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胃癌日記79

2013-03-14 19:00:31 | 闘病

   胃 癌 日 記 79

   ‐スキルス胃癌手術から1年半(2013年6月9日)までの日々‐

 

-超多忙な仕事の中で-

 2月に入り、私が担当する企画が目前となり、いよいよ多忙な日々に追いかけられる。とはいえそんな中でも、職場の若手の発声で『歴史研究会』が発足し、私が会長ということになって2月5日に第1回目の研究会を開催。当日は急遽報告予定者が所要の為私が代理報告。取り急ぎ『持ちネタ』でレジュメを纏めた。『1.自己主張できない日本人のDNA』『2.何故日本人は自己主張(ディベート)できないのか』『3.何故円高なのにドル(アメリカ国債)買いなのか』といった少し歴史とは離れているかもしれないテーマだが、とにかく日本神話等も引っ張り出し歴史的考察ということでアプローチを試みることとした。『研究会』とはいっても火曜日の仕事の後の放課後に30分ほどフリーで議論しあうという事だけれど、何よりも私よりもっと忙しくしている若手が、自発的に行動してくれているのが素晴らしい。私はいつも『ご意見番』のような役回りで声が掛かってくるが、これもやはり『充実した人生』の一端だろうか。

 -2月のハイキングは里山へ-

 仕事のほうは益々忙しく、いよいよ私が担当している企画が、2月11日に東京会場から始まった。おりしもその11日当日は、組合のサークルのハイキングで、東京のほうは担当のスタッフにお任せして、私はハイキングに参加した。このところ月1のハイキングと週1のジム通い、そして以前から引き続く通勤での毎日10kmの歩きが、体調維持のための習慣となっている。

 さて、2月11日は朝8時35分に集合場所の上桂駅着。9時集合なので未だ誰も来ていない。先日来寒波で山のほうは雪が降っていたとのことだが、当日は底冷えだったが天候のほうは晴れ時々曇り。全員集合となって9時5分に出発。本日のコースは愛宕山・保津峡の南、桂坂の北に位置する洛西の里山稜線を西に辿り、沓掛山、三杉山を越え亀岡の馬堀に至る通称、唐櫃越(カラトこえ)と呼ばれるコース。

 上桂から西に住宅街を通り過ぎるとやがて山道に入っていく。いきなり急登といった感じだが、山道に入ると竹薮の中の道となり癒される。少し登って京都市内を振り返ると、山科方面の山がもうもうと煙を上げていた。誰かが『分厚い雲がかぶさっている』と言っていたが、あれは雲ではなく、山科の花山で、ある宗教団体が全国の信者を集めて大護摩行をしている煙だ、と説明した。山道はやがて京都大学桂キャンパス北側の山の稜線となり、桂坂の自然観察公園の周回道の一部と合流し再び山道となる。時々雪が舞う天気になってきて、相変わらず寒いがメンバー全員元気を出して歩き続けた。

 11時過ぎに沓掛山(415m)を過ぎ、山陰線トンネル工事のときの旧作業用の舗装道を歩き、終点の広場になった作業場跡で12時前に昼食。その頃は雪も本格的になってきて、屋根もなく吹きさらしの広場のアスファルトの上に皆が適当に座り込んで、少し辛い状態での昼食休憩となった。昼食はそれぞれ行動食で、さっさと食べて再び山道に入り、14時前に頂上に送電鉄塔が設置されている(430三杉山(430m)頂上着。雪も止んで三杉山からは、北に愛宕山と西北に連なる地蔵山が、下のほうには保津川が流れる保津峡が良く見える。北側と東側は伐採されて展望があるが、南・西方面は殆ど展望がなかった。

 暫く景観を楽しみ、記念撮影後山道を下る。やがて寺院の裏手に出て、馬堀の町へと出てきた。アスリートとして鍛錬をしているI君はここから山道へと引き返し、自然観察公園の周回道まで戻り、桂坂にある自宅へと戻っていった。私も上桂まで戻ろうかなあなどと思ったが、冷静に考えるといかに順調に歩いたとしても、ヘッドランプを持参しているとはいえ、あまりよろしくない天候の中、山中で日が暮れるというのも良くないし、他人に迷惑をかけてしまうかもしれないので、止めた。街中を歩き14時45分にJR馬堀駅、そして14時59分発のJR電車で帰路に着いた。

 今回のハイキングは男5名女4名の9名パーティで1名の30歳代以外は60歳以上の団塊およびオーバー団塊世代。それぞれ山好きで健康を楽しんでいる、まさに楽山。私にとっては健康維持もさることながら、こういった仲間たちとの交流は、気持ちが癒される。

 JR山陰線で二条まで、先輩のGさんと一緒に戻り、Gさんはそこから大宮に出て帰路へ、私は三条通から途中イノダ本店の美味しいコーヒーを飲んで、新京極まで出て阪急河原町まで歩き、帰路へと着いた。本日歩行は27,013歩。

(続く・・・しばらく間が空きます。その間「パライソ」などを配信予定)

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