弁護士パパの子育てノート

3人の子供の子育てにかかわる日常の中で、「これってどうなんだろう?」と考えたことをいろいろと記してみたいと思います。

通学路であるグリーンベルト(路側帯上の駐車について)

2018-05-23 21:58:59 | 交通安全

学校までの通学路には、道路の路側帯が緑色に塗られたいわゆるグリーンベルトが多く設けられています。





子供達も親も、当然、安全な通学路としてグリーンベルトを通ります。

ところが、このグリーンベルトの上に、しばしば、歩行者の通行を妨げるようにして車両が駐車していることがあります。

そのような場合、通学途上の子供達は、駐車車両を迂回する形で車道の部分を歩かなければならなくなりますが、目線の低い子供達には駐車車両の車体が邪魔になって前方の見通しが利かないこともあり、「本当に危ない」状態が生じます。

子供が安全に通学するために設けられているグリーンベルトに車を駐車させるなんてとんでもない!

さぞ重大な法令違反になるのではないかと思っていましたが、このグリーンベルト、法令上の根拠はなく、歩道が整備されていない道路の路側帯を緑色にすることで車のドライバーに通学路を認識させ、車道を狭く見せることによって車両の速度も抑制させて、車両と歩行者との接触事故を防ぐことを目的として、各自治体における取扱いとして設置されているものなのだそうです。

したがって、道路がグリーンベルトになっていたとしても、駐停車に関しては、路側帯一般における駐停車の規定が適用されることになります。

すなわち、

①普通の路側帯(実線1本のみ)の場合、幅75cm以下の路側帯の中に車両を駐停車することは出来ない。

②駐停車禁止路側帯(実線と破線2本)や歩行者用路側帯(実線2本)の場合にも、車両を駐停車することは出来ない。



③幅75センチ以上の広い路側帯の場合、車両を入れて駐車することが出来るが、この場合、車両の左側に75cmの余地をとらなければならない。


(以上につき、根拠条文が分かりにくかったため、図解のある京都府警察のHP を参照させていただきました。)


このように、路側帯においては、車両の左側に少なくとも75cm、歩行者が通行できる幅を残しておかなければならないのであって、たとえば、道路の端ぎりぎりまで車を駐車させ路側帯をほとんど塞いでしまっていたりするのは、駐車違反(道交法違反)ということになります。

また、たとえ車両の左側に75cm以上の幅を取っていたとしても、そこに物を置いたりして歩行者の通行を妨げているような場合には、やはり道交法の趣旨に反しているといえます。


道路端ぎりぎりまで車を寄せて駐車している人は、おそらく車道における車の通行を妨げないようにと考えているのでしょうが、歩行者の安全などまったく考えていないのであって、見当違いも甚だしいといわざるを得ません。

児童が、違法駐車された車両を迂回しようとして、前方からきた車と衝突してしまうような場合、違法駐車をしていた人にも過失が認められ損害賠償の義務を負うことになると考えられますが、事故が起こってしまってからでは取り返しがつかないことが多すぎます。

児童の安全のため、殊更にグリーンベルトが設けられている以上、警察の方々にも、グリーンベルト上の違法駐車については厳しい指導や取締り等をしていただきたいところです。


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森林公園(埼玉県滑川町)

2018-05-21 22:54:20 | 子育て

天気のよかった日曜日、埼玉の森林公園に行きました。

我が家がもっともよく行く場所です。



広大な樹林の中にありますが、木や植物などとても手入れされていて綺麗な公園です。

公園の中には、子どもにとって魅力いっぱいのわんぱく広場(遊具、アスレチック、プールなど)やぽんぽこマウンテン(巨大なエアートランポリン)等があり、サイクリングコースも設けられていますが、うちの子たちにはその存在を気付かせることなく、ひたすら園内を歩き、走っています。

南口から植物園まで往復約7キロメートル。
運動会前にはさらに駅まで3キロメートル。

人も少なく、自分の庭を歩いているような贅沢な気持ちになります。

深い緑と木々の香りに包まれ、日頃のストレスを忘れることができます。








木漏れ日のなかを家族で歩いていると、ふと、スタンダールの小説「赤と黒」で主人公ジュリアン・ソレルが処刑される刹那が頭に浮かんできます。

「この頭はまさに斬り落されそうとする瞬間におけるほど詩的な想いに満ちていたことはなかった。かつてヴェルジーの森で何度か味わったこよなく楽しい一刻の思い出が、群れをなして、しかもきわめて鮮明によみがえってきた。」(大久保和郎訳)

そんな幸福すら感じる場所です。


子ども達には、植物園でよくスタンプラリークイズをするともらえる素敵なプレゼントが楽しみです。(今回は近くのハーブ園にあるハーブを使ったサシェ(匂い袋)作りでした。)






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すごいな、いばらきっ子!

