胃 癌 日 記 35
(大文字山の火床からみる京都市内)
翌8日(日)は職場の仲間12人と東山ハイキング。9時30分に銀閣寺門前に集合し10時に出発。若手は30分で大文字の火床に到着。私は仲間の一人が3歳の女の子を連れてきており、そのサポートでゆっくり登り、10時50分に火床着。みんな待っていてくれて、写真を撮ったりする。親子は此処でUターンし、他の一行は如意が嶽を目指して11時に出発。11時25分に頂上三角点到着。さて頂上広場でサプライズ。なんと仲間の一人の大先輩が「下界」から冷えたシャンペンをクーラーに入れて担ぎ上げてくれて、乾杯となった。参加メンバーは圧倒的に若手女性職員で、まあ盛り上がったことこの上ない。キャアキャア言いながらシャンペンを酌み交わし、賑やかなことこの上ない。大先輩にはそのお心遣いに深く謝謝。30分の休憩というか宴会の後東山京都一蹴トレイルを南禅寺に向かう。此処からは私が先頭。わいわいがやがや言いながら、12時45分に南禅寺インクライン橋に到着。小休止や三門での記念撮影の後、昼食場所の「奥丹」へ向かう。「奥丹」では火床で別れた親子も再び合流し、少し待った後1時40分頃、にぎやかに湯豆腐の昼食開始。3時には全員満腹で納得して、希望者9人で哲学の道を銀閣寺へと、少し早い桜を愛でに散策。人ごみの中をのんびり歩き、3時40分には、銀閣寺の参道へと戻った。私はここでソフトクリームを食べに行く女性職員と別れ、再び加茂川河川敷を歩いて四条河原町へと戻り、帰路についた。本日歩行35,296歩であった。心身ともにリフレッシュ。
足や膝や太腿などへのダメージは、あっけないほどまったく無し。
(如意ヶ岳三角点から京都市内南部を遠望)
4月14日は、学生時代の旧友とホテルグランヴィアで昼に会う。職場の近況や今後の展望、お互いの生き方や人生等について語り合う。ここでも近況報告代わりに、「癌日記」「R誌」「大尾山」の3点セットを渡す。
15日は歩いて茨木市中央図書館へ行き、勉強。しばらくは土日は「民法」「業法」等の勉強、その他の日は、学会発表に向けた勉強を進めようと決める。当面は余命のことに煩わされることが無くなったら、俄然時間がもったいなく、足りなく思うようになってきた。
(5分咲きの桜の下の哲学の道を南禅寺から銀閣寺へと向かう)
(続く)