨大な木馬を城に引き入れることにより陥落してしまうという結末にはなるのですが、この映画、私には、「イリアス」という物語において、ホメロスという偉大な詩人の筆のせいで、約3000年にわたって世の人々に悪く言われ、嘲られてきたパリスが、一度、弁明の機会を与えられ、申し開きを行っている供述の内容に思えてなりませんでした。

たしかに、偉大なる詩人ホメロスも実は大ほら吹きであったという可能性は十分にあるわけで。

このようにパリスの申し開きと思って鑑賞するならば面白いといえなくもない映画でしたが、「イリアス」があまりに貴重な古典であるだけに、正直なところ、子ども達にはあまり見せたくない映画でした。

もともと「トロイの木馬」のお話をよく知らない子ども達、「フ~ン・・」という感じでしたが、唯一、何度叩きのめされても、「○○山のパリス~!!」と呼び出され、その都度、よれよれと闘技場に向かう羊飼いパリスの姿だけが印象に残ったようです。


追記:少し前、長男の算数の問題集の中で有名な「アキレスと亀」の逸話が紹介されていました。そこで、私は長男に対し、アキレスが俊足の代名詞であることや、踵以外が無敵となった経緯(アキレス腱のいわれ)等、得々と説明してました。そのため、今回、スキンヘッドの太マッチョがいきなり「○○のアキレス」と自己紹介したとき、長男は私の方をじ~っと見てました。どう思っていたのか?


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阿佐ヶ谷七夕祭り(平成30年8月7日まで開催期間中)

2018-08-04 05:42:24 | 子育て

昨晩、子ども達と一緒に『阿佐ヶ谷七夕祭り』を楽しんできました。

阿佐ヶ谷にはJR阿佐ヶ谷駅付近とうちの事務所もある東京メトロ南阿佐ヶ谷駅付近との間に約800メートル(うち約700メートルがアーケード街)というとても長い商店街があります。

一週間くらい前から、この商店街では七夕祭りに向けて吹き流しやハリボテ等の飾り付けが段階的に行われていました。

昼休みに商店街を歩くと我々の心も自然とウキウキしてきていました。

そして、いよいよ祭り開始日となった昨日、商店街は大変な賑わいでした。






人、また人。すごい人出です。






たくさん出ている出店もほとんど商店街の方々自身が出店されているようなのでとても健全な感じがします。

猛暑なのでビールの美味しさもまた格別でした。




個人的なことになりますが、私の出身地(山口宇部)の小学校の校区内にも昔、銀天街という500メートルを超えるアーケード街がありました。

その商店街、現在はひどいシャッター街になってしまっており、帰省してその姿を目にするたびに寂しい思いがしています。

そんな私には、阿佐ヶ谷の商店街の賑わいをみていると、ふと楽しかった幼い頃の記憶が思い出され、懐かしい気持ちになってきます。


同じように商店街に郷愁をもたれている方がいらっしゃるようでしたら、ぜひ一度、『阿佐ヶ谷七夕祭り』にきてみてくださいませ。


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