2018-05-16 04:50:49 | 子育て


先日、筑波山に登りましたが、妻が言うには「つくばに住んでいた時、小学校3年生は遠足で筑波山に登っていた。」とのこと。

「本当かいな?」と思って、ネットでいろいろ見てみると、たしかに、周辺小学校の3・4学年が遠足で筑波山に登ってきましたと報告しているものが多数見受けられます。

今は、標高差が比較的少ない女体山を登り、ケーブルカーで下山するコースが主流のようですが(妻が言うには、昔は男体山に登っていたとのこと)、小学校3年生がクラス全員で筑波山に登っているというのはすごいことです。

そして、茨木県すべての小学生が筑波山に登っているわけではないでしょうし、他の要因もあるとは思いますが、茨城県の小中学生の体力はおしなべて抜群のようです。
(産経ニュースより)



そういえば、最近、長男と社会の勉強をしていて、ピーマンの収穫量全国1位は茨木県と知り、「宮崎県ではないんだ!」と驚いたところでした。

チンゲン菜やみずな、白菜なども収穫量全国1位、小松菜、ごぼう、レタスなどは収穫量全国2位とされており、茨城県はまさに野菜王国です。
(野菜情報サイトより)



まさに健康づくしであり、茨城県は、さぞや長寿王国かと思いきや、平均寿命は全国平均を下回っているようです。

健康寿命(健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のこと)は全国的にみても高いようですが、何故、平均寿命が高くないのか、不思議です。


不思議といえば、私、大学で上京してきて以来、あまり茨木県出身の人と会ったことがないような気がします。

「茨木」は「いばらぎ」ではなく「いばらき」だということも知りませんでした。

西の出身で、子どもの頃、納豆を口にすることがどうしても出来なかった私が、こんなに茨木県に興味を持つようになっているのも不思議といえば不思議です.




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子連れ山登り4 ー筑波山

2018-05-13 08:05:03 | 山登り

昨日はお出掛け日和になりました。

運動会前、最後の山登りをしよう。
辛くなってきた体重14㎏の3歳長女を背負っての山登りも最後にしよう。

ということで、ちょっと特別感のある山に登りたく、妻が子どもの頃近くに住んでいて毎月のように登っていた(させられていた?)という筑波山(標高約870メートル、登山口との標高差約660メートル)に行きました。

往路は筑波山神社入口から男山方面を登り、復路は女体山からつつじヶ丘口に降りるコースをとりました。

筑波山は、長男が生まれる前に同じコースで二度登ったことがありましたが、登り道にも降り道にも段差の大きな岩場があり、特に降り道では妻が足を滑らせて腰を打った記憶があり、3歳児を伴っての登山には漠然とした不安がありました。

そこで、まず、登り道、岩場が出てくるまで出来るだけ私の体力を温存するため、長女に頑張ってもらったところ、樹木に覆われた気持ちの良い道だったこともあり、なんと登り行程の半分の道のりを自分の脚で歩いてくれました。

おんぶすることを娘に拒否されてしまいました・・


後半は、さすがに長女を背負って登りましたが、岩場の段差も思っていたほどではなく、山頂まで無難に登りきることが出来ました。

山頂は広々としていて、見晴らしがよく、トイレや売店等も整備されています。




そして、降り道、降り始めて程なく、問題となる段差の大きな岩場が出てきました。

しばらく、3歳長女を背負って降りてみましたが、バランスを保ち続ける自信がなくなり、「これは危ない。」と思いました。

そこで、長女を背負うことを断念し、長女には妻と手をつないでゆっくりと歩いてもらうことにして、段差の大きな箇所がくるたび妻が補助して長女を持ち下げていきました。

結局、長時間にわたる妻の献身的な頑張りもあって、長女は登山口まで歩いて降り切ってしまいました。


ということで、子どもを背負っての山登りとしては最後の記念にしたかった父親の思いは遂げることが出来ませんでしたが、危険性を考えると、やむを得ないことだったと思います。

振り返ると、親が長女の付き添いに手いっぱいで、上の子たちから完全に目が離れていたことも反省しなければならず、下りだけでもロープウェイやケーブルカーを使ってよかったかなとも思っています。

なんにせよ、3歳の長女が、おんぶされなくても、自分の足でかなり山を登れるようになっていることに気付かされた一日でした。(ちょっと寂しい・・)

小学校の運動会の後は、3歳の長女が自力で登って降りることのできる山を見つけていきたいと思っています。


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自転車の訓練―山手通り(運動会に備えて)

2018-05-07 16:33:28 | 自転車

5月下旬の運動会。

生まれつき(?)走るのは得意な次男がリレーの選手に選ばれたそうです。

そして、生まれつき(?)運動が得意でない長男も、リレーの補欠選手に選ばれたそうです。

たいへん意外な報告に、親も驚きでした。

好きでもないのにサッカーや野球などをやらせても仕方ないし、妻も子ども達の練習に付き合う気などさらさらなく、ただ、人生を通じて歩くことが好きになって欲しいと、休日、家族みんなで散歩やサイクリングに出掛けていますが、知らないうちに体力がついていたんだなあと、嬉しい気持ちになりました。

おそらく、リレーの選手は39度の熱が出ても運動会に来るでしょうから、長男が実際に出場することはないと思いますが、本人にとっても大きな自信になるんだろうなと思います。


こうなると、より一層頑張ってみようかなという気になります。

我が家では、運動会が近づくとサイクリングコースに選ぶのが「山手通り」です。

先日は、要町一丁目交差点(豊島区)から西新宿JCT(新宿区)まで走行しました。
(最終目的地は長男お気に入りの雑貨屋がある下北沢。帰り道は楽な環七にしました。)

山手通りは、全行程にかけて歩道が広く整備され、歩行者と自転車とが分離されているので、子どもと一緒にサイクリングしていても安心です。


そして、アップダウンが多いので、よいトレーニングになります。



ただし、夏場は暑いです!

午前の早い時間帯に道の東側を走ると、建物の影になり、気持ちよくサイクリングすることが出来ます。


